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登山用バーナー選びに迷ったらこれ!一体型ジェットボイル「スタッシュ」が使い勝手抜群

登山用バーナー選びに迷ったらこれ!一体型ジェットボイル「スタッシュ」が使い勝手抜群

登山中に調理を楽しみたいときに欠かせないバーナー。さまざまな形状があるため、どんなモデルがいいか迷ってしまいますね。そこで、とくに初めてバーナーを使う人におすすめしたいのがジェットボイル初の一体型バーナー「スタッシュ」。
一体型バーナーは多くのメーカーから発売されていますが、スタッシュならではの魅力があります。
今回は、さまざまなタイプのバーナーを利用してきた登山歴10年の筆者が、スタッシュのもつ3つの魅力をご紹介します。

登山用バーナー3タイプ

登山用バーナーは、燃料が入っているガス缶とバーナー部分の結合方法によって大きく3つのタイプに分類されます。それぞれの特徴を比較していきましょう。

一体型

バーナー部分とガス缶を接続するタイプ。バーナー部分の大きさやガス缶の容量を組み合わせてカスタマイズできる汎用性が魅力です。小型のバーナーとガス缶を組み合わせれば、かなり軽量化できるでしょう。

バーナーが小さいモデルだと、フライパンや大きなクッカーをのせると不安定になりやすいことがデメリットです。

ドッキング型

バーナー部分とガス缶を接続するという点では一体型と同じですが、ドッキング型はバーナー部分にクッカーをドッキングさせて使います。バーナーの上にクッカーを"置く"のではく完全に結合するので、クッカーに効率的に熱を伝えます。一般的なクッカーと比べて熱伝導効率が高いことが特徴。雪山など、短時間でお湯を沸かしたい時に大変便利です。

ただしメーカーが異なるクッカーを使うことが基本的にできないので、お湯を沸かす以外の調理方法に工夫が必要です。

分離型

ガス缶とバーナー部分を金属のホースで結合するタイプ。バーナー部分を直に地面において使うので、安定性が高く大きなクッカーを乗せても安心です。

一体型バーナーに比べると重量があることが懸念点。かさばるので収納にも工夫が必要です。

ドッキング型の代表モデル「ジェットボイル」とは

少ない燃料で素早くお湯をわかすことができる画期的なドッキング型のパイオニアがジェットボイル。クッカーの底はじゃばら状の吸熱フィンになっており、ただバーナーの火をしたから当てるよりも熱効率がよく、一般的なクッカーの約1/2のガス消費量でお湯を沸かすことができます。

また、ガス缶などの付属品をすべてクッカーに収納できる設計なので、非常にコンパクトにまとまります。

一方でジェットボイルの難点は、料理の幅を広げたいときには別売りのジェットボイル専用のクッカーを購入しなければならないことでした。

そこで2021年に発売されたのが、一体型「スタッシュ」なのです!

スタッシュはなにが違う?ジェットボイル6タイプの特徴

まずはこれまでのジェットボイルとスタッシュの違いを比較してみましょう。
ジェットボイルからは2024年現在、タイプの違う6アイテムが発売されています。

商品名 仕様 特徴
JETBOILジップ ドッキング型

必要最小限のシンプルタイプ

JETBOILフラッシュ ドッキング型 最速沸騰モデル(沸騰到達時間100秒)
JETBOILスタッシュ 一体型(セパレートタイプ

①シリーズ最軽量

②超コンパクト

JETBOILマイクロモ ドッキング型

①高所や低温下でも安定した火力を維持(サーモレギュレーター搭載)

②シンプルな軽量モデル

JETBOILミニモ ドッキング型

①高所や低温下でも安定した火力を維持(サーモレギュレーター搭載)

②調理がしやすい広口浅型モデル

JETBOILスモー ドッキング型

①高所や低温下でも安定した火力を維持(サーモレギュレーター搭載)

②1.8リットルの大容量

「スタッシュ」はビギナーにおすすめ!といえる3つの理由

「スタッシュ」はジェットボイルの「早くお湯が沸く」という熱効率はそのままに、さらに使い勝手が高まった逸品です。バーナーとクッカーが分離されています。
特に登山ビギナーにおすすめといえる3つの理由をご紹介します。

魅力1|軽い

荷物を少しでも軽量化したい登山入門者にとって、スタッシュの軽さは魅力の1つでしょう。

ドッキング型のジェットボイルは重量があることが懸念点でした。シンプルモデルである「ジップ」の重量は約340g(付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)あります。

しかしスタッシュは総重量200g。バーナー部分とクッカー部分、それぞれをパーツを軽量化することで、シリーズ最軽量モデルを生み出したのです。

魅力2|早い

バーナーのセッティングや調理準備にも慣れていない登山入門者にとって、調理時間を短縮できることは大きな魅力ではないでしょうか。

バーナーとクッカーが分離されていますが、クッカーの底辺には従来通りじゃばら状の吸熱フィンがついています。熱効率は他のドッキング型とほとんどかわらず、0.5リットルのお湯を沸かすのにかかる時間は2分30秒です。

魅力3|コンパクト

ガス缶やバーナーが全てクッカー部分に収納できるので、コンパクトにまとめることができます。ザックの中ですっきりおさまるので、パッキングの手間も軽減できることも登山入門者におすすめできる理由です。

スタッシュを使いこなして、山めしを楽しもう!

軽量性やコンパクト性を追求すれば、もっと小さく軽いモデルもあるでしょう。しかしスタッシュの魅力は「軽量性」「熱効率」「コンパクト性」のバランスがとれており、登山入門者にとって汎用性高く使うことができることにあります。

しかも専用クッカー以外も使うことができるので、最初のひとつとして購入し、慣れてきたら徐々にクッカーのバリエーションを広げていくことも可能!

今年、山めしデビューを予定している人は、ぜひ検討してみてくださいね。

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