この記事の要点:焼岳(2,455m)は北アルプスで今も活動を続ける活火山で、噴気孔や荒々しい火口の景色を間近に見られる山です。おすすめは、上高地から登って中の湯へ下りる縦走コース(約12.5km・コースタイム約6時間50分が目安)。焼岳は2026年1月に噴火警戒レベル2へ引き上げられましたが、3月4日にレベル1へ引き下げられ、いまは「活火山であることに留意」の段階です。ヘルメットを着け、噴気地帯にとどまらないことが求められています。また、上高地行きのバスは11月15日で運行が終わり、それ以降は登山口へのバスがなくなります。
(2026年11月2日更新:気象庁の噴火警戒レベル、アルピコ交通の上高地線の2026年の運行期間、上高地公式サイトのマイカー規制と駐車場料金を確かめて最新の登山情報を加え、コース・アクセス・服装と持ち物・よくある質問を書き直しました。)

上高地へバスで向かう途中、大正池の奥にどっしりとそびえるのが焼岳(やけだけ)です。大正4年の噴火で梓川がせき止められて大正池ができたことで知られ、その後も何度か噴火しています。登山道沿いには水蒸気を噴き出す噴気孔があり、活火山ならではの迫力ある景色が広がります。山頂からは穂高連峰や笠ヶ岳など、北アルプスの山々を360度見渡せます。
最新の登山情報(2026年11月2日確認)
- 噴火警戒レベル1(活火山であることに留意):焼岳は2026年1月25日に噴火警戒レベル2(火口周辺規制)へ引き上げられましたが、3月4日にレベル1へ引き下げられました。気象庁は、山頂付近を含む想定火口域内では突発的に火山ガスなどが噴出する可能性があるとして、ヘルメットの着用などの安全対策と、噴気地帯にとどまらないよう呼びかけています。(出典:気象庁「火山活動の状況(焼岳)」、気象庁「焼岳の噴火警戒レベルを1へ引下げ」)
- 上高地線のバスは11月15日まで:あかんだな駐車場・平湯温泉〜上高地のバス(アルピコ交通)は、2026年は4月17日〜11月15日の運行です。新中の湯コースの起点となる「中の湯」バス停にも停まります。(出典:アルピコ交通 時刻表(2026年4月17日〜11月15日))
- 上高地は通年マイカー規制:自家用車は釜トンネルより先に入れません。松本方面からは沢渡駐車場(マイカー1日800円)、高山方面からはあかんだな駐車場(マイカー1日600円)に停めて、バスかタクシーに乗り換えます。(出典:上高地公式ウェブサイト「マイカー・観光バス規制について」)
出かける前には、気象庁の噴火警戒レベルと火山の状況に関する解説情報を必ず確かめましょう。11月中旬以降は雪が積もり、バスも運休になるため、雪山の経験がない人は来シーズンに計画するのがおすすめです。
焼岳の基本情報

- 都道府県:焼岳(やけだけ) 長野県・岐阜県
- 山域:焼岳(やけだけ) 北アルプス南部
- 標高:焼岳(やけだけ) 2,455m
- 主な登山口:焼岳(やけだけ) 上高地(焼岳登山口)、新中の湯登山口
- 天気・アクセスなど:焼岳(やけだけ) 焼岳の詳細情報
登山道は長野県側と岐阜県側から延びています。多くの登山者が歩くのは南側の新中の湯コースですが、新中の湯の登山口には正式な駐車場がありません。沢渡かあかんだなに車を停め、バスで中の湯バス停へ向かうのが基本です。静かな山歩きと火山らしい景色をじっくり楽しみたいなら、上高地からの入山がおすすめです。
おすすめのコース:上高地から焼岳を越えて中の湯へ
- 総距離:目安 約12.5km
- コースタイム:目安 約6時間52分
- 累積標高:目安 上り約1,172m/下り約1,364m
- 難易度:目安 ★★★☆☆
数字は登山経験者の小グループが夏の晴天時に歩いた場合を基準にした目安です。休憩時間は含みません。

- 上高地バスターミナル〜焼岳登山口〜焼岳小屋:上高地から梓川沿いを歩いて焼岳登山口へ。峠沢に沿って登ります。焼岳小屋の手前には、高さ10mほどのハシゴがかかった岩壁があります。高度感はありますが、三点支持でゆっくり登れば難しくありません。
- 焼岳小屋〜中尾峠〜山頂:焼岳小屋から焼岳展望台へ行くと、正面に迫力ある焼岳が見えてきます。中尾峠を過ぎて砂礫の道になると、周囲には水蒸気を噴き出す噴気孔が現れます。新中の湯コースでは見られない、焼岳らしい景色です。

- 山頂へ:ザレた道を登り続けると山頂です。穂高連峰や笠ヶ岳など、周りの山々が目の前に広がります。噴気地帯では立ち止まらず、火山ガスのにおいが強いときはすぐに離れましょう。

- 下山(新中の湯コース):中の湯分岐まで戻り、分岐から新中の湯コースへ進んで中の湯バス停へ下ります。バスの時刻を事前に確かめておきましょう。
注意する所:ハシゴの岩壁、山頂付近のザレた急斜面、噴気地帯の3か所です。気象庁がヘルメットの着用を呼びかけているので、必ず持って行きましょう。
登山ルート上の山小屋
- 焼岳小屋(上高地側から登って約2時間30分)テント場なし
- 中の湯温泉旅館(下山口付近)テント場なし
営業期間は、それぞれの施設で事前に確かめてください。
アクセスと駐車場
上高地へは通年マイカー規制が行われています。長野県側からは沢渡、岐阜県側からはあかんだな(平湯温泉)の駐車場を使い、バスかタクシーに乗り換えて上高地バスターミナルや中の湯へ向かいます。
沢渡駐車場(長野県側)

- 市営駐車場をはじめ、複数の有料駐車場があります。マイカーは1日800円です。
- 関東からは長野自動車道・松本ICを利用します。トイレや売店、日帰り入浴施設もあります。
あかんだな駐車場(岐阜県側)

- 平湯温泉にある有料駐車場で、マイカーは1日600円です。
- 関西方面からは、東海北陸自動車道・中部縦貫自動車道を経て高山方面から向かうのが便利です。
- 入庫できる時間は時期によって変わるので、事前に確かめましょう。
- 天気・アクセスなど:平湯温泉(ひらゆおんせん) 平湯温泉の詳細情報
バス
- あかんだな駐車場・平湯温泉〜上高地のバスは、2026年は4月17日〜11月15日の運行。途中の「中の湯」バス停にも停まります。
- 沢渡からのバスの運行期間・時刻は、アルピコ交通の最新の時刻表で確かめてください。
季節ごとの服装と持ち物
焼岳の山頂は標高2,455m。街より15℃前後低く、風のある山頂付近では夏でも肌寒く感じます。服装の基本は登山の服装、持ち物は登山の持ち物リストを参考にしてください。
夏(7〜8月)
秋(9〜11月中旬)
冬〜残雪期
雪山になり、上高地へのバスも運休します。雪山の装備と経験が必要で、初心者にはおすすめしません。
上高地から山頂までは標高差が大きく、樹林の登りで汗をかいたあと、森林限界より上で風を受けると一気に冷えます。歩きながら着ていられる薄手の保温着があると、汗冷えを防ぎつつ体温を保てます。
下山の新中の湯コースは長い下りが続くので、トレッキングポールがあるとひざの負担を減らせます(ハシゴではザックにしまいましょう)。
下山後の立ち寄りスポット
下山口の中の湯温泉旅館は、北アルプスを望む露天風呂があり、日帰り入浴もできる施設です。中の湯バス停から2kmほど離れた坂巻温泉旅館も日帰り入浴ができます。混雑している場合は、沢渡や平湯温泉に移動してから周辺の立ち寄り湯を使うのもよいでしょう。営業時間や料金は事前に各施設で確かめてください。
よくある質問
Q:いま焼岳に登れますか?
A:2026年3月4日に噴火警戒レベルは1へ引き下げられました。ただし活火山なので、出かける前に気象庁の最新情報を確かめ、ヘルメットを着け、噴気地帯にはとどまらないようにしましょう。また、上高地線のバスは11月15日で運行を終えます。
Q:初心者でも登れますか?
A:夏〜初秋の天気のよい日なら、北アルプス入門の山として挑戦しやすい山です。ただしハシゴやザレた急斜面があり、標高差も大きいので、日帰りの低山に慣れてから計画しましょう。
Q:何時間かかりますか?
A:上高地から登って中の湯へ下りるコースで約6時間50分が目安です(休憩を除く)。
Q:新中の湯の登山口に駐車場はありますか?
A:正式な駐車場はありません。沢渡かあかんだなに車を停め、バスで中の湯バス停へ向かうのが基本です。
Q:ヘルメットは必要ですか?
A:気象庁は、焼岳に登る際はヘルメットを着用するなどの安全対策をするよう呼びかけています。必ず用意しましょう。
北アルプスのほかの山は、燕岳、槍ヶ岳、乗鞍岳の記事でも紹介しています。
※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。





