この記事の要点:乗鞍岳(最高峰・剣ヶ峰3,026m)は、標高約2,700mの畳平からシャトルバスで登山口に入れる「最も登りやすい3000m峰」です。夏の初心者は畳平から肩の小屋経由で剣ヶ峰を往復するコース(約5.1km・コースタイム約3時間が目安)がおすすめ。ただし畳平へ向かう道路は11月1日から冬期閉鎖で、いまの季節はバスで畳平へ行けません。次の登山シーズンは例年、春の道路開通以降です。
(2026年11月2日更新:長野県の乗鞍岳交通規制(2026年のマイカー規制期間・冬期閉鎖・協力金の倍額化)を確かめて最新の登山情報を加え、コース・アクセス・服装と持ち物・よくある質問を書き直しました。)
乗鞍岳(のりくらだけ)は、北アルプスの南端にそびえる複合火山で、最高峰の剣ヶ峰を含め23もの峰が連なります。山上には権現池をはじめ美しい池が点在。バスで標高約2,700mまで上がれるので、3000m峰の中では群を抜いて登りやすく、山頂からは槍・穂高連峰や御嶽山、中央アルプスまで360度の大展望が広がります。
最新の登山情報(2026年11月2日確認)
- 11月1日から冬期閉鎖:畳平へ向かう道路は、11月1日から翌年4月まで冬期閉鎖です。いまの季節は、シャトルバスでも車でも畳平へは行けません。
- 2026年のマイカー規制:長野県側の乗鞍エコーライン(三本滝〜県境ゲート)は、2026年4月27日〜10月31日がマイカー規制期間でした。7月1日以降は、バス・タクシー・自転車などを除く一般車両は通行できません。
- 協力金が倍額に:2026年度から協力金が倍額になり、シャトルバスは大人200円・子ども100円(運賃と合算)、タクシーは1台600円などとなりました。
- ご来光バスは運行なし:2026年度は御来光バスの運行はありませんでした。
- 岐阜県側の道路:乗鞍スカイライン(岐阜県側)の通行時間は月によって変わり、夜間は通行できません。開通日は雪どけの状況で毎年変わります。
出典:長野県「乗鞍岳交通規制について」(2026年4月21日更新)
冬の乗鞍岳は、雪と強風の本格的な冬山です。登山口まで長い距離を歩くことになり、雪山の経験と装備が必要です。初心者は道路が開通してから計画しましょう。
乗鞍岳の基本情報
- 都道府県:乗鞍岳(のりくらだけ) 岐阜県・長野県
- 山域:乗鞍岳(のりくらだけ) 北アルプス(乗鞍岳周辺)
- 標高:乗鞍岳(のりくらだけ) 3,026m(剣ヶ峰)
- 天気・アクセスなど:乗鞍岳(のりくらだけ) 詳細情報
登山口の畳平は標高約2,700m。山頂との標高差は約320mで、2時間かからずに山頂に立てることから「最も登りやすい3000m峰」と呼ばれます。ただし標高が高く、天気が崩れると真夏でも冷え込みます。
初心者向けのコース:畳平から剣ヶ峰往復
- 総距離:目安 約5.1km
- コースタイム(往復):目安 約2時間55分
- 累積標高:目安 上り・下りとも約450m
- 難易度:目安 ★☆☆☆☆
数字は登山経験者の小グループが夏の晴天時に歩いた場合を基準にした目安です。

- 畳平〜肩の小屋:バスを降りたら、バスが通ってきた東の方向へ。鶴ヶ池の横、不消ヶ池を過ぎて摩利支天岳の東側を巻く、なだらかな道を歩きます。

- 肩の小屋〜剣ヶ峰:正面に剣ヶ峰が見えたら肩の小屋に到着。ここから先はガレ場の多い本格的な登山道です。右手に権現池を見ながら蚕玉岳へ登ると、剣ヶ峰はすぐそこです。

剣ヶ峰からは360度の大展望。槍・穂高連峰や北アルプス南部の山々、御嶽山や中央アルプスまで見渡せます。
注意する所:肩の小屋から上は浮石の多いガレ場です。下りは特に足元に注意し、落石を起こさないようにゆっくり歩きましょう。標高が高いので、息が上がったら休みながら進み、頭痛や吐き気など高山病の症状が出たら無理をせず引き返してください。
アクセスと駐車場

畳平へ向かう道路は、シーズン中はマイカー規制が行われます。長野県側は乗鞍高原、岐阜県側はほおのき平に車を停めて、シャトルバスに乗り換えます。
- 長野県側(乗鞍高原):長野自動車道・松本ICから乗鞍高原へ。乗鞍観光センターなどからシャトルバスで畳平へ(目安約50分)。運行期間と時刻は長野県の案内やアルピコ交通で確認してください。
- 岐阜県側(ほおのき平):高山ICなどからほおのき平へ。シャトルバスで畳平へ(目安約45分)。
- 駐車場:乗鞍高原(乗鞍観光センター周辺など)とほおのき平に大きな駐車場があります。台数や料金は変わることがあるので、出かける前に確かめましょう。
シャトルバスは天気や道路の状況で運休することがあります。帰りの最終便の時刻も事前に確かめておきましょう。
季節ごとの服装と持ち物
畳平・剣ヶ峰は標高3,000m前後。街より15〜18℃ほど低く、風があればさらに寒く感じます。真夏でも「秋〜初冬の服装」を持っていくつもりで準備しましょう。服装の基本は登山の服装、持ち物は登山の持ち物リストを参考にしてください。
夏(7〜8月)
初秋〜10月
冬(11月〜)
道路が閉鎖され、雪山になります。雪山の装備と経験が必要です。
バスを降りてすぐ標高2,700m。体が冷えやすいので、薄手で暖かく、歩きながら着ていられる保温着があると便利です。
夏でも山頂の風は冷たいので、小さくたためるニット帽をザックに入れておくと安心です。
下山後の立ち寄りスポット
長野県側の乗鞍観光センターの近くには、乳白色の硫黄泉に入れる日帰り温泉「湯けむり館」があり、内湯と露天風呂から乗鞍岳を眺められます。乗鞍高原には日帰り入浴できる宿も多くあります。岐阜県側では、ほおのき平の近くに飛騨にゅうかわ温泉があります。営業時間や料金は事前に各施設で確かめてください。
よくある質問
Q:初心者でも乗鞍岳に登れますか?
A:夏の晴れた日なら、畳平からの往復は初心者にも挑戦しやすいコースです。ただし標高3,000mの高山なので、防寒着・レインウェア・登山靴は必ず用意しましょう。
Q:何時間かかりますか?
A:畳平から剣ヶ峰の往復で約3時間が目安です。バスの時刻を確かめ、帰りの便に余裕をもって間に合う計画にしましょう。
Q:車で畳平まで行けますか?
A:シーズン中はマイカー規制があり、一般車は畳平まで行けません。乗鞍高原やほおのき平でシャトルバスに乗り換えます。11月1日〜4月は道路が冬期閉鎖になります。
Q:トイレはありますか?
A:シーズン中は畳平や肩の小屋周辺で利用できます(営業期間に注意)。山頂にはありません。
Q:冬は登れますか?
A:冬は道路が閉鎖され、雪と強風の冬山になります。雪山の経験と装備がない人にはおすすめしません。
北アルプスのほかの山は、燕岳、焼岳、槍ヶ岳の記事でも紹介しています。
※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。





