登山装備の軽量化に外せないザックの軽量化ですが、実に様々な軽量なウルトラライトザックが世に出回っています。軽量ザックを選ぶ際の注意点を踏まえながら、おすすめの軽量ザックを11メーカーからピックアップし比較紹介したいと思います。
軽量ザックの選び方と注意点
軽量なザックに仕上げるために、体への負担を軽減するパッドの排除、ザックによってはフレームレス化、素材の軽量化、ストラップの排除などが行われているのがウルトラライトザックの特徴です。
総装備重量は10kg以下(水や食料込み)、容量40Lあたりまで抑えることができたあとに軽量なザックを選択するようにしましょう。重量が重い状態で今回紹介するザックを背負うと、体への負担が高くなり、肩や腰が痛くなりやすくなるので注意しましょう。
また重量のあるザックを背負っていた方は、いきなりフレームレスのウルトラライトザックを選ぶのではなく、フレーム入りのザックからスタートし、背負い心地や使い勝手がわかった後に、より軽量なザックを選ぶという順番にすることで、登山でのリスクを減らすことができます。
11メーカーのおすすめ軽量ザック
今回紹介する軽量なザックは11メーカー12アイテムです。テント泊装備で総装備重量を一桁台(水や食料込み)できたら、おおよその容量は45L前後となります。この容量を軸にして、各メーカーから出ているウルトラライトザックをピックアップしています。
※横スクロールで表がスクロールできます。ブランド ドイター オスプレー グラナイトギア エクスペド アークテリクス アークテリクス マウンテンハードウェア ゴッサマーギア トレイルバム RawRawマウンテンワークス ハイパーライトマウンテンギア 商品名 グラビティ エクスペディション 45+ レヴィティ45 クラウン 60 ライトニング45 アルファFL40 エアリオス45 アルパインライト50 GORILLA 50 Ultralight ステディ Antelope 2400 WINDRIDER 容量 45+12L S=42L、M=45L、L=48L 60L 45L 40L 45L 50L 50L 40L-50L 38〜42L 40L 重量 950g(-150g調整可能) S=780g、M=820g、L=860g 1150g(-180g調整可能) 1130g 715g 1090g 1094g(M/L サイズ) 846g(M) 485g 660g(M/L サイズ) 799g メイン素材 記載なし ナノフライ210Dナイロン×200D UHMWPE 100D/210Dロビック®ハイテナシティーリップストップナイロン 210D HMPEリップストップナイロン N400r-AC² nylon 6 ripstop
N70r nylon 6 ripstop100dコーデュラナイロン
210dコーデュラナイロン200D ナイロンスペクトラリップストップ 本体部分/70D Robic ナイロン
補強部分/100D Robic ナイロン100d リップストップナイロン 1000dナイロン 50D Dyneema フレーム あり あり あり あり 一体型バックパネルフレーム あり あり なし なし なし あり 背面 通気性を備えた凹凸のあるフォームパッド 弓形形状メッシュパネル 通気性を備えたPEフレームシート 内側背面パッド 一体型パネル 通気性を備えた凹凸のあるフォームパッド 取り出し可能な内側背面パッド 取り出し可能な3D背面パッド 取り出し可能な内側背面パッド 内側背面パッド 脱着可能な背面ステー
注目点はフレームのありなしです。フレームがないことで、よりザックが軽量になりますが、背負い心地をかなり犠牲にすることとなります。フレームがない分、背面パッドを硬くするなど各メーカー工夫を凝らしています。
またフレームを入れるということは高価にもなりますが、大手のメーカーはフレームを入れながらも価格を抑えることができます。この点を踏まえながら自分好みのウルトラライトザックを見つけてみましょう。
ドイター グラビティ エクスペディション 45+

商品名にプラスとつくようにトップリッドを取り付けることで+12 L の容量を拡張することができます。また内蔵フレームを取り外すことでさらに150gの軽量化ができます。フレーム入りの背負い心地の良さ、通気性を備えた凹凸のあるフォームパッド、荷重バランスを調整することができるストラップなど、軽量なザックではありますが、様々な充実した機能を備えています。
オスプレー レヴィティ45

弓形の背面構造で体と荷室の間に空間を作り、優れた通気性によって背中を継続的に快適に保つオスプレー史上最軽量のザックです。フロントポケットやサイドポケットも充実しており、メイン気室の空間がいっぱいになっても、外側のポケットにすぐに取り出したいウインドブレーカーなどを入れておくことができます。
グラナイトギア クラウン 60

ニーズに応じてアルミニウムステーを追加してコンフォートレンジをあげたり、内蔵フレームシートを取り除いて更なるザックの軽量化を行ったり、チェストストラップの取り外し、大容量のサイドポケット、ライトなしでも使用可能なロールトップクロージャーなどグラナイトギアならではの特徴がてんこ盛りのザックです。
エクスペド ライトニング45

トップはロールトップによって耐候性に優れ、容量の調整も容易です。ウエストベルト、ショルダーベルトにはパットが備わっており背負い心地の良さが特徴のザックです。上下にスライドするウエスト部分のステーによって背面長の微調整ができ、自分に合ったサイズ調整が可能です。ザック全体をコンプレッションできるストラップがエクスペドのザックのデザインの一つにもなっており、シンプルながらも使いやすい作りに仕上がっています。
アークテリクス アルファFL40

非常に軽量ながら優れた耐久性とレインカバーなしでもしっかりと雨から装備を守ることができるザックです。無駄を削ぎ落としたシンプルな作りで、引っかかりがないアルパインクライミングを対象とした作りが特徴です。
アークテリクス エアリオス45

軽量性と耐久性を併せ持ったリップストップナイロンとコーデュラナイロンを組み合わせたザックです。メインコンパートメントの開閉は大きく開くロールトップ型で、荷物の出し入れが容易です。ショルダーハーネスにはボトルやスマートフォンを収納できる大型のメッシュポケット、ウエストハーネスには小物を収納できるメッシュポケットが備わっており、ザックを背負った状態で様々な物の出し入れが可能です。
マウンテンハードウェア アルパインライト50

印象的なボディデザインを備えた耐久性の高い X- PAC と超高強度のスペクトラナイロンリップストップを使用したザックです。背面パッド、フレーム、雨蓋、ポケット付きのウエストハーネスの取り外しが可能で、装備重量でザックを変化させることができます。
ゴッサマーギア GORILLA 50 Ultralight

出し入れが可能な背面パッド、大容量の両サイドポケットとフロントのメッシュポケットを備えた容量によってザックに変化をもたらすことができます。
トレイルバム ステディ

トレイルバムのファーストモデルで、シンプルな構造のザックです。トップはロールトップで装備容量の調整が容易で、腰荷重分散も可能なパッド入りのウエストハーネスを備えており、サイドストラップでザックの容量の調整も可能です。
RawRawマウンテンワークス Antelope

かわいらしいデザインで女性ユーザーにも人気の軽量ザックです。耐久性に優れながらも軽量化に成功したザックで外側にはデイジーチェーンによってリアループやアックスホルダー等の追加が可能です。
ハイパーライトマウンテンギア 2400 WINDRIDER

ダイニーマ性の耐久性と優れた軽量性を併せ持ったウルトラライトなザックです。背面ステーの取り外しによってさらに軽量化が行えます。外側のメッシュポケットには様々な道具をしまうことができ、容量40Lからさらに追加で荷物を加えることができます。
動画で聞いた「登山用ザックの容量別選び方と機能」の実践のコツ
山旅旅のYouTubeで語られた話から、すぐに役立つポイントを抜き出しました。
登山スタイルに合わせた容量の選び方(日帰り・小屋泊・テント泊)
「65Lのザックを使うシチュエーションとしてはもう点ト吐く。テント背負って山を重走するていった場合、このぐらいの容量ないと必要な荷物入りませんよっていうのがよくあるご案内ですね。」
▶ 動画のこの場面(5:22)
ザック選びで一番重要な「背面長」とサイズ感の確認
「どのザックを選ぶにしてもまず重要なのは背面帳。」
▶ 動画のこの場面(7:05)
フィット感を高めるスタビライザーの役割と正しい締め方
「肩の後ろについてる紐分かるんですよね。これ引っ張ってあげるとザックの上の重心が体にグッと寄ってくるのでよりフィット感が出やすくなって」
▶ 動画のこの場面(14:30)
「背負った時に自分の肩がしっかりこうフィットするようにここのスタビライザー、肩の後ろのスタビライザーは引いてもらえればいいと思います。」
▶ 動画のこの場面(16:12)





