様々なメーカーの化繊インサレーションの中でも300gを切るフード付きのインサレーションはなかなかお目にかかれません。今回紹介するパタゴニアのマイクロ・パフ・フーディは、298g(M サイズ)と軽量で、オールシーズン使用できる汎用性があります。今回はマイクロ・パフ・フーディの特徴と、超軽量な化繊インサレーションが使える登山シーンについて紹介します。
製品概要
| ブランド名 | パタゴニア | 
| 商品名 | マイクロ・パフ・フーディ | 
| 商品概要 | マイクロ・パフ・フーディは、超軽量なパーテックス・クォンタム・シェル素材にプルマフィル・インサレーションを組み合わせ、パタゴニアの製造史上、その重量に対して最高の保温性を備え、パタゴニアの化繊のジャケットの中で最もコンパクトに収納可能。 | 
| 価格 | ¥ 41,800 | 
| 重量 | 298g(Mサイズ) | 
管理人の評価・レビュー
| 総合評価 | ★★★★☆ | 
| 保温性 | ★★★★★ | 
| 軽量性 | ★★★★★ | 
| 汎用性 | ★★★★★ | 
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ | 

 
 超軽量な化繊インサレーション『マイクロ・パフ・フーディ』の特徴


シェル素材に10デニールのパーテックスクアンタムを使用し、余計なものを省いたミニマムでシンプルな作りによって、298g(Mサイズ)を実現しています。
 
 
2021年のモデルと2022年のモデルを比較すると、34g重量が増していますが、これは裾部分にドローコードが追加され、調整可能になったことが要因です。以前のモデルは、袖口と同様の伸縮性を備えたテープのみのシンプルなものでしたが、調整が可能になったことで、暖かさを封じ込める機能が追加されています。2021年モデルは極少ですが、アウトレットで30%オフで購入が可能です。(2022年10月25日現在)

ポケットはジッパー式のハンドウォーマーポケットが2つ、内側に手袋やスマホを収納することができる大型のポケットが左右に2つ、合計4つのポケットが備わっており、左のハンドウォーマーポケットに本体を収納することができ、パッカブルが可能です。パッカブルするときに、ぎゅうぎゅう押し込む必要がないので、素早くパッカブルできます。
マイクロパフとナノパフの違い
パタゴニアの化繊インサレーションには、マイクロパフとナノパフがあり、どちらもフードが付いたタイプとジャケットタイプの2種類があります。
 
 
重量は65gナノパフの方が重く、軽量化に力を入れている登山者にはマイクロパフが人気です。この重量差は、シェル素材とインサレーションに大きな違いがあります。以下に比較表があるので違いを確認できます。
| 製品名 | マイクロ・パフ・フーディ | ナノ・パフ・フィッツロイ・トラウト・フーディ | 
|---|---|---|
| 価格 | 41,800円 | 33,550円 | 
| 重量(Mサイズ) | 298g | 363g | 
| ハンドウォーマーポケット | 2つ(ジッパー付き) | 2つ(ジッパー付き) | 
| その他ポケット | 内側にドロップイン型ポケット2つ | 内側にジッパー式チェストポケット1つ | 
| パッカブル | 可能 | 可能 | 
| シェル | 10デニールのパーテックス・クォンタム | 20デニール・リサイクル・ポリエステル (裏は22デニール) | 
| インサレーション | 65グラム・プルマフィル | 60グラム・プリマロフト・ゴールド | 
| コールドスポット | 少ない | 平均的 | 
インサレーションは軽量なマイクロパフの方が多く封入されており、更に化繊中綿が偏らないように縫い目がありますが、ナノパフの方が縫い目が多くコールドスポットができやすいのに対して、マイクロパフはコールドスポットが生まれにくい独自のパターンを採用しており、保温力はマイクロパフの方が高く仕上がっています。
ジャケットタイプとフードタイプの使い分け




マイクロパフにはジャケットタイプとフードタイプがあり、重量はフードタイプが298gなのに対しジャケットタイプは295gで大きな差はありません。
ジャケットタイプはミドルレイヤーとしてマイクロパフを使用するときにレイヤリングがしやすいメリットがあります。
フードタイプは防寒着としてマイクロパフを使用するときに頭や顔を風から守ることができるので安心感の高さが魅力です。
マイクロパフが活躍すると登山シーン

マイクロパフは化繊中綿が使用されているため、濡れや湿度に強くリスクの多い登山で活躍します。例えば雪山登山で雪が付着し、その雪が体温によって溶けた時に、ダウンの場合は保温力が低下しますが、化繊中綿を採用しているマイクロパフは保温力の低下を防ぐことができます。
夏山では川が多い場所で行動するような、釣りや沢登りなどで防寒着として活用するときに、化繊ジャケットは湿度に強く、安心して使用できるので便利です。
その他雨が降る可能性が高い登山や、エマージェンシー的な役割としての防寒着では、圧倒的にダウンより化繊ジャケットの方が安心です。
このように防寒着1つ取っても、マイクロパフが大きな安心感をもたらすシーンがあるため、ダウンジャケットと使い分けて使用することで、快適な登山を楽しむことができます。

 
 

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