この記事の結論:登山で使うサンダルは、テント場・山小屋・下山後に足を休める「リカバリーサンダル」と、沢や林道を歩ける「アウトドアサンダル」の2種類です。初心者が最初に選ぶなら、靴下のままでも履けて脱ぎ履きが楽なスライドかトングのリカバリーサンダルを1足。選ぶ基準は「タイプ(トング・スライド・クロッグ)」「クッション性」「重さ」の3つです。
(2026年11月2日更新:紹介している商品の価格と仕様を各メーカー公式で確かめ直し、公式で確認できなかったモデルを外して、TENTIALの新モデルとBEDROCKのアウトドアサンダルに入れ替えました)
足の疲労回復を目的とするリカバリーサンダルは、登山やトレイルランニングの後だけでなく、テント泊や山小屋泊でのくつろぎ用、普段使いにもおすすめです。この記事では、登山でサンダルを使う場面と効果、選び方、メーカー公式で価格と仕様を確かめたおすすめモデルを紹介します。
登山でサンダルを使う3つの場面
- テント場・山小屋で:登山靴を脱いで足を休めるために使います。トイレや水場への行き来も楽になります。
- 下山後・帰りの移動で:温泉や車・電車での帰り道に、むくんだ足を楽にします。
- 沢沿いの道・キャンプ地の散策で:ストラップで足を固定できるアウトドアサンダルなら、水辺や林道も歩けます。ただし一般的な登山道を歩くのは登山靴が基本です。
リカバリーサンダルの効果
効果①:歩くときの衝撃をやわらげる

リカバリーサンダルは、通常のサンダルやスニーカーよりクッション性の高いソールを使っています。地面から足に伝わる衝撃を抑え、足の裏だけでなく足首や膝への負担もやわらげてくれます。
効果②:疲れた足を休めて次の山行に備える

登山やトレイルランニングは日常より運動量が多く、足腰に疲れがたまります。登山靴から解放して足を休めることで、翌日の行動や次の山行に備えやすくなります。
効果③:リラックスできる

硬いアスファルトの上を歩いたときに感じる柔らかいクッションは、普通のサンダルとは違う心地よさがあります。
効果④:長く歩いても疲れにくい

多くのモデルは、つま先とかかとが反り上がった「ロッカー形状」のソールで、前に転がるように足を運べます。下山後の街歩きでも疲れにくいのが特長です。
登山サンダルの選び方
選び方①:タイプで選ぶ(トング・スライド・クロッグ)
- トング:特長 鼻緒で足を固定。裸足で脱げにくく、通気性がいちばん高い / 向いている場面 夏のテント場、下山後
- スライド:特長 甲をベルトで覆う。靴下のままでもすぐ履ける / 向いている場面 山小屋、秋の夜、車での移動
- クロッグ:特長 つま先から甲まで覆う。足先を守れて寒い季節も使いやすい / 向いている場面 足場の悪いテント場、肌寒い季節
- ストラップ(アウトドアサンダル):特長 かかとまで固定。水辺や林道も歩ける / 向いている場面 沢沿いの道、キャンプ地の散策
トングタイプ


裸足で履いたときに脱げにくく歩きやすいタイプです。通気性はいちばん高いです。
スライドタイプ


指の間が痛くならず、靴下を履いたままでもすぐに履けるので、山小屋や秋のテント場で使いやすいタイプです。
クロッグタイプ


つま先から足の甲までを覆うので、石の多いテント場でも足を守れます。安心感がいちばん高いタイプです。
選び方②:重さとかさばり具合で選ぶ

テント泊や山小屋泊にサンダルを持っていくなら、重さとかさばり具合が大事です。クッションの厚いリカバリーサンダルは、1足でそれなりの重さと大きさになります。ザックの外に付けるか、中に入れるかも考えて選びましょう。軽さを最優先するなら、薄いソールのサンダルやテント泊用の軽いスリッパを選ぶ方法もあります。
選び方③:クッションとアーチサポートで選ぶ
リカバリーサンダルは、メーカーごとにクッション素材や土踏まず(アーチ)を支える形が違います。足の形は人それぞれなので、できれば店頭で試し履きして、自分の足に合うものを選びましょう。
よくある失敗
- サイズが大きすぎる:かかとが余ると歩くたびに脱げそうになり、かえって疲れる
- リカバリーサンダルで登山道を歩く:クッションが厚く足首を固定しないので、岩や木の根で足をくじきやすい
- 寒い季節にトングを選ぶ:秋〜冬のテント場は冷えるので、靴下で履けるスライドやクロッグが便利
リカバリーサンダルの主なメーカー
OOFOS|ウーフォス

出典:ウーフォス
リカバリーサンダルの代表的なブランドです。独自のOOfoam(ウーフォーム)は、一般的なEVAのミッドソールより衝撃の跳ね返りを37%減らすと公式サイトで説明されています。洗濯機で洗えるのも特長です。
TELIC|テリック

出典:テリック
独自配合のEVAを使ったリカバリーフットウェアのブランドです。厚さ4.5cmのソール、アーチサポート、前に転がるように歩けるロッカーボトムが特長です。
HOKA|ホカ

ランニングシューズやトレイルランニングシューズで知られるホカの「ORA(オラ)」シリーズは、クッション性の高いEVAのソールを使ったリカバリーサンダルです。
TENTIAL|テンシャル

体を整えるためのウェアやサンダルを作る日本のメーカーです。日本人の足型データをもとにしたフットベッドが特長です。
登山サンダルのおすすめ8選【2026年版】
ここからは、メーカー公式サイトで価格と仕様を確かめたモデルを紹介します。価格は2026年11月2日時点で公式サイトに表示されていた価格です。重さは公式に記載があるものだけ載せています。
おすすめ8モデルの比較表
- ウーフォス ウーオリジナル:タイプ トング / 価格 8,580円 / 重さ 公式記載なし / 主な特長 OOfoam、ブランドの定番
- ウーフォス ウークロッグ:タイプ クロッグ / 価格 9,680円 / 重さ 公式記載なし / 主な特長 足先まで覆う、洗濯機で洗える
- テリック W-FLIPFLOP:タイプ トング / 価格 10,560円(税込) / 重さ 公式記載なし / 主な特長 厚さ4.5cmのソール、アーチサポート
- テリック W-STRAP:タイプ スライド(ダブルストラップ) / 価格 10,560円(税込) / 重さ 公式記載なし / 主な特長 2本のストラップで足をしっかり固定
- ホカ オラ リカバリー スライド 3:タイプ スライド / 価格 9,900円(税込) / 重さ 公式記載なし(大人用) / 主な特長 スライドで靴下のまま履ける
- ホカ オラ リカバリー フリップ:タイプ トング / 価格 9,900円(税込) / 重さ 公式記載なし / 主な特長 ホカのクッション
- テンシャル リカバリーサンダル プロ ストラップ:タイプ ストラップ付きスライド / 価格 14,300円(税込) / 重さ 公式記載なし / 主な特長 日本人の足型データのフットベッド、2層EVA
- BEDROCK Cairn Evo:タイプ アウトドアサンダル(ストラップ) / 価格 山旅ショップで確認 / 重さ 公式記載なし / 主な特長 Vibramの新しいXS Trek Evoソール
ウーフォス『ウーオリジナル』


ウーフォスの最初のモデルで、いちばん売れているトングタイプです。OOfoamのミッドソールで、膝や足首など関節への負担を減らすフットベッドとされています。夏のテント場や下山後に気軽に履ける1足です。
価格:8,580円(公式サイト表示価格)
ウーフォス『ウークロッグ』


足先をしっかり守るクロッグタイプです。衝撃を吸収して土踏まずを支える作りで、靴下と合わせれば肌寒い季節のテント場や山小屋でも使いやすいモデルです。洗濯機で洗えます。
価格:9,680円(公式サイト表示価格)
テリック『W-FLIPFLOP(Wフリップフロップ)』


独自配合のEVAで作られた、厚さ4.5cmのソールのトングタイプです。アーチサポートで着地の衝撃を吸収し、足首・膝・ふくらはぎへの負担をやわらげます。ロッカーボトムで自然に前へ体重を移せます。
価格:10,560円(税込)
テリック『W-STRAP(Wストラップ)』


2本のストラップで足をしっかり固定するスライドタイプです。W-FLIPFLOPと同じ4.5cmの厚いソールとアーチサポートで、靴下のままでも脱ぎ履きしやすいのが特長です。
価格:10,560円(税込)
ホカ『オラ リカバリー スライド 3』


ホカのスライドタイプです。ホカ公式サイトでは、同じモデルのユース用について、下層にラバー化したEVAを重ねた2層のミッドソールと、通気のためのエアフロー構造を説明しています。靴下のまま履けるので、秋の山小屋やテント場でも使いやすい1足です。
価格:9,900円(税込)
ホカ『オラ リカバリー フリップ』


ホカのトングタイプです。ボリュームのあるクッションと、前に転がるように歩けるソールが特長。メンズ・レディースがあります。
価格:9,900円(税込)
テンシャル『リカバリーサンダル プロ ストラップ』
2026年5月に発売された、テンシャルのストラップ付きリカバリーサンダルです。日本人約40万人の足型データをもとにしたフットベッドと2層構造のEVAを使い、甲の高さに合わせて調整できるストラップで歩くときの足ズレを防ぎます。メンズ(M〜2XL)とウィメンズ(2XS〜M)があります。
価格:14,300円(税込)(出典:TENTIAL 2026年5月14日のお知らせ)
BEDROCK『Cairn Evo(ケルン エボ)』
アメリカのサンダルブランド・BEDROCK(ベッドロック)の、ストラップで足を固定するアウトドアサンダルです。メーカーの発表では、Vibramの新しいXS Trek Evoコンパウンドのソールを使い、ゆるい岩や水辺、雪の上でも安定しやすいとされています。リカバリーサンダルとは違い、沢沿いの道やキャンプ地の散策など「歩くためのサンダル」です。
BEDROCKは山旅ショップで扱っている他社ブランドのサンダルです。テント場で履くだけでなく、水辺や林道も歩きたい人には、選び方①の「ストラップ(アウトドアサンダル)」に当てはまるこのタイプが合っています。ストラップで足を固定できるので、クッション重視のリカバリーサンダルより足元が安定します。
テント泊・山小屋でのサンダルの持ち運びと使い方
- ザックの外に付けるときは落とさない工夫を:カラビナやストラップで2か所以上をとめると、歩いている途中で落としにくくなります。雨の日は泥がつくので、袋に入れてからザックの中にしまうと安心です。
- テント場ではすぐ出せる場所に:テントの前室やザックの上のほうに入れておくと、夜中のトイレにもすぐ履いて行けます。
- 山小屋では館内のルールを確認:山小屋によってはスリッパが用意されていて、外履きのサンダルを館内で使えないこともあります。
- 下山後は車や電車に置いておく:帰りの移動用なら山に持っていく必要はありません。車に置いておけば、重さを気にせずクッションの厚いモデルを選べます。
- 夜の足元を照らす:暗いテント場をサンダルで歩くと、張り綱や石につまずきやすくなります。ヘッドライトで足元を照らしながら歩きましょう。
よくある質問
登山にサンダルは必要ですか?
日帰り登山なら必須ではありませんが、下山後の帰り道や温泉で足を楽にしたい人にはおすすめです。テント泊や山小屋泊では、登山靴を脱いで足を休められるので、持っていくと快適さが大きく変わります。
サンダルで登山道を歩いてもいいですか?
一般的な登山道は、足首を守れる登山靴で歩くのが基本です。リカバリーサンダルはクッションが厚く足を固定しないので、岩や木の根の上では足をくじきやすくなります。登山靴の選び方は登山靴の記事を見てください。
テント泊に持っていくならどのタイプがいいですか?
靴下のまま履けるスライドタイプか、足先を守れるクロッグタイプが便利です。夏だけならトングタイプでも構いません。重さとかさばり具合も考えて選びましょう。
秋や冬のテント場でもサンダルは使えますか?
使えますが、足元が冷えるので、厚手の靴下と合わせてスライドやクロッグを選びましょう。凍った地面では滑りやすいので、歩くときは注意してください。
リカバリーサンダルはどこで買えますか?
各メーカーの公式サイトや直営店、アウトドアショップ、スポーツ用品店で買えます。サイズ感がモデルによって違うので、できれば試し履きしてから選ぶと失敗が少なくなります。
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※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。





