この記事の要点:伊豆ヶ岳(851m)は埼玉県飯能市の関東百名山で、西武秩父線・正丸駅から歩いて登れる日帰りの山です。初心者は正丸駅から大蔵山コースを往復・周回するコース(約7.7km・コースタイム約4時間が目安)がおすすめ。山頂直下の男坂(鎖場)は危険とされ、女坂は土砂崩れで閉道中なので、男坂と女坂の中間の道を通りましょう。11月は日が短く、冬は登山道が凍結することがあります。
(2026年11月2日更新:埼玉県の最新のコース情報(女坂の閉道・男坂の危険・道迷いしやすい区間)を反映し、コース・アクセス・服装と持ち物・よくある質問を書き直しました。)
「伊豆」と聞くと静岡県を思い浮かべますが、伊豆ヶ岳(いずがたけ)は埼玉県飯能市にある山です。奥武蔵エリアを代表する人気の山で、駅から歩いて登れる手軽さと、レベルに合わせて選べるコースが魅力。この記事では、初心者向けとベテラン向けのコース、アクセス、季節の服装と持ち物、周辺スポットを紹介します。
最新の登山情報(2026年11月2日確認)
- 女坂は閉道中:女坂の歩道の下で土砂崩れが起きたため閉道となっており、現在は男坂と女坂の中間の道がルートです。
- 男坂(鎖場)は非常に危険:伊豆ヶ岳北側の鎖場「男坂」は、滑落・落石の危険が高く非常に危険とされています。通らないようにしましょう。
- 道迷いに注意:五輪山から正丸駅へ下る道は、近道と思って道に迷う登山者がいると注意が呼びかけられています。地図で現在地を確かめながら歩きましょう。
- 正丸峠付近:土砂崩れや倒木のおそれがあるとされています。
- 冬は凍結:冬期は登山道が凍結することがあり、アイゼンなどの冬用装備が必要とされています。
出典:埼玉県 西部環境管理事務所「伊豆ヶ岳を越えるみち」(2026年9月4日掲載)、埼玉県「関東ふれあいの道(3)伊豆ヶ岳を越えるみち」
このほか、11月は午後4時半ごろに暗くなります。ヘッドライトを持ち、午後3時ごろまでには下山できる計画にしましょう。
伊豆ヶ岳の基本情報と魅力
- 標高:伊豆ヶ岳(いずがたけ) 851m
- 都道府県:伊豆ヶ岳(いずがたけ) 埼玉県(飯能市)
- 詳細情報:伊豆ヶ岳(いずがたけ) 伊豆ヶ岳の地図・天気
山頂の看板によると、名前の由来には「突き出た峰」を意味するアイヌ語の「イズ」から来たという説のほか、晴れた日に伊豆まで見えるから、柚の木が多かったから(柚ヶ岳)、ふもとの湯の沢に温泉が湧いていたから(湯津ヶ岳)などの説があるそうです。
魅力①レベルに合わせてコースを選べる

標高851mの低山ですが、初心者向けの周回コースから、子ノ権現を通って吾野駅まで歩く健脚向けの縦走コースまで、実力に合わせて選べます。
魅力②一年中楽しめる

花の咲く4〜5月、紅葉の10〜11月が特におすすめ。晴れた日は山頂から都心のビル群や遠くの山々が見渡せます。冬は雪や凍結があるので冬の装備で出かけましょう。
魅力③駅から歩いて登れる

最寄りの西武秩父線・正丸(しょうまる)駅から、バスを使わずに歩いて登山口へ向かえます。池袋からの電車でアクセスしやすく、思い立ったら出かけられる山です。
初心者・中級者向けのコース
- 正丸駅から大蔵山コース周回:向いている人 初心者 / 距離の目安 約7.7km / 累積標高の目安 約611m / コースタイムの目安 約4時間5分
- 正丸駅〜伊豆ヶ岳〜子ノ権現〜吾野駅の縦走:向いている人 中級者・健脚者 / 距離の目安 約13km / 累積標高の目安 上り約1,010m/下り約1,125m / コースタイムの目安 約6時間30分
コースタイムは休憩を含まない目安です。埼玉県は、関東ふれあいの道の標準時間について、初心者は1.5〜2時間ほど多めに見込むよう案内しています。
【初心者向け】正丸駅から大蔵山コース周回
正丸駅→(30分)→伊豆ヶ岳登山口(大蔵山コース)→(65分)→小高山→(25分)→五輪山→(15分)→伊豆ヶ岳→(15分)→五輪山→(20分)→大蔵山→(50分)→登山口→(25分)→正丸駅
正丸駅から登山口までは舗装路、その後は小川のせせらぎを聞きながら山道を登ります。初心者向けとはいえ、歩きごたえのある道です。

丸太の橋や沢を渡る所があるので、滑らないよう注意しましょう。

注意する所:
- 山頂直下の男坂(鎖場)は滑落・落石の危険が高く、通らないこと。女坂も閉道中のため、男坂と女坂の中間の道で山頂へ。
- 帰りの五輪山から正丸駅方面への下りは、道迷いが起きている区間です。分岐ごとに地図と道標を確かめましょう。不安なら来た道を戻る往復にするのが安心です。
【健脚向け】伊豆ヶ岳から子ノ権現・吾野駅への縦走
正丸駅→登山口→五輪山→伊豆ヶ岳→古御岳→高畑山→天目指峠→愛宕山→子ノ山(子ノ権現)→浅見茶屋→吾野駅
正丸駅から伊豆ヶ岳を越え、吾野駅まで歩くロングコース。低山とはいえアップダウンの繰り返しがあなどれない健脚向けです。天目指峠から正丸峠の間は林道と接しない山道だけになるので、時間配分に注意しましょう。古御岳・高畑山・天目指峠にはベンチや東屋があり、終盤には浅見茶屋もあります。

途中の子ノ権現は「足腰守護」の寺として知られ、登山者にも人気です。
アクセスと駐車場
- 電車:西武秩父線・正丸駅から登山口まで歩けます。縦走のゴールは吾野駅です。
- 車:登山口に駐車場はありません。正丸駅の近くの駐車場(台数は少なめ)を利用します。料金や台数は変わることがあるので、現地で確かめてください。
- トイレ:登山口にトイレはないので、正丸駅で済ませておきましょう。縦走コースでは子ノ権現と東郷公園にトイレがあります。
- 買い物:近くにコンビニはありません。飲み物や行動食は出発前にそろえておきましょう。
季節ごとの服装と持ち物
標高851mの低山ですが、山頂は街より5℃ほど低く、風が当たるとさらに冷えます。基本は登山の服装、持ち物は登山の持ち物リストを参考にしてください。
春〜秋
- 汗が乾きやすいウェア、薄手のフリース、レインウェア上下
- 沢沿いや丸太橋で滑りにくい登山靴
- 紙の地図と地図アプリ(分岐が多く、道迷いが起きている区間があるため)
晩秋〜冬
アップダウンの多い縦走や、沢沿いの滑りやすい下りでは、トレッキングポールがあるとバランスを取りやすくなります。山旅ショップの3Kカーボン-ULトレッキングポールは軽いので、低山の日帰りでも持ち歩きやすいのが特長です。
道迷いが起きている区間がある山では、万一のときに居場所を知らせるホイッスルもザックに付けておくと安心です。
よくある質問
Q:初心者でも伊豆ヶ岳に登れますか?
A:登れます。正丸駅からの大蔵山コースは、駅から歩けて距離も約8kmと手ごろです。ただし山頂直下は急で、男坂は危険なので通らず、中間の道を使いましょう。
Q:何時間かかりますか?
A:大蔵山コースの周回でコースタイム約4時間、子ノ権現を通って吾野駅まで縦走すると約6時間30分が目安です。初心者は休憩も含めて1.5〜2時間ほど多めにみておきましょう。
Q:男坂は登れますか?
A:おすすめしません。埼玉県は、男坂は関東ふれあいの道のルートではなく、滑落・落石の危険が高く非常に危険としています。
Q:トイレはありますか?
A:登山口と山頂にはありません。正丸駅で済ませておきましょう。縦走コースでは子ノ権現と東郷公園にあります。
Q:冬も登れますか?
A:雪や凍結がある時期は、アイゼンなどの冬用装備が必要とされています。チェーンスパイクを持ち、日没前に下山できる計画にしましょう。
Q:テント場はありますか?
A:伊豆ヶ岳にテント場はありません。日帰りで計画しましょう。
伊豆ヶ岳周辺の立ち寄りスポット
営業時間や料金は変わることがあるので、出かける前に各施設の公式情報を確かめてください。
子ノ権現天龍寺

縦走コースの途中にある、「足腰守護」の寺として信仰を集めるお寺。大きな鉄のわらじや、埼玉県指定天然記念物の二本杉など見どころが多く、わらじのお守りも人気です。車でも行けるので、周回コースのあとに立ち寄ることもできます。
竹寺

出典:竹寺公式ウェブサイト
正式名称は「医王山薬寿院八王寺」。神仏習合の姿を今に伝える寺で、見事な竹林から「竹寺」と呼ばれています。予約制の精進料理もあります。
浅見茶屋

縦走コースの終盤、吾野駅の手前にある茶屋。太くコシのある手打ちうどんが名物で、登山者だけでなく食事を目当てに訪れる人も多いお店です。営業時間が短めなので、立ち寄る時刻に注意しましょう。
休暇村奥武蔵

出典:休暇村奥武蔵【公式】
日帰り入浴もできるリゾートホテル。登山の汗を流して帰るのにぴったりです。日帰り入浴の営業日は時期によって変わるので、公式サイトで確かめてください。
奥武蔵・秩父の山なら、日和田山や武甲山、棒ノ折山もおすすめです。
※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。






