この記事の結論:入笠山(1,955m)は、富士見パノラマリゾートのゴンドラで標高約1,780mまで上がり、入笠湿原を抜けて山頂へ向かう長野県の山です。山頂駅からの往復は歩く時間が約1時間50分、登りの合計は約290mで、雪のない時期なら初めての山歩きにも向きます。いちばんの見どころは、さえぎるもののない山頂から正面に見える八ヶ岳と、南・中央・北アルプス、富士山までの眺めです。12月から3月は標高2,000m近い雪山になるため、この記事では冬の装備がそろっていることを前提に「中級者向け(雪山入門)」として紹介します。冬は冷えと足元から逆算し、保温着とアイゼンやスノーシューを軸に装備を組みます。
入笠山はこんな山
- レベル:中級者向け(雪山入門。冬の装備と雪道の経験がある人と一緒に歩くことが前提)。雪のない時期は初心者向けです
- 標高:1,955m(山と溪谷社「山の情報」)
- 歩き出しの標高:ゴンドラ山頂駅 約1,780m
- 歩く時間の目安:山頂駅から往復で約1時間50分(山頂までの登り約1時間)
- 距離・登りの合計:約4.1km、登りの合計 約290m(山旅旅が2023年に歩いたGPSの記録)
- 場所:長野県富士見町と伊那市の境。南アルプスのいちばん北にあたる山で、戦前は軽井沢に次ぐ避暑地だった富士見高原にあります
- 注意(2026年11月2日確認):ゴンドラのグリーンシーズンの営業は11月15日まで、冬の営業は12月12日からの予定です。その間の運行は公式サイトで確認してください
コースの流れ
- ゴンドラ山頂駅→入笠湿原・山彦荘:登り 15分 / 下り 15分 / ひとこと 山野草公園を抜けて湿原へ
- 山彦荘→マナスル山荘(登山口):登り 15分 / 下り 10分 / ひとこと 湿原を出ると山荘が並ぶ
- マナスル山荘→入笠山山頂:登り 30分 / 下り 25分 / ひとこと 岩場コースと迂回コースに分かれる
時間は雪のない時期の目安です。雪のある時期は、踏み跡の状態によってこれより時間がかかります。
- ゴンドラ山頂駅から入笠湿原へ:山頂駅の前には入笠すずらん山野草公園が広がり、その先に八ヶ岳展望台があります。ここから10分ほどで入笠湿原に下ります。6月ごろは日本すずらんの大群落が見られます。

- 入笠湿原から登山口へ:湿原の出口に山彦荘があり、脇に無料のトイレがあります。そこから10〜15分でマナスル山荘の向かいの登山口に着きます。冬の営業やトイレの使える時期は、出かける前に確認しておきます。
- 登山口から山頂へ:少し登ると、岩場コースと岩場迂回コースの分岐があります。岩場コースは急で鎖のある岩場が出てきます。雪や凍結がある時期は迂回コースを選びます。

- 入笠山山頂:山頂は広場のように開けていて、正面に八ヶ岳連峰、南に南アルプスと富士山、西に中央アルプス、北に北アルプスが見えます。風をさえぎるものがないので、着いたらすぐに上着を重ねます。帰りは同じ道を戻ります。

時間と体力に余裕があれば、山頂から仏平峠、大阿原湿原、テイ沢をめぐって山頂駅へ戻る周回もあります。歩く時間は約3時間40分、距離は約9.8km、登りの合計は約493mです(山と溪谷社「山の情報」)。雪のある時期は、踏み跡がはっきりしないことがあるので、初めての人は往復にとどめます。
山旅旅の切り口:道具から逆算するコース選び
入笠山はゴンドラで一気に1,800m近くまで上がるので、歩く時間は短くても、気温は麓よりかなり低くなります。真冬は日中でも氷点下の日が多く、歩く時間が短いぶん体が温まりにくく、山頂の風で一気に冷えるのがこの山の特徴です。山中に水場はなく、日帰りで歩けます。装備は「止まっても冷えない服」「雪と凍結に合わせた足元」「温かい食べ物と飲み物」の3つから考えます。
この山の装備リスト(冬)
- 冬用の登山靴(保温材の入った、くるぶしまで覆うもの)とスパッツ
- 軽アイゼンまたは6本爪以上のアイゼン。雪が深いときはスノーシュー
- 汗が乾きやすい肌着、フリースなどの中間着、行動中の保温着、ダウンなどの防寒着
- 風と雪を防ぐ雨具の上下(またはハードシェル)
- 厚手の手袋と予備の手袋、ニット帽、ネックゲイター、サングラス
- 保温ボトルの温かい飲み物と、温かい昼ごはん、行動食
- ヘッドランプ、地図アプリと紙の地図、モバイルバッテリー(寒さで電池が減りやすい)
装備ごとの選び方
この山で使う山旅の道具
ゴンドラを降りてすぐ寒さの中を歩き出し、風の強い山頂で休むこの山に合わせた、汗冷えを防ぐ肌着と行動中の保温着、山頂で温かいものを食べるための道具です。
季節ごとの服装の目安
- 冬(12〜3月):肌着+中間着+行動中の保温着に、ハードシェルの上下。山頂で休むときはダウンを重ねます。足元はアイゼンかスノーシューを使います。
- 春・秋(4〜5月、10〜11月):肌着+長袖+フリース。朝は氷点下になる日もあるので、手袋と防寒着を持ちます。11月は雪が降り始めることがあります。
- 夏(6〜9月):速乾性の半袖か長袖に、風を防ぐ上着。高原なので朝夕は涼しく、6月はすずらん、夏は湿原の山野草が見られます。
アクセスと登山口
- 電車:JR中央本線の富士見駅から、富士見パノラマリゾートまで無料のシャトルバスが出ています。本数が少なく季節で変わるので、時刻を確認してから出かけます。
- 車:中央自動車道の諏訪南ICから富士見パノラマリゾートまで約7分。リゾートの駐車場を使います。
- ゴンドラ:グリーンシーズン(2026年は11月15日まで)は8:30〜16:00、下りの最終は16:30。往復は大人2,600円です。冬の営業は2026年12月12日からの予定で、冬の料金は公式サイトで確認してください。
- 沢入登山口:林道を車で上がった先にある、ゴンドラを使わずに歩くコースの登山口です。冬の林道の通行状況は富士見町に確認し、雪の時期はゴンドラを使います。
営業期間・料金・シャトルバスの時刻・道路の状況は変わることがあります。出かける前に最新の情報を確認してください。
まとめ
入笠山は、ゴンドラを使えば往復約2時間で、八ヶ岳とアルプスを見渡す山頂に立てる山です。冬は短いコースでも標高2,000m近い雪山なので、冬の装備をそろえ、経験のある人と一緒に、天気の安定した日を選んで出かけてください。
出典:山と溪谷オンライン「入笠山」/YAMA HACK「富士見パノラマリゾート・入笠山」/富士見パノラマリゾート「雲海ゴンドラ・ウインターシーズンのお知らせ」/富士見パノラマリゾート プレスリリース(2026年8月17日)(2026年11月2日確認)
※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。






