山旅から新たにリリースされるアイテムは「TyvekSilverHoodie」。こちらは高純度アルミ蒸着によってアノラック内に体の熱を閉じ込めることができる新しいレイヤリングシステムです。
男女兼用でダウンジャケットの上からでも着用でき、透湿性を備えているのでウィンドブレーカーとしても活用できるウェアです。今回は『山旅TyvekSilverHoodie』のスペックを紹介し、登山での活用方法についてレビューをします。
『山旅TyvekSilverHoodie』のスペック
- 重量:約116g
- 素材:14Gradeタイベック1442R・43g/m2
- 表カラー:サハラベージュ
- 裏:高純度アルミ蒸着
- ジッパー:両面ファスナーでリバーシブル仕様



14Gradeタイベック1442Rは高密度ポリエチレン不織布タイベックにアルミニウムを蒸着させ、さらに繊維の一本いっぽんにアルミニウムの劣化を防ぐ抗酸化樹脂コーティングを施した遮熱シートです。薄い防水フィルムに透湿アルミニウムを挟んだだけの他社商品とは異なり、長期間使用しても遮熱性、防水性の劣化が少ない、強靭な素材です。
このタイベックにアルミニウム蒸着と抗酸化樹脂コーティングを施しているため、通常のタイベックより更に高い耐久性を保持しています。着用することで雨から衣類を守り、中で生じた湿気は効率よく外に排出します。
43g/m2の生地重量は、約100gの軽量なウインドブレーカーで使用されているナイロン素材とほぼ同等で軽くしなやかです。カンガルーポケット、大きなフードと、男女兼用で厚手のダウンジャケットの上から着用できるシルエットで重量約116gと軽量な仕上がりを実現しました。



表面カラーはサハラベージュで、男女ともにファッションを楽しむことができる上品なカラーで仕上げています。


『山旅TyvekSilverHoodie』は両面ファスナーのリバーシブル仕様です。だから高純度アルミ蒸着による高い保温力で体がオーバーヒートしてしまう時にはシルバー側を表にして着用することもできます。この高純度アルミ蒸着が表に来ることで宇宙服のような見た目で非常に目立ちます。さらに日の光を反射するので遠くからも自分の居場所を視認させることができます。
『山旅TyvekSilverHoodie』の活用方法についてレビュー


山の中でダウンジャケットを着用する時は休憩をしている時だと思います。そんな時にTyvekSilverHoodieをダウンジャケットの上から着用することで保温力をブーストすることができます。さらに非常に柔らかな素材なのでレインジャケットやハードシェルのようにガサガサせず、動きやすいのも特徴です。
山の中では意図せず雨に降られることがあると思いますが、ダウンジャケットの上からTyvekSilverHoodieを着用しておくことでダウンジャケットを濡らしません。大きなフードをかぶることで顔に雨や風が当たらず過ごすことができます。レインフーディでは無いので別でレインウェアはちゃんと準備をしてください。


使用している素材は透湿性に優れているのでウィンドブレーカーのような着用が可能です。行動中暑いと感じたら、ジャケットの約半分まで施された長いファスナーを開けることで冷たい空気を容易に取り込むことができます。寒くなればファスナーを上まで閉めれば、しっかりと首から顎まで覆い隠すことができる保温力に優れたアノラックとして活用することができます。


冷たい風に当たった時はカンガルーポケットを有効活用することができます。このポケットの内側にも高純度アルミ蒸着が施されているので、効率的に手を温めることができます。ポケットの中で左右の手をニギニギすることができるので手に熱を伝えて早めに冷えた手を暖かくすることができます。
リバーシブル着用は着用しながら行動する時の体温調整に役立ちます。暖かい季節の登山の場合、高純度アルミ蒸着による体の熱反射によって発汗を促してしまうことがあります。このような時にはアルミ蒸着側を表にして着用することで回避することができます。
またアルミニウムは紫外線反射率に優れているので、紫外線防止ウェアとして活用するのにも適しています。
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