この記事の結論:秋の登山の服装は「上半身3枚(ベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウター)+防寒着1枚」。初心者が最初にそろえるなら、汗冷えしにくいウールか化繊の長袖シャツと、風を止める上着(レインウェアで兼用可)です。何を持つかは平地の気温ではなく、登る山の標高と11月かどうかで決め、日没が早いぶん下山の締め切り時刻も先に決めておきましょう。
(2026年11月6日更新:紹介するアイテムを17点から45点に増やし、価格・重さをすべてメーカーまたは日本の正規代理店の公式サイトで2026年11月6日に確かめ直しました。日の入り時刻から考える下山の締め切り、10項目のスペック比較、3つの山行パターン別に「着る服」と「ザックに入れる服」の重さを合計した山旅旅の計算値、日帰りの防寒着で削っていい所・削ってはいけない所、作り手の目線で見るお店でのチェックポイント、後継モデルと掲載を見送った商品を加えています)
秋の登山で迷うのは、「何℃だから何を着るか」ではありません。朝と昼で、着るものが変わってしまうこと。登山口では暖かかったのに、稜線に出たら風が冷たくて手がかじかむ。逆に着込んで登ったら30分で汗だくになって、休憩したとたんに震える。秋はこの両方が、同じ日の同じ山で起きます。
決める基準は気温そのものではなく標高差です。同じ「最高気温22℃」の予報でも、1,000mの山と2,000mの山では体感が10℃近く違うからです。この記事では、秋の服装の選び方、日没の早い秋の注意、アイテムごとのおすすめ45点、重さの合計、レディースの選び方、よくある質問をまとめました。

まず結論:あなたの秋山に合う組み合わせの早見表
細かい話の前に、いちばん多い「自分は何を持てばいい?」の答えを先にまとめます。アイテム名は、この記事で紹介するものから選んだ一例です。
- 10月・1,000m前後の日帰り:長袖のベースレイヤー+薄手の登山パンツで歩き、ザックに薄手のミドルレイヤーとレインウェア、ニット帽、薄手の手袋。服の合計は約1kg(計算は後半の「山旅旅の計算値」で)
- 10月・2,000m前後/11月・1,500m前後の日帰り:上の組み合わせにウインドシェルと化繊の防寒着、薄手のタイツを足します。ベースレイヤーはウール混にすると休憩中の冷えが減ります
- 11月・2,000m前後:防寒着をダウンにして、手袋とニット帽は必須。凍結に備えてチェーンスパイクも。日の入りが16時半前後になるので、15時半には下山を終える計画にします
- 汗の量が多い人:どのパターンでも、ベースレイヤーの下に「0枚目」のドライレイヤー(ミレー ドライナミック メッシュ、ファイントラック ドライレイヤーウォームなど)を足すのがいちばん効きます
秋の登山の服装の選び方
秋の服装は「何を着るか」より「いつ脱いで、いつ着るか」で決まります。暖かい服を1枚買うより、脱ぎ着しやすい組み合わせを持っていくほうが、汗冷えと寒さの両方に効きます。
基本は「3枚+防寒1枚」
秋の登山の服装は、この4つで組み立てます。
- 1枚目:ベースレイヤー:汗を肌から離す長袖シャツ。ずっと着ている
- 2枚目:ミドルレイヤー:薄手フリースなど、空気をためて温める1枚。寒い時間帯・止まっているときに着る
- 3枚目:アウター:風を止める上着(ウインドシェル/レインウェア)。風が出たら羽織る
- +防寒着:ダウンや化繊の中綿ジャケット。山頂・休憩・下山後の待ち時間だけ着る
大事なのは、4枚をずっと着ているわけではないということ。歩いているときは1枚目だけ、風が出たら3枚目を足す、山頂で止まったら防寒着を出す。だから「暖かい服を買う」より、脱ぎ着しやすい組み合わせを持っていくほうが効きます。そして天気予報が出すのは平地の気温。「明日は22℃だから半袖でいいかな」と考えると、山頂で凍えます。
山の上の気温は計算できる|朝と昼で10℃、風で体感5℃
山の上の気温を知るために覚える計算式はひとつだけです。
山の上の体感温度 = 平地の予報気温 −(標高 ÷ 100 × 0.6℃)− 風速(m/s)
100m登るごとに約0.6℃下がり、風速1m/sごとに体感がさらに約1℃下がる、というのが広く使われている目安です。平地の予報が18℃、標高1,500m、稜線の風が5m/sなら、18℃ − 9℃ − 5℃ = 体感4℃。平地は過ごしやすいのに、山の上は真冬の朝のような寒さです。
標高別の気温の目安

気象庁が公表している東京(標高25m)の平年値を起点に計算しました。
- 10月:日平均 18.0℃ / 日最高 22.0℃ / 日最低 14.8℃
- 11月:日平均 12.5℃ / 日最高 16.7℃ / 日最低 8.8℃
これを100mあたり0.6℃で標高分だけ引くと、こうなります。
- 1,000m:10月 日中 16.1℃ / 10月 朝晩 9.0℃ / 11月 日中 10.8℃ / 11月 朝晩 3.0℃
- 1,500m:10月 日中 13.2℃ / 10月 朝晩 6.0℃ / 11月 日中 7.8℃ / 11月 朝晩 0.0℃
- 2,000m:10月 日中 10.2℃ / 10月 朝晩 3.0℃ / 11月 日中 4.8℃ / 11月 朝晩 −3.0℃
- 2,500m:10月 日中 7.2℃ / 10月 朝晩 0.0℃ / 11月 日中 1.8℃ / 11月 朝晩 −6.0℃
同じ10月でも1,000mの朝は9℃、2,000mの朝は3℃。この6℃差が、防寒着を持つか持たないかの分かれ目です。見方を変えると、10月から11月に1か月進むと、同じ山の気温はおよそ5〜6℃下がります。これは標高を約1,000m上げたのとほぼ同じ下がり方です(山旅旅の計算値)。10月に1,000mの山で快適だった服装は、11月には2,000mの山へ行くつもりで組み直す、と覚えておくと迷いません。この表は東京の平年値を起点にした目安なので、関東以外の方は登山口に近い地点の予報から同じ計算をしてみてください。
体感温度と、必要な装備
- 15℃前後(10月・1,000m・日中):ベースレイヤー+薄手長袖。行動中はこれで足ります
- 10℃前後(10月・2,000m日中/11月・1,000m日中):+ミドルレイヤー(薄手フリースなど)
- 5℃前後(10月・1,500m・朝晩):+ウインドシェル。休憩時に防寒着
- 0℃前後(11月・1,500m・朝晩):防寒着は必須。手袋・ニット帽も
- −5℃以下(11月・2,000m・朝晩+風):冬装備に近い。初心者は避けたい時間帯
体感温度ごとの具体的な組み合わせは、春から冬まで通しで整理した記事があります。気温の帯で探したい方は登山の服装ガイド(気温別・季節別のレイヤリング)へ。
部位ごと・標高別のまとめ
- ベースレイヤー:1,000m前後(10月:日中16℃/朝9℃)長袖1枚 / 1,500m前後(日中13℃/朝6℃)長袖1枚 / 2,000m前後(日中10℃/朝3℃)長袖1枚+汗の多い人はメッシュ
- ミドルレイヤー:1,000m前後 休憩用に薄手フリース / 1,500m前後 朝と休憩で薄手フリース / 2,000m前後 着たまま歩ける通気タイプ
- アウター:1,000m前後 レインをザックに / 1,500m前後 ウインドシェルを羽織る / 2,000m前後 ウインドシェル+レイン
- パンツ:1,000m前後 裏地なし薄手 / 1,500m前後 裏地なし+薄手タイツ / 2,000m前後 裏地なし+タイツ
- 防寒着:1,000m前後 なくても可(11月は持つ) / 1,500m前後 軽いものを1枚 / 2,000m前後 必須。山頂で着る前提
- 小物:1,000m前後 ニット帽をザックに / 1,500m前後 ニット帽・薄手グローブ / 2,000m前後 耳まで覆う帽子・グローブ・ウール靴下
そして全部に共通する条件が「綿はNG」。綿のTシャツやパーカーは汗を吸ったあと乾かず、濡れた生地が体温を奪い続けます。秋の山でいちばん多い失敗が、これです。
日没が早い秋の注意|日の入り時刻から「下山の締め切り」を決める
秋の山で服装と同じくらい大事なのが、暗くなる時刻です。10月上旬から11月下旬までに、東京の日の入りは47分早くなり、日の出は47分遅くなります。昼の長さは1時間34分短くなる計算です(山旅旅の計算値)。
国立天文台の暦要項に載っている東京の日の出・日の入り(2026年・中央標準時)は次のとおりです。
- 10月8日:日の出 5時41分 / 日の入り 17時16分
- 10月18日:日の出 5時50分 / 日の入り 17時02分
- 10月28日:日の出 5時59分 / 日の入り 16時51分
- 11月7日:日の出 6時08分 / 日の入り 16時41分
- 11月17日:日の出 6時18分 / 日の入り 16時33分
- 11月27日:日の出 6時28分 / 日の入り 16時29分
樹林帯や谷筋は、日の入りの前から足元が見えにくくなります。そこで山旅旅では、「日の入りの1時間前」を下山完了の締め切りの目安にしています。10月上旬なら16時15分ごろ、11月中旬なら15時半ごろです。そこから逆算して、山頂を出る時刻を決めてから歩き出してください。日が傾くと気温も一気に下がるので、下山が遅れた日は「防寒着が要らない予定の山」でも防寒着が要る山に変わります。
日帰りでも、ヘッドライトは必ず持ちます。選び方と、40g台の軽いモデルから予備の考え方までは登山ヘッドライトおすすめ29選にまとめました。
11月(晩秋)に気をつけること
11月は1,500mを超える山の朝晩が0℃前後になり、高い山では雪や凍結が始まります。防寒着・手袋・ニット帽は「持っていく」が前提です。
- 凍結と落ち葉:凍った登山道が出てきたら、チェーンスパイクの出番です(チェーンスパイク・軽アイゼンの選び方)。筆者(峰 一歩・山歩き15年)は、チェーンスパイクは凍結だけでなく、乾いた落ち葉が積もった道やザレ場でも効くので、晩秋は道によって使っています。岩場など硬い地面では外します
- 落ち葉の下のぬかるみ:秋の登山道は落ち葉が積もり、その下がぬかるんでいることがよくあります。靴とパンツの間から泥や小石が入るのを防ぐゲイターが役に立ちます
- 冬への切り替え:12月が近づいたら、冬の考え方に切り替えましょう(冬の登山の服装)
秋の登山でやりがちな失敗3つ

秋の失敗はほとんどが「汗」と「止まっている時間」から起きます。どれも服装の組み立てで防げます。
失敗1:汗冷え
いちばん多い失敗です。登りで汗をかき、休憩で止まったとたんに体が冷える。原因はたいてい、着ているシャツにあります。対策は3つ。シャツをウールか化学繊維に替える(いちばん確実)、0枚目のメッシュやドライレイヤーを足す(買い替えずに改善できる)、登りのペースを落とす(息が上がらない速さなら汗冷えは起きにくい)。そして、止まる直前にアウターを1枚羽織る。止まってから着るのでは、もう体が冷え始めています。
失敗2:防寒着を「重いから」と置いてくる
防寒着が要るのは、山頂で景色を見ているとき、昼食をとるとき、道に迷って立ち止まっているとき。止まっている時間です。しかも止まる時間は予定どおりにいきません。対策は、軽い防寒着を選んで、ザックに入れっぱなしにすること。後半の計算値のとおり、200g台の化繊ジャケットでも日帰り装備全体の数%にしかなりません。
失敗3:レインウェアを風よけと兼用して、どちらも中途半端になる
レインウェアは風を止めますが、汗の蒸気が内側にこもりやすく、行動中に着ると汗で濡れて汗冷えにつながります。天気が安定した日帰りはウインドシェルで歩いてレインはザックの中、天気が読めない日はレイン1着に絞る、泊まりや2,000m以上は両方持つ、と使い分けてください。防水性能は使っているうちに落ちるので、久しぶりのレインウェアは一度シャワーをかけて確かめましょう。
秋の登山の服装 おすすめ45選|レイヤーごとに選ぶ
ここからは、レイヤー(層)ごとに選び方の要点と代表モデルを紹介します。価格(税込)・重さは2026年11月6日に、メーカーまたは日本の正規代理店の公式サイトで確かめた値です。重さはメーカーによって「平均重量」「Lサイズ」「Mサイズ」など基準が違うので、それも書き添えています。公式に重さの記載がないものは「公式記載なし」としました。山旅旅の自社製品(ブランド「山旅」)も、他社と同じ基準で紹介しています。
- ベースレイヤー(0枚目を含む):11点
- ミドルレイヤー:8点
- アウター(ウインドシェル・ソフトシェル・レインウェア):8点
- パンツ・タイツ・スカート:4点
- 防寒着:4点
- 帽子・グローブ・ゲイター・靴下:7点
- レディースの節で紹介:3点
ベースレイヤー|秋のいちばん重要な1枚
秋の寒さの多くは「汗冷え」から来るので、肌に直接触れるベースレイヤーがいちばん重要です。長袖が基本、素材はウール(メリノウール)か化学繊維、汗の量が多い人は「0枚目」のメッシュやドライレイヤーを足す。この3つで選びます。
ウールは汗を吸っても冷えにくく臭いにくい、化繊は乾くのが速く値段が手ごろ、混紡はその中間です。後半の計算値のとおり、ベースレイヤーどうしの重さの差は数十gしかありません。秋のベースレイヤーは重さより素材と汗の抜け方で選ぶのが正解です。
ベースレイヤー全体の選び方と夏・冬向けのモデルは登山インナー(ベースレイヤー)おすすめ40選に、メリノウールの混率や目付(生地の厚さ)の読み方は登山用メリノウールベースレイヤーおすすめ32選に、くわしくまとめています。季節・シーン別の考え方は登山のベースレイヤー完全まとめ、秋向けにしぼった一覧は気温差の大きい秋の登山におすすめのベースレイヤーもどうぞ。
山旅 バックメッシュ・アクティブメリノ・ロングスリーブシャツ|秋の1枚目をこれからそろえる人に

山旅旅の自社製品です。本体はメリノウール50%・ポリエステル50%、背中全体と脇はメリノウール50%・ポリエステル47%・ポリエチレン3%のメッシュにした長袖シャツで、税込14,990円。サイズはXSからXLです。ザックの下でいちばん蒸れる背中から熱と汗を逃がし、前身ごろは普通の生地なので冷えすぎません。ウールの「濡れても冷えにくい」良さとメッシュの「乾きの速さ」を1枚で持っているので、10月の低山から11月の小屋泊まで、秋はこれを軸に組み立てられます。重さは確認時点の公式ストアに記載がありませんでした。
出典:山旅(YAMATABI)公式ショップ(2026/11/06確認)
モンベル ジオライン M.W.ラウンドネックシャツ Men's|化繊で汗冷えを減らしたい人の定番

モンベルの化繊アンダーウェア「ジオライン」の中厚手(M.W.)で、Men'sは159g・4,730円、Women'sは122g・4,620円です。表と肌側の2層を隔壁でつないだボックス構造で動かない空気を抱え、汗をすばやく吸って広げる作り。公式でも「秋から春の寒い時季」向けとされています。縫い代が平らなフラットシーマーで、ザックのベルトの下でも当たりにくいのが利点です。乾きの速さで選ぶなら、秋のベースレイヤーでいちばん手ごろな選択肢です。
出典:モンベル公式サイト(Men's)・同(Women's)(2026/11/06確認)
モンベル スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ Men's|休憩の多い山行・小屋泊に

ウール85%・ポリエステル15%の中厚手で、Men'sは165g・8,800円(XS〜XL)、Women'sは145g・8,360円です。ジオラインM.W.とほぼ同じ重さで、ウールの「濡れても冷たく感じにくい」「臭いにくい」性格が加わります。山頂で長く過ごす人、紅葉の撮影で止まる時間が長い人、2日目も同じシャツを着る小屋泊に向きます。乾きはジオラインより遅いので、汗の多い人はドライレイヤーとの組み合わせがおすすめです。
出典:モンベル公式サイト(Men's)・同(Women's)(2026/11/06確認)
モンベル メリノウールプラス ライト ロングスリーブT Men's|アンダーではなく1枚で着たい人に

モンベルの「メリノウールプラス」素材を使った長袖Tシャツで、Men'sは182g・8,800円(S〜XL)、Women'sは145g・7,700円(XS〜XL)。アンダーウェアのぴったりした形ではなく、Tシャツの形なので、街から登山口まで1枚で着ていても違和感がありません。そのぶん肌との間にすき間ができ、汗を外へ渡す力はぴったり型より穏やかです。10月の低山で、行動中もこの1枚+ウインドシェルで歩きたい人に。
出典:モンベル公式サイト(Men's)・同(Women's)(2026/11/06確認)
パタゴニア メンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・メリノ・ブレンド・シャツ|軽さとウールを両立したい人に

RWS認証のウールにリサイクル・ポリエステルを35%混ぜた薄手の長袖で、メンズは139g・11,000円、ウィメンズは113g・11,000円。今回のウール系の長袖でいちばん軽い部類です。薄手なので10月の行動着に向き、11月や2,000m以上ではミドルレイヤーとの組み合わせが前提になります。競合記事で紹介されている「キャプリーン・クール・メリノ・シャツ」のシリーズで、現行の公式ストアで販売されているのはこの「メリノ・ブレンド」です。
出典:パタゴニア公式サイト(メンズ)・同(ウィメンズ)(2026/11/06確認)
アイスブレーカー U 150 メリノライト LS ティー|メリノ100%の薄手がほしい人に

ウール100%(メリノウール)の薄手長袖で、ユニセックスの2XSからLまで、17,930円です。競合記事で「メリノ150 ロングスリーブ ティー」として紹介されている商品で、現行の公式ストアではこの名前になっています。混紡より乾きは遅いものの、汗をかいても臭いにくく、肌ざわりがやわらかいのがメリノ100%の良さです。重さは公式記載なし。
出典:アイスブレーカー公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
ザ・ノース・フェイス エクスペディションドライドットジップハイ|首元で温度を調節したい人に

ポリエステル100%の「DotKnit」を使った、首元にジッパーのある長袖で、約180g(Lサイズ)・15,400円。サイズはウィメンズのWS〜WLとS〜XXLです。登りではジッパーを下げて熱を逃がし、稜線の風では閉めて首を守る、という調節がしやすい形で、秋の「朝寒く、昼暑い」に合っています。
出典:ザ・ノース・フェイス公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
カリマー mountain crew|ベースレイヤーとミドルレイヤーの間を1枚で

ポリエステル100%の「OCTA CPCP」を使ったクルーネックで、150g・9,350円(XS〜XL)。公式では肌寒い季節の行動着(ミドラー)として紹介されています。薄手のベースレイヤーの上に着る2枚目にも、10月の低山で1枚で着る行動着にもなる、ちょうど中間の厚みの使い方ができます。
出典:カリマー公式サイト(2026/11/06確認)
モンベル WIC.T Women's|10月の低山で汗をかく登りに

吸汗速乾素材「ウイックロン」(ポリエステル)の半袖Tシャツで、Women'sは110g、Men'sは140g、どちらも3,100円。秋でも日差しのある低山の登りでは、長袖では暑すぎることがあります。半袖で登って、稜線や休憩でウインドシェルやフリースを足す、という使い方なら秋にも使えます。11月や1,500m以上では長袖を基本にしてください。
出典:モンベル公式サイト(Women's)・同(Men's)(2026/11/06確認)
ミレー ドライナミック メッシュ ショートスリーブ|汗の量が多い人に

網目の粗いメッシュを肌に直接着て、汗を上のシャツへ移す「0枚目」のウェアです。メンズは110g、ウィメンズは90g、どちらも6,600円。素材は水分をほとんど含まないポリプロピレンが主体(ポリプロピレン66%・ナイロン28%・ポリウレタン6%)です。休憩のたびに背中が冷える人には効果がはっきり出ます。上に着るシャツは手持ちのままでいいので、買い替えずに汗冷えを減らせます。
出典:ミレー公式サイト(メンズ)・同(ウィメンズ)(2026/11/06確認)
ファイントラック ドライレイヤーウォーム ロングスリーブ(MEN'S)|秋冬の0枚目を長袖で

撥水性のある薄い生地を肌に1枚はさみ、汗を外側のベースレイヤーへ渡して肌を乾いた状態に近づける「ドライレイヤー」の、秋冬向けの長袖です。96g・7,161円(S〜XL)、素材はポリエステル90%・ポリウレタン7%・複合繊維(ポリエステル)3%。夏用の薄いドライレイヤーより保温寄りなので、11月の朝や2,000m前後でも腕まで冷えにくくなります。女性用はレディースの節で紹介します。
出典:ファイントラック公式サイト(2026/11/06確認)
ミドルレイヤー|脱ぎ着で温度を合わせる2枚目
ミドルレイヤーは空気をためて体温を保つ2枚目です。秋は薄手のフリースか、通気性の高い起毛素材・薄い中わた(アクティブインサレーション)が使いやすく、見るポイントは「着たまま登れるか」。厚い1枚より薄手を脱ぎ着するほうが温度を細かく合わせられ、前開き(フルジップ)なら歩きながら首元を開けて熱を逃がせます。
秋のミドルレイヤーは、紅葉の低山と風の強い稜線で選び方が変わります。くわしくは秋の登山のミドルレイヤーおすすめ8選、着たまま歩ける薄い中わたはアクティブインサレーションのおすすめ27選へ。
山旅 POLARTEC アルファダイレクト90 ULジャケット|ミドルレイヤーの重さを減らしたい人に

山旅旅の自社製品です。税込18,990円、133g。ポケットもフードも付けず、起毛した生地そのもので保温するタイプなので通気性がとても高く、着たまま登っても熱がこもりにくくなっています。風は通すので、稜線ではウインドシェルを上に重ねる前提の1枚です。今回のミドルレイヤー8点でいちばん軽く、ザックに入れっぱなしにしても重さで迷いません。
出典:山旅(YAMATABI)公式ショップ(2026/11/06確認)
モンベル クリマプラス100 ジャケット Women's|ミドルレイヤーをはじめて買う人に

ポリエステルのフリース「クリマプラス100」の薄手ジャケットで、税込8,100円、平均290g(XS〜XL)。袖口に親指を通すサムホール付きで、朝の冷え込んだ時間帯に手首から手の甲まで覆えます。1万円以内でそろう入門向けのフリースです。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
ザ・ノース・フェイス マウンテンバーサマイクロジャケット|ザックを背負う前提のフリース

本体は軽いマイクロフリース(Versa Micro 100 ECO・ポリエステル100%)、ショルダーベルトが当たって擦れやすい肩から襟だけをナイロンの布地にしたジャケットで、約270g(Lサイズ)・14,850円(S〜XXL)。公式では森林限界を超える登山から肌寒い季節のキャンプまでが想定されています。ザックを背負ったときの肩の擦れに配慮した作りなので、背負っている時間の長い日帰りに向きます。
出典:ザ・ノース・フェイス公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
マウンテンハードウェア ポーラテックパワーグリッドFZフーディ|フードまで温めたい人に

格子状に起毛した「ポーラテック パワーグリッド」のフルジップフーディで、約425g(Mサイズ)・22,000円(S〜XL)。格子状に起毛した生地で、平らなフリースより通気と乾きを重視したタイプです。フード付きで、11月の朝の稜線や山頂の休憩では頭まで覆えます。ミドルレイヤーとしては重い部類なので、軽さ優先ならポリゴンULやアルファダイレクト90を選んでください。
出典:マウンテンハードウェア公式サイト(2026/11/06確認)
ファイントラック ポリゴンULジャケット|薄い中わたで風にも少し強い

表地・裏地ともナイロン100%で、中わたに「ファインポリゴン」(ポリエステル)を使った薄手のジャケットで、185g・26,686円(S〜XL)。フリースと違って表地が風を受け止めるので、少し風のある稜線でもこれ1枚で歩ける場面があります。休憩中に羽織る防寒着の代わりにもなるので、10月の日帰りなら「ミドルレイヤー兼防寒着」として1枚で済ませる選び方もできます。
出典:ファイントラック公式サイト(2026/11/06確認)
パタゴニア メンズ・ナノエア・ライト・ハイブリッド・フーディ|着たまま歩いて、そのまま休める

40gのフルレンジ・インサレーション(リサイクル・ポリエステル)を前身ごろなどに入れ、背中の上下・脇・わきの下を通気性のあるニットにしたフーディで、335g・41,800円(XS〜3XL)。ザックが当たる背中は汗を逃がし、風を受ける前は温める、という分け方です。脱ぎ着の回数を減らしたい人向けで、値段は今回のミドルレイヤーでいちばん高くなります。
出典:パタゴニア公式サイト(2026/11/06確認)
ファイントラック ラミースピンニットシャツ(WOMEN'S)|シャツの形で羽織りたい人に

ポリエステル89%・ラミー(麻)11%のニット生地で作った長袖の山シャツで、205g・17,677円(S〜L)。伸びるニット生地なので腕が上げやすく、前を開け閉めして温度を合わせられます。秋はベースレイヤーの上に着る2枚目として、晴れた低山なら上着がわりに。シャツ全般の選び方は登山シャツのおすすめへ。
出典:ファイントラック公式サイト(2026/11/06確認)
ミレー ウビック ライトグリッド ジャケット(ウィメンズ)|手ごろなグリッドフリース

格子状の「ポーラテック ミニグリッド」(リサイクル・ポリエステル)にメッシュを組み合わせたフルジップで、284g・13,200円(ウィメンズはXS〜L、メンズは同じ284g・13,200円)。高めの襟とハンドジップポケット付き。グリッドフリースの中では値段が手ごろです。競合記事で紹介されている「K ライトグリット ジャケット」は現行の公式ストアで見つからなかったため、現行のライトグリッドのジャケットを紹介しています。
出典:ミレー公式サイト(ウィメンズ)・同(メンズ)(2026/11/06確認)
アウター|ウインドシェル・ソフトシェル・レインの使い分け
秋のアウターの役割は、保温ではなく防風です。稜線で風速5m/sなら体感−5℃。これを止めるだけで5℃戻るので、防風の1枚は保温着より効きます。
- ウインドシェル:風を止めるだけの薄い上着。軽くて着たまま歩ける。天気が読めている日帰りの主役
- ソフトシェル:伸びる生地の防風上着。フリースの風抜けを止めたいとき、ミドルレイヤーの代わりにもなる
- レインウェア:雨と風を止める。汗の蒸気を逃がす力は劣るので、行動中に着っぱなしにはしない
ウインドシェルの選び方は登山のウインドブレーカーおすすめ22選、ソフトシェルは登山ソフトシェルおすすめ6選、レインウェアの上下の選び方は登山レインウェアおすすめ32選にまとめています。
モンベル ストームクルーザー ジャケット Men's|雨具と風よけを1着で済ませたい人に

税込22,000円、平均254g(XS〜XXL)。自社の防水透湿素材「スーパー ドライテック」の3層(表は30デニールのナイロン・リップストップ)を使ったレインウェアです。今回のレインウェアで重さが確認できたものの中では、いちばん軽く、いちばん手ごろです。秋は風よけとして着る場面も多いので、日帰りならウインドシェルを省略してこれだけ持っていく選択もできます。標高1,500m以上や天気が変わりやすい時期は、これを軸に組み立てるのが安心です。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
パタゴニア メンズ・フーディニ・ジャケット|ウインドシェルを1枚だけ持つなら

16,500円、105g(XS〜XXL)。1.2オンスのリサイクル・ナイロン100%のリップストップを使い、本体をジッパー式の胸ポケットに収納できるウインドシェルの定番です。秋の稜線で風に当たったとき、レインウェアを出すほどではない場面に、これを1枚はおるだけで体感がまるで違います。女性用にはウィメンズ・フーディニ・ジャケット(96g・16,500円)があります。
出典:パタゴニア公式サイト(2026/11/06確認)
秋のウインドシェルについては秋の登山におすすめのウィンドブレーカーの記事もあります。
モンベル EXライト ウインド ジャケット Men's|とにかく軽い風よけを入れておきたい人に

7デニールのナイロン・リップストップを使ったウインドシェルで、Men'sは45g・9,680円(S〜XL)、Women'sは40g・9,350円(XS〜XL)。今回のアウターでいちばん軽く、フーディニより60g軽くて6,820円安い計算です。生地が非常に薄いぶん、岩や枝で擦れる場面には気を使います。「天気は安定しているけれど、稜線の風だけは止めたい」日帰りの保険として、ザックの隅に入れっぱなしにしておく使い方に向きます。
出典:モンベル公式サイト(Men's)・同(Women's)(2026/11/06確認)
コロンビア ライトキャニオンソフトシェルジャケット|伸びる防風上着を手ごろに

軽いストレッチの二重織り(表地ポリエステル100%)で作ったソフトシェルで、15,950円。防風性と通気性に配慮した素材設計で、ポケットに本体を収納できるパッカブル仕様です。フリースの上に着ると風抜けを止められ、晴れた日はこれ1枚で歩けます。重さは公式記載なし。競合記事で紹介されているウィメンズモデルは公式で販売終了と表示されていたため、現行のメンズ(2026年春夏モデル)を紹介しています。
出典:コロンビア公式通販サイト(2026/11/06確認)
ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット|着心地の良いレインウェアがほしい人に

耐水圧30,000mm・透湿性50,000g/m²/24hのミレー独自の3層防水透湿素材(ナイロン100%)に、肌ざわりのよいニットの裏地を合わせたレインジャケットで、300g・36,300円。ほどよく伸びる生地で、ベンチレーションを兼ねたハンドポケット、ヘルメット対応のフード付き。競合記事で紹介されている「ティフォン50000 ストレッチ ジャケット」の系統の現行モデルです。ミレーのウェアはEUROサイズ表記(公式の例ではSサイズが日本のMサイズ)なので、サイズ選びに注意してください。
出典:ミレー公式サイト(2026/11/06確認)
ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット|GORE-TEXで軽さも欲しい人に

20デニールのリサイクルナイロンを使ったGORE-TEX(C-Knitバッカー・3層)のジャケットで、メンズは約285g(Lサイズ)、レディースは約265g(Lサイズ)、どちらも50,600円。山岳用の防水シェルとしては軽い部類です。値段は今回のアウターでいちばん高いので、雨の多い時期の縦走やテント泊でも使う、と決めている人向けです。
出典:ザ・ノース・フェイス公式ストア(メンズ)・同(レディース)(2026/11/06確認)
パタゴニア メンズ・グラナイト・クレスト・レイン・ジャケット|雨の中を一日歩く日に

3層の「H2No パフォーマンス・スタンダード」(リサイクル・ナイロン100%)のレインジャケットで、400g・39,600円(XS〜XXL)。止水ジッパー、両脇のピットジップ(ベンチレーション)、ザックの腰ベルトにかかりにくい位置のハンドポケット、左胸ポケットへの収納と、機能を多く持たせたぶん重めです。秋雨前線の時期に、雨の中を一日歩くと決めている日向けです。
出典:パタゴニア公式サイト(2026/11/06確認)
カリマー WTX LT レイン ジャケット|ヘルメット対応フードの山岳向けレイン

耐水圧20,000mm・透湿性20,000g/m²/24h以上の防水素材を使ったレインジャケットで、31,900円(XS〜XL)。ヘルメット対応のフード、リュックサックと干渉しにくいポケット位置、腕を上げやすいパターン、身ごろをフードに収納できる作りです。重さは公式記載なし。2024年春夏のモデルです。
出典:カリマー公式サイト(2026/11/06確認)
パンツ・タイツ・スカート|秋は「裏地なし+タイツで調節」
秋のパンツは、裏地なしの薄手ストレッチが基本です。歩いていれば脚は発熱するので、裏起毛は暑すぎることが多いのです。寒ければタイツを下にはいて調節します。ただしタイツは山の途中で脱げないので、厚手ではなく薄手を選び、調整は外側のパンツとアウターでする。これが秋のパンツの組み立て方です。パンツ全体の選び方は登山パンツ(ズボン)のおすすめ12選へ。
モンベル O.D.パンツ ライト Men's|秋の主力に

税込8,900円、平均303g。ナイロン94%・ポリウレタン6%のリップストップ(はっ水加工)で、裏地なしの薄手。軽くてストレッチが効くので、段差の大きい登山道でも脚が上がります。サイズはXSからXXLまでで、股下違いも選べます。1万円以下で最初の1本として選びやすく、寒い日はタイツを1枚足せば11月まで使えます。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
マムート ヤドキン 2.0 ソフトシェル パンツ アジアンフィット|風の強い晩秋の稜線に

ポリアミド93%・エラステン7%の二重織りソフトシェルのパンツで、476g・24,200円(XS〜XXL・EUROサイズ表記)。PFCフリーの耐久撥水加工。薄手の登山パンツより生地がしっかりしていて、風を通しにくいぶん重くなります。11月の2,000m前後や、晩秋から初冬の低山まで使いたい人向け。10月の低山では暑いことが多いので、O.D.パンツ ライトのような薄手と使い分けてください。
出典:マムート公式オンラインストア(2026/11/06確認)
C3fit インパクトエアー ロングタイツ|11月の高い山、朝の冷え込みが苦手な人に

税込17,050円、約119g(サイズ3)。腰・太もも・ひざ・ふくらはぎを支えるサポートタイツで、通気性のあるメッシュ生地が主素材です(ナイロン65%・ポリウレタン35%)。脚の冷え対策になるだけでなく、下りの疲れ対策にも。晩秋に1,500m以上へ行くなら、パンツを厚くするよりタイツを1本足すほうが昼の暑さにも対応できます。
出典:ゴールドウイン公式ストア(2026/11/06確認)
モンベル サーマラップ スカート|休憩中に腰とお尻を温める

中わた入りのキルティングのスカートで、182g・7,260円(S〜XL)。表地は20デニールのナイロン・リップストップです。パンツの上から重ねるので、山頂の休憩や下山後の待ち時間に腰まわりとお尻の冷えを防げます。歩いているときは外してザックにしまい、止まったときだけ足す、という防寒着と同じ使い方をします。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
防寒着|ダウンか化繊か。休憩中の保温に
防寒着は、歩いているときには着ないものです。山頂で休むとき、昼食をとるとき、下山後にバスを待つとき。止まっている時間のために持っていくので、選ぶ基準は「暖かさ」より畳んだときの小ささと軽さ。晴れの日が多いならダウン、雨や汗の濡れが心配なら化繊。この対比で決めれば迷いません。
筆者(峰 一歩)は、軽量ダウンはハードシェル(レインウェア)の上から羽織れるよう、少し大きめのサイズを選ぶ考えです。普段着として着るなら、中にトレーナーを着てちょうどいいくらいの大きさになります。秋の雨や風の中で休むときに、レインウェアを脱がずに上から着られるかどうかで、体の冷え方が変わるからです。ほかの保温着は秋〜冬におすすめの保温着、秋のアクティブインサレーション、ダウン全体は登山用ダウンジャケットの選び方へ。
モンベル パーマフロスト ライトダウンパーカ Men's|山頂でゆっくり過ごす人、11月の高い山に登る人に

税込31,900円、平均384g。800フィルパワーのEXダウンを、防水透湿素材「スーパー ドライテック」の2層で包んだダウンパーカです。表地が雨や雪をはじくので、ダウンの弱点の濡れに強く、11月に標高2,000m前後へ行く人や山頂で30分以上過ごす人には、この暖かさが効きます。秋の日帰り用としては重い部類です。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
モンベル スペリオダウン パーカ Men's|軽いダウンで休憩の寒さに備える

800フィルパワーのEXダウンを10デニールの超軽量ナイロン(はっ水加工)で包んだフード付きのダウンで、Men'sは239g・22,500円、Women'sは202g・21,200円。パーマフロストより145g軽く、9,400円安い計算です。表地は防水ではないので、雨の日はレインウェアの下に着るか、上の筆者の考え方のとおり大きめを選んでレインウェアの上から羽織ります。
出典:モンベル公式サイト(Men's)・同(Women's)(2026/11/06確認)
モンベル U.L.サーマラップ ジャケット Men's|濡れが心配なら化繊

税込17,050円、平均229g(S〜XL)。中わたが化学繊維の「ストレッチ エクセロフト」なので、多少濡れても保温力が落ちにくいのが利点です。表地は12デニールのナイロン・リップストップ。雨の可能性がある日や、汗をかいたまま休憩に入る場面では、ダウンよりこちらのほうが安心して着られます。今回の防寒着でいちばん軽く、いちばん手ごろです。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
パタゴニア ナノ・パフ・ジャケット|天気が読めない日の化繊ジャケット

メンズで33,550円、369g(XS〜3XL)。中わたは60gの「プリマロフト・ゴールド・インサレーション・エコ」(リサイクル・ポリエステル100%)。化繊の中わたジャケットの代表格で、濡れても保温力が落ちにくく、雨具の下に着ることもできます。ダウンが「晴れの日・長い停滞」向きなら、こちらは「天気が読めない日」の1枚です。女性用はウィメンズ・ナノ・パフ・ジャケットを選びましょう。
出典:パタゴニア公式サイト(2026/11/06確認)
帽子・グローブ・ゲイター・靴下|費用対効果はここがいちばん
体の末端は冷えやすく、しかも小物は軽くて安い。費用対効果がいちばん高いのが、実はここです。帽子は「耳が隠れるか」、グローブは「薄手で行動中もつけていられるか」、靴下は「ウール混か」。綿の靴下は汗で濡れて靴擦れの原因になります。帽子全体は登山の帽子完全ガイド、手袋は登山用手袋・グローブの選び方と秋冬のインナーグローブ、靴下は登山用靴下の記事へ。
モンベル メリノウール ニット 2way キャップ|風の強い稜線を歩く人に

税込4,730円、平均88g、フリーサイズ(54〜60cm)。メリノウールのニット帽で、普通のニット帽として使えるほか、バラクラバ(顔まで覆う形)としても使えます。晩秋の稜線で風が強いとき、顔まで覆えるかで体感がまるで変わります。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
モンベル ウール カントリー ハット|日差しと冷えを1つで

ウール90%・ナイロン10%のつば付きハットで、112g・5,390円。サイズはS(54〜56cm)・M(56〜58cm)・L(58〜60cm)。秋晴れの日差しを遮りつつ、ウールなので朝の冷えた時間帯にも頭が冷えにくい帽子です。耳までは覆えないので、11月の稜線ではニット帽と使い分けてください。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
パタゴニア フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニー|深くかぶれる定番ビーニー

リサイクル・ポリエステル100%の糸で編んだビーニーで、102g・5,940円。公式では「頭がかゆくならない」ソフトな肌ざわりがうたわれています。折り返して深くかぶれば耳まで覆えます。ウールのチクチクが苦手な人に。
出典:パタゴニア公式サイト(2026/11/06確認)
モンベル ウール トレールグローブ|朝の冷えから手を守る

税込2,970円、平均74g、ウール100%、S・M・L(男女兼用)。薄手のウール手袋で、登り始めの冷えた時間帯に手を守ります。日が上がったらポケットに入る軽さです。風が強い日や雨の日は、上に防風・防水のグローブを重ねましょう。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
ザ・ノース・フェイス ウインドストッパーイーチップグローブ|風を止めてスマホも使える

甲側の中間層に「GORE-TEX WINDSTOPPER」を入れた防風グローブで、9,350円(XS〜XL)。手のひら全面がタッチスクリーンに対応した導電フリースなので、地図アプリを見るたびに手袋を外さずに済みます。重さは公式記載なし。防水ではないので、雨の日はレイングローブを別に持ちます。
出典:ザ・ノース・フェイス公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
ザ・ノース・フェイス トレッカーズゲイター|落ち葉の積もった道を歩く人に

税込11,000円、M・Lの2サイズ。防水透湿素材「HYVENT」(3層)を使ったゲイターで、靴とパンツの間から小石や落ち葉、泥が入るのを防ぎます。秋の登山道は落ち葉が積もり、その下がぬかるんでいることがよくあります。雨上がりの山を歩く人には、秋こそ出番の多い小物です。重さは公式記載なし。
出典:ザ・ノース・フェイス公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
スマートウール ハイク フルクッション クルー|足裏全体にクッションがほしい人に

メリノウール56%・ナイロン11%・リサイクルナイロン31%・ポリウレタン2%のハイキングソックスで、4,180円(M・L)。クッションが全体に入り、つま先とかかとが特に厚い作りで、つま先は縫い目の当たりを減らした仕様です。競合記事の「ハイククラシック フルクッション クルー」と同じフルクッションのクルー丈で、正規輸入代理店の現行ラインナップではこの名前です。
出典:スマートウール正規輸入代理店 ブルーシープ公式オンラインストア(2026/11/06確認)
レディースの秋登山|メンズとの違いと選び方
ここまでの組み立て方は、レディースもまったく同じです。違うのは体型に合った作りと、冷えの優先順位の2点。女性用のウェアは単に小さいだけではなく、肩幅・胸まわり・腰まわりの比率も丈も違うので、メンズのSサイズだと袖が余ったり腰まわりがぶかついたりします。そして一般に女性のほうが末端が冷えやすいので、グローブ・ニット帽・靴下の優先度が上がります。
この記事で紹介したアイテムのうち、公式で女性用を確かめられたものと、その重さ・価格は次のとおりです。同じモデルでも、ベースレイヤーと防寒着では女性用が20〜40gほど軽いものが多くなります(ウインドシェルの差は数g)。
- ベースレイヤー:モンベル ジオライン M.W.ラウンドネックシャツ Women's(122g・4,620円)、スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ Women's(145g・8,360円)、メリノウールプラス ライト ロングスリーブT Women's(145g・7,700円)、WIC.T Women's(110g・3,100円)、パタゴニア ウィメンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・メリノ・ブレンド・シャツ(113g・11,000円)、ミレー ドライナミック メッシュ SS(ウィメンズ・90g・6,600円)
- ミドルレイヤー:モンベル クリマプラス100 ジャケット Women's(290g・8,100円)、ファイントラック ラミースピンニットシャツ(WOMEN'S・205g・17,677円)、ミレー ウビック ライトグリッド ジャケット(ウィメンズ・284g・13,200円)
- アウター:パタゴニア ウィメンズ・フーディニ・ジャケット(96g・16,500円)、モンベル EXライト ウインド ジャケット Women's(40g・9,350円)、ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット(レディース・約265g・50,600円)
- 防寒着:モンベル スペリオダウン パーカ Women's(202g・21,200円)
ベースレイヤー|首の開きと丈、透けにくさ
首まわりの開きが広すぎると稜線で冷え、丈が短いとザックを背負ったとき背中が出ます。上で紹介した山旅のバックメッシュ・アクティブメリノ・ロングスリーブシャツはXSから展開があります。
Ridge Merino ライトウェイト・ナイロンコアメリノフーディ Women's|首まで守るフーディー

山旅ショップで扱っているRidge Merino(リッジメリノ)のフーディです(山旅旅の自社製品ではありません)。税込18,900円。メリノウールを使ったサンフーディーで、天然のUPF35による紫外線防止効果、背面が少し長めのデザイン、袖口の目立ちにくいサムホール、キャップやハットの上からかぶれる大きめのフードが特徴です。日差しの強い秋晴れの稜線から、朝の冷えまで1枚で対応しやすい作りです。重さは確認時点の公式ストアに記載がありませんでした。
出典:山旅(YAMATABI)公式ショップ(2026/11/06確認)
ファイントラック ドライレイヤーウォーム ロングスリーブ(WOMEN'S)|休憩時の汗冷えに毎回悩んでいる人に

税込6,589円、75g(S〜L)。素材はポリエステル90%・ポリウレタン7%・複合繊維(ポリエステル)3%。ベースレイヤーの下に着る「0枚目」で、ミレーのメッシュと同じ役割を女性用の作りで果たします。手持ちのシャツを買い替えずに汗冷えを改善できます。メンズ(96g)より21g軽い計算です。
出典:ファイントラック公式サイト(2026/11/06確認)
ミドルレイヤー・アウター|サムホールと丈
袖口に親指を通す穴(サムホール)があると、朝の冷え込んだ時間帯に手首から手の甲まで覆えます。上で紹介したモンベルのクリマプラス100 ジャケット Women'sがその例です。アウターは丈がやや長めのものだと腰まわりの冷えを防げます。ウインドシェルの定番フーディニにはウィメンズモデル(96g・16,500円)もあり、自分のポケットに畳んで収納できます。

出典:パタゴニア公式サイト(2026/11/06確認)
パンツ|腰まわりの作りが違う
女性用のパンツは腰まわりと股上の作りがメンズと別なので、ここは必ず女性用から。裏地なしの薄手+タイツの組み立てはメンズと同じです。モンベルには女性用の「US O.D.パンツ ライト Women's」(税込9,100円、平均321g、ナイロン94%・ポリウレタン6%)があります。休憩中の腰の冷えには、男女とも上で紹介したサーマラップ スカートが手軽です。
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
帽子・グローブ・靴下|帽子だけ事情が違う
登山用のニット帽は男女兼用が多いので、「レディースを探す」のではなくサイズ展開から自分の頭に合うものを選ぶのが正解です。グローブと靴下は女性用があるので、そちらを。
ダーンタフ #1907 ハイカー ブーツソック ミッドウェイト クッション(ウィメンズ)|靴擦れと足の冷えをまとめて減らしたい人に

税込4,400円。ウール64%・ナイロン33%・ポリウレタン3%の靴下で、生涯保証付き。足裏やレッグ部分にタオル地のループで軽いクッションを入れたミッドウェイトです。綿の靴下から替えるだけで足のトラブルはかなり減ります。ウール混は汗を吸っても冷えにくいので、秋の朝の冷えた登山靴の中でも足先の感覚が残ります。重さは公式記載なし。
出典:ダーンタフ公式ブランドサイト(エイアンドエフ)(2026/11/06確認)
45点のスペック比較|9項目で見比べる
紹介した45点を、同じ9項目で並べました。価格と重さはメーカーまたは日本の正規代理店の公式サイトの表示(2026年11月6日確認・税込)で、記載がないものは「公式記載なし」としています。重さはメーカーによって基準のサイズが違うので、「重さの基準」もあわせて見てください。「向いている時期・標高」「向いている人」は、公式の仕様をもとにした山旅旅の目安です。
1. 山旅 バックメッシュ・アクティブメリノ・ロングスリーブシャツ(自社製品)
- レイヤー・部位:ベースレイヤー(長袖)
- 価格(税込):14,990円
- 重さ:公式記載なし
- 重さの基準:—
- 素材:本体 メリノウール50%・ポリエステル50%/メッシュ部 メリノウール50%・ポリエステル47%・ポリエチレン3%
- 秋に効く機能:背中と脇のメッシュで汗を逃がす
- サイズ展開:XS〜XL
- 向いている時期・標高:10月の低山〜11月の小屋泊
- 向いている人:秋の1枚目をこれからそろえる人
2. モンベル ジオライン M.W.ラウンドネックシャツ Men's
- レイヤー・部位:ベースレイヤー(長袖・化繊)
- 価格(税込):4,730円
- 重さ:159g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:ジオライン(ポリエステル100%)
- 秋に効く機能:ボックス構造で保温・フラットシーマー
- サイズ展開:S〜XL(Women's 122g・4,620円)
- 向いている時期・標高:10月〜11月・全標高
- 向いている人:乾きの速さと値段で選ぶ人
3. モンベル スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ Men's
- レイヤー・部位:ベースレイヤー(長袖・ウール混)
- 価格(税込):8,800円
- 重さ:165g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:ウール85%・ポリエステル15%
- 秋に効く機能:濡れても冷たく感じにくい・臭いにくい
- サイズ展開:XS〜XL(Women's 145g・8,360円)
- 向いている時期・標高:10月〜11月・休憩の多い山行
- 向いている人:山頂で長く過ごす人・小屋泊
4. モンベル メリノウールプラス ライト ロングスリーブT Men's
- レイヤー・部位:ベースレイヤー(長袖Tシャツ)
- 価格(税込):8,800円
- 重さ:182g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:メリノウールプラス
- 秋に効く機能:Tシャツの形で1枚でも着やすい
- サイズ展開:S〜XL(Women's 145g・7,700円)
- 向いている時期・標高:10月の低山
- 向いている人:行動中も1枚で着たい人
5. パタゴニア メンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・メリノ・ブレンド・シャツ
- レイヤー・部位:ベースレイヤー(長袖・薄手ウール混)
- 価格(税込):11,000円
- 重さ:139g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:RWS認証ウール+リサイクル・ポリエステル35%
- 秋に効く機能:ウール系の長袖で軽い部類
- サイズ展開:公式サイト参照(ウィメンズ 113g・11,000円)
- 向いている時期・標高:10月の行動着
- 向いている人:軽さとウールを両立したい人
6. アイスブレーカー U 150 メリノライト LS ティー
- レイヤー・部位:ベースレイヤー(長袖・メリノ100%)
- 価格(税込):17,930円
- 重さ:公式記載なし
- 重さの基準:—
- 素材:ウール100%(メリノウール)
- 秋に効く機能:臭いにくい・肌ざわりがやわらかい
- サイズ展開:2XS〜L(ユニセックス)
- 向いている時期・標高:10月〜11月
- 向いている人:メリノ100%の薄手がほしい人
7. ザ・ノース・フェイス エクスペディションドライドットジップハイ
- レイヤー・部位:ベースレイヤー(長袖・ジップ)
- 価格(税込):15,400円
- 重さ:約180g
- 重さの基準:Lサイズ
- 素材:DotKnit(ポリエステル100%)
- 秋に効く機能:首元のジッパーで温度調節
- サイズ展開:WS〜WL・S〜XXL
- 向いている時期・標高:10月〜11月・稜線歩き
- 向いている人:朝晩と昼の差に合わせたい人
8. カリマー mountain crew
- レイヤー・部位:ベースレイヤー〜ミドラー
- 価格(税込):9,350円
- 重さ:150g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:OCTA CPCP(ポリエステル100%)
- 秋に効く機能:肌寒い季節の行動着
- サイズ展開:XS〜XL
- 向いている時期・標高:10月の低山〜11月
- 向いている人:1枚で2役ほしい人
9. モンベル WIC.T Women's
- レイヤー・部位:ベースレイヤー(半袖)
- 価格(税込):3,100円
- 重さ:110g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:ウイックロン(ポリエステル)
- 秋に効く機能:吸汗速乾・手ごろ
- サイズ展開:XS〜XL(Men's 140g・3,100円)
- 向いている時期・標高:10月の低山の登り
- 向いている人:暑がりで汗をかく人
10. ミレー ドライナミック メッシュ ショートスリーブ
- レイヤー・部位:0枚目(網状メッシュ)
- 価格(税込):6,600円
- 重さ:110g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:ポリプロピレン66%・ナイロン28%・ポリウレタン6%
- 秋に効く機能:汗を上のシャツへ移す
- サイズ展開:S-M・L-XL・XXL(ウィメンズ 90g)
- 向いている時期・標高:通年・汗の多い登り
- 向いている人:汗の量が多い人
11. ファイントラック ドライレイヤーウォーム ロングスリーブ(MEN'S)
- レイヤー・部位:0枚目(長袖ドライレイヤー)
- 価格(税込):7,161円
- 重さ:96g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:ポリエステル90%・ポリウレタン7%・複合繊維3%
- 秋に効く機能:撥水で肌を乾いた状態に近づける
- サイズ展開:S〜XL
- 向いている時期・標高:11月・2,000m前後
- 向いている人:秋冬に汗冷えしやすい人
12. 山旅 POLARTEC アルファダイレクト90 ULジャケット(自社製品)
- レイヤー・部位:ミドルレイヤー(起毛)
- 価格(税込):18,990円
- 重さ:133g
- 重さの基準:表記のまま
- 素材:POLARTEC アルファダイレクト
- 秋に効く機能:通気が高く着たまま登れる
- サイズ展開:公式ストア参照
- 向いている時期・標高:10月〜11月・全標高
- 向いている人:ミドルレイヤーの重さを減らしたい人
13. モンベル クリマプラス100 ジャケット Women's
- レイヤー・部位:ミドルレイヤー(フリース)
- 価格(税込):8,100円
- 重さ:290g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:クリマプラス100(ポリエステル)
- 秋に効く機能:サムホール
- サイズ展開:XS〜XL
- 向いている時期・標高:10月〜11月の低山
- 向いている人:はじめてフリースを買う人
14. ザ・ノース・フェイス マウンテンバーサマイクロジャケット
- レイヤー・部位:ミドルレイヤー(フリース)
- 価格(税込):14,850円
- 重さ:約270g
- 重さの基準:Lサイズ
- 素材:Versa Micro 100 ECO(ポリエステル100%)・肩はナイロン布帛
- 秋に効く機能:ザックの肩の擦れに配慮
- サイズ展開:S〜XXL
- 向いている時期・標高:10月〜11月
- 向いている人:背負う時間が長い人
15. マウンテンハードウェア ポーラテックパワーグリッドFZフーディ
- レイヤー・部位:ミドルレイヤー(グリッドフリース)
- 価格(税込):22,000円
- 重さ:約425g
- 重さの基準:Mサイズ
- 素材:ポーラテック パワーグリッド
- 秋に効く機能:フード付き
- サイズ展開:S〜XL
- 向いている時期・標高:11月の稜線・山頂
- 向いている人:頭まで温めたい人
16. ファイントラック ポリゴンULジャケット
- レイヤー・部位:ミドルレイヤー(薄い中わた)
- 価格(税込):26,686円
- 重さ:185g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:表裏ナイロン100%・中わたファインポリゴン(ポリエステル)
- 秋に効く機能:防寒着の代わりにもなる
- サイズ展開:S〜XL
- 向いている時期・標高:10月の日帰り〜11月
- 向いている人:1枚で2役ほしい人
17. パタゴニア メンズ・ナノエア・ライト・ハイブリッド・フーディ
- レイヤー・部位:ミドルレイヤー(アクティブインサレーション)
- 価格(税込):41,800円
- 重さ:335g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:40gフルレンジ(リサイクル・ポリエステル)+ニットパネル
- 秋に効く機能:背中・脇は通気、前は保温
- サイズ展開:XS〜3XL
- 向いている時期・標高:10月〜11月の稜線
- 向いている人:脱ぎ着の回数を減らしたい人
18. ファイントラック ラミースピンニットシャツ(WOMEN'S)
- レイヤー・部位:ミドルレイヤー(シャツ)
- 価格(税込):17,677円
- 重さ:205g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:ポリエステル89%・ラミー11%
- 秋に効く機能:前の開け閉めで調節
- サイズ展開:S〜L
- 向いている時期・標高:10月の低山
- 向いている人:シャツの形が好きな人
19. ミレー ウビック ライトグリッド ジャケット(ウィメンズ)
- レイヤー・部位:ミドルレイヤー(グリッドフリース)
- 価格(税込):13,200円
- 重さ:284g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:ポーラテック ミニグリッド(リサイクル・ポリエステル)×メッシュ
- 秋に効く機能:高めの襟
- サイズ展開:XS〜L(メンズ 284g・13,200円)
- 向いている時期・標高:10月〜11月
- 向いている人:手ごろなグリッドフリースがほしい人
20. モンベル ストームクルーザー ジャケット Men's
- レイヤー・部位:アウター(レインウェア)
- 価格(税込):22,000円
- 重さ:254g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:スーパー ドライテック3レイヤー
- 秋に効く機能:防水透湿・風よけと兼用
- サイズ展開:XS〜XXL
- 向いている時期・標高:秋全般・1,500m以上
- 向いている人:雨具と風よけを1着で済ませたい人
21. パタゴニア メンズ・フーディニ・ジャケット
- レイヤー・部位:アウター(ウインドシェル)
- 価格(税込):16,500円
- 重さ:105g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:1.2オンス・リサイクル・ナイロン100%
- 秋に効く機能:胸ポケットに収納
- サイズ展開:XS〜XXL(ウィメンズ 96g)
- 向いている時期・標高:秋全般の稜線
- 向いている人:ウインドシェルを1枚だけ持つ人
22. モンベル EXライト ウインド ジャケット Men's
- レイヤー・部位:アウター(ウインドシェル)
- 価格(税込):9,680円
- 重さ:45g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:7デニール・ナイロン・リップストップ
- 秋に効く機能:今回いちばん軽い風よけ
- サイズ展開:S〜XL(Women's 40g・9,350円)
- 向いている時期・標高:天気の安定した日帰り
- 向いている人:保険の風よけを入れっぱなしにしたい人
23. コロンビア ライトキャニオンソフトシェルジャケット
- レイヤー・部位:アウター(ソフトシェル)
- 価格(税込):15,950円
- 重さ:公式記載なし
- 重さの基準:—
- 素材:ストレッチ二重織り(表地ポリエステル100%)
- 秋に効く機能:パッカブル
- サイズ展開:公式サイト参照
- 向いている時期・標高:10月〜11月の晴れの日
- 向いている人:伸びる防風上着がほしい人
24. ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット
- レイヤー・部位:アウター(レインウェア)
- 価格(税込):36,300円
- 重さ:300g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:TYPHON 3L ニットバック(ナイロン100%)
- 秋に効く機能:耐水圧30,000mm・透湿50,000g/m²/24h
- サイズ展開:XS〜XL(EUROサイズ)
- 向いている時期・標高:秋全般
- 向いている人:着心地のよいレインがほしい人
25. ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット
- レイヤー・部位:アウター(レインウェア)
- 価格(税込):50,600円
- 重さ:約285g
- 重さの基準:Lサイズ
- 素材:GORE-TEX C-Knitバッカー 3層(20デニール)
- 秋に効く機能:軽量なGORE-TEX
- サイズ展開:S〜XXL(レディース 約265g)
- 向いている時期・標高:秋全般・縦走
- 向いている人:GORE-TEXで軽さもほしい人
26. パタゴニア メンズ・グラナイト・クレスト・レイン・ジャケット
- レイヤー・部位:アウター(レインウェア)
- 価格(税込):39,600円
- 重さ:400g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:H2No 3層(リサイクル・ナイロン100%)
- 秋に効く機能:ピットジップ・止水ジッパー
- サイズ展開:XS〜XXL
- 向いている時期・標高:雨の中を歩く日
- 向いている人:雨の日も長く歩く人
27. カリマー WTX LT レイン ジャケット
- レイヤー・部位:アウター(レインウェア)
- 価格(税込):31,900円
- 重さ:公式記載なし
- 重さの基準:—
- 素材:防水透湿素材(素材名は公式記載なし)
- 秋に効く機能:耐水圧20,000mm・透湿20,000g/m²/24h以上
- サイズ展開:XS〜XL
- 向いている時期・標高:秋全般
- 向いている人:ヘルメット対応フードがほしい人
28. モンベル O.D.パンツ ライト Men's
- レイヤー・部位:パンツ
- 価格(税込):8,900円
- 重さ:303g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:ナイロン94%・ポリウレタン6%
- 秋に効く機能:裏地なし・ストレッチ
- サイズ展開:XS〜XXL・股下違いあり
- 向いている時期・標高:10月〜11月(タイツと組み合わせ)
- 向いている人:最初の1本
29. マムート ヤドキン 2.0 ソフトシェル パンツ アジアンフィット
- レイヤー・部位:パンツ(ソフトシェル)
- 価格(税込):24,200円
- 重さ:476g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:ポリアミド93%・エラステン7%
- 秋に効く機能:風を通しにくい二重織り
- サイズ展開:XS〜XXL(EUROサイズ)
- 向いている時期・標高:11月の2,000m前後・晩秋
- 向いている人:風の強い稜線を歩く人
30. C3fit インパクトエアーロングタイツ(メンズ)
- レイヤー・部位:タイツ
- 価格(税込):17,050円
- 重さ:約119g
- 重さの基準:サイズ3
- 素材:ナイロン65%・ポリウレタン35%
- 秋に効く機能:脚のサポート・保温
- サイズ展開:1〜5・B1〜B3
- 向いている時期・標高:11月・1,500m以上
- 向いている人:朝の冷えと下りの疲れが気になる人
31. モンベル サーマラップ スカート
- レイヤー・部位:スカート(中わた入り)
- 価格(税込):7,260円
- 重さ:182g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:表地 20デニール・ナイロン・リップストップ
- 秋に効く機能:パンツの上から重ねて腰を温める
- サイズ展開:S〜XL
- 向いている時期・標高:休憩の多い山行
- 向いている人:腰やお尻が冷えやすい人
32. モンベル パーマフロスト ライトダウンパーカ Men's
- レイヤー・部位:防寒着(ダウン・防水表地)
- 価格(税込):31,900円
- 重さ:384g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:スーパー ドライテック2レイヤー・800FP EXダウン
- 秋に効く機能:表地が防水透湿
- サイズ展開:S〜XXL
- 向いている時期・標高:11月・2,000m前後
- 向いている人:山頂で長く過ごす人
33. モンベル スペリオダウン パーカ Men's
- レイヤー・部位:防寒着(ダウン)
- 価格(税込):22,500円
- 重さ:239g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:10デニール・ナイロン・800FP EXダウン
- 秋に効く機能:軽いフード付きダウン
- サイズ展開:S〜XXL(Women's 202g・21,200円)
- 向いている時期・標高:10月〜11月の晴れの日
- 向いている人:軽いダウンがほしい人
34. モンベル U.L.サーマラップ ジャケット Men's
- レイヤー・部位:防寒着(化繊)
- 価格(税込):17,050円
- 重さ:229g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:12デニール・ナイロン/ストレッチ エクセロフト
- 秋に効く機能:濡れても保温力が落ちにくい
- サイズ展開:S〜XL
- 向いている時期・標高:秋全般・雨の可能性がある日
- 向いている人:濡れが心配な人
35. パタゴニア メンズ・ナノ・パフ・ジャケット
- レイヤー・部位:防寒着(化繊)
- 価格(税込):33,550円
- 重さ:369g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:リサイクル・ポリエステル/プリマロフト・ゴールド・エコ60g
- 秋に効く機能:雨具の下にも着られる
- サイズ展開:XS〜3XL
- 向いている時期・標高:天気が読めない日
- 向いている人:化繊の定番を選びたい人
36. モンベル メリノウール ニット 2way キャップ
- レイヤー・部位:帽子
- 価格(税込):4,730円
- 重さ:88g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:メリノウール
- 秋に効く機能:バラクラバにもなる
- サイズ展開:フリー(54〜60cm)
- 向いている時期・標高:11月・風の強い稜線
- 向いている人:顔まで守りたい人
37. モンベル ウール カントリー ハット
- レイヤー・部位:帽子(ハット)
- 価格(税込):5,390円
- 重さ:112g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:ウール90%・ナイロン10%
- 秋に効く機能:つばで日差しを遮る
- サイズ展開:S・M・L
- 向いている時期・標高:10月の晴れの日
- 向いている人:日差しと冷えを1つで防ぎたい人
38. パタゴニア フィッシャーマンズ・ロールド・ビーニー
- レイヤー・部位:帽子(ビーニー)
- 価格(税込):5,940円
- 重さ:102g
- 重さの基準:表記のまま
- 素材:リサイクル・ポリエステル100%
- 秋に効く機能:肌ざわりがやわらかい
- サイズ展開:公式サイト参照
- 向いている時期・標高:10月〜11月
- 向いている人:ウールのチクチクが苦手な人
39. モンベル ウール トレールグローブ
- レイヤー・部位:手袋
- 価格(税込):2,970円
- 重さ:74g
- 重さの基準:平均重量
- 素材:ウール100%
- 秋に効く機能:薄手で行動中もつけられる
- サイズ展開:S・M・L(男女兼用)
- 向いている時期・標高:10月〜11月の朝
- 向いている人:朝の冷えから手を守りたい人
40. ザ・ノース・フェイス ウインドストッパーイーチップグローブ
- レイヤー・部位:手袋(防風)
- 価格(税込):9,350円
- 重さ:公式記載なし
- 重さの基準:—
- 素材:甲:ナイロン・ポリウレタン+WINDSTOPPER(ePE)/掌:導電フリース
- 秋に効く機能:掌全面タッチスクリーン対応
- サイズ展開:XS〜XL
- 向いている時期・標高:11月・風の強い日
- 向いている人:地図アプリをよく見る人
41. ザ・ノース・フェイス トレッカーズゲイター
- レイヤー・部位:ゲイター
- 価格(税込):11,000円
- 重さ:公式記載なし
- 重さの基準:—
- 素材:HYVENT 3層
- 秋に効く機能:防水透湿・泥や落ち葉を防ぐ
- サイズ展開:M・L
- 向いている時期・標高:雨上がり・落ち葉の道
- 向いている人:ぬかるみを歩く人
42. スマートウール ハイク フルクッション クルー
- レイヤー・部位:靴下
- 価格(税込):4,180円
- 重さ:公式記載なし
- 重さの基準:—
- 素材:メリノウール56%・ナイロン11%・リサイクルナイロン31%・ポリウレタン2%
- 秋に効く機能:全体クッション・つま先とかかとが厚い
- サイズ展開:M・L
- 向いている時期・標高:10月〜11月
- 向いている人:足裏全体にクッションがほしい人
43. Ridge Merino ライトウェイト・ナイロンコアメリノフーディ Women's
- レイヤー・部位:ベースレイヤー(フーディ)
- 価格(税込):18,900円
- 重さ:公式記載なし
- 重さの基準:—
- 素材:メリノウール(ナイロンコア)
- 秋に効く機能:UPF35・サムホール・大きめフード
- サイズ展開:公式ストア参照
- 向いている時期・標高:秋晴れの稜線
- 向いている人:日差しと冷えを1枚で防ぎたい人
44. ファイントラック ドライレイヤーウォーム ロングスリーブ(WOMEN'S)
- レイヤー・部位:0枚目(長袖ドライレイヤー)
- 価格(税込):6,589円
- 重さ:75g
- 重さの基準:表記のまま(サイズ記載なし)
- 素材:ポリエステル90%・ポリウレタン7%・複合繊維3%
- 秋に効く機能:撥水で肌を乾いた状態に近づける
- サイズ展開:S〜L
- 向いている時期・標高:11月・2,000m前後
- 向いている人:休憩のたびに汗冷えする人
45. ダーンタフ #1907 ハイカー ブーツソック ミッドウェイト クッション(ウィメンズ)
- レイヤー・部位:靴下
- 価格(税込):4,400円
- 重さ:公式記載なし
- 重さの基準:—
- 素材:ウール64%・ナイロン33%・ポリウレタン3%
- 秋に効く機能:生涯保証
- サイズ展開:公式サイト参照
- 向いている時期・標高:10月〜11月
- 向いている人:靴擦れと足の冷えを減らしたい人
※パタゴニア・ミレーなどは公式の重さにサイズの記載がないため「表記のまま」としています。モンベルの「平均重量」は、公式の表記です。
山旅旅の計算値|秋のレイヤリングの重さを合計すると
公式の重さを足し合わせると、秋の服装で重さの差が出るのは「ザックに入れる服」、とくに防寒着とミドルレイヤーで、ベースレイヤー選びの差は数十gにとどまります。以下はすべて山旅旅の計算値です(重さはメーカーの基準サイズの値で、サイズ条件はそろっていません。レインパンツは山行に応じて別に足してください)。
パターンA 10月・1,000m前後の日帰り|服の合計 約1.0kg
- 着る服:ジオライン M.W.ラウンドネックシャツ 159g+O.D.パンツ ライト 303g=462g
- ザックに入れる服:アルファダイレクト90 ULジャケット 133g+ストームクルーザー ジャケット 254g+メリノウール ニット 2way キャップ 88g+ウール トレールグローブ 74g=549g
- 合計:1,011g
パターンB 10月・2,000m前後/11月・1,500m前後の日帰り|服の合計 約1.5kg
- 着る服:スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ 165g+O.D.パンツ ライト 303g+インパクトエアーロングタイツ 119g=587g
- ザックに入れる服:アルファダイレクト90 133g+フーディニ・ジャケット 105g+ストームクルーザー 254g+U.L.サーマラップ ジャケット 229g+ニット 2way キャップ 88g+ウール トレールグローブ 74g=883g
- 合計:1,470g
パターンC 11月・2,000m前後の日帰り|服の合計 約1.6kg
- 着る服:パターンBと同じ587g(汗の多い人はドライレイヤーウォーム 96gを足して683g)
- ザックに入れる服:アルファダイレクト90 133g+フーディニ 105g+ストームクルーザー 254g+パーマフロスト ライトダウンパーカ 384g+ニット 2way キャップ 88g+ウール トレールグローブ 74g=1,038g
- 合計:1,625g。防寒着をスペリオダウン パーカ(239g)にすると893g・合計1,480gで、145g軽くなります
同じ役割でも、選び方でザックの中身は1.65倍になる
パターンBの「ザックに入れる服」883gを、同じ役割の重いモデルに置き換えると、ミドルレイヤーをパワーグリッドFZフーディ(425g・+292g)、防寒着をナノ・パフ・ジャケット(369g・+140g)、レインウェアをグラナイト・クレスト(400g・+146g)にして1,461g。578g増え、約1.65倍になります。日帰り装備一式を5kgとすると、装備全体の約12%にあたる重さです。逆に、フーディニをEXライト ウインド ジャケット(45g)に替えると60g、全体の約1.2%軽くなります。
1g軽くするのにかかる値段
- ミドルレイヤー:クリマプラス100 ジャケット Women's(290g・8,100円)からアルファダイレクト90(133g・18,990円)に替えると157g軽くなり、差額は10,890円で約69円/g。マウンテンバーサマイクロ(270g・14,850円)からなら137g軽く、約30円/g。パワーグリッドFZフーディ(425g・22,000円)からポリゴンUL(185g・26,686円)なら240g軽く、約20円/g です
- 防寒着:ナノ・パフ(369g・33,550円)からU.L.サーマラップ(229g・17,050円)にすると、140g軽くなって16,500円安くなります。パーマフロスト(384g・31,900円)からスペリオダウン(239g・22,500円)も、145g軽く9,400円安くなります。ただしパーマフロストは表地が防水透湿なので、軽さと引き換えに「雨の中でもダウンが濡れにくい」機能を手放すことになります
- ウインドシェル:フーディニ(105g・16,500円)からEXライト ウインド ジャケット(45g・9,680円)にすると、60g軽く6,820円安くなります
- ベースレイヤー:ジオライン M.W.(159g・4,730円)からキャプリーン・クール・メリノ・ブレンド(139g・11,000円)にすると20g軽くなり、約314円/g。ベースレイヤーは重さで選んでも効果が小さく、素材と汗の抜け方で選ぶほうが快適さに直結します
安全な軽量化の目線|日帰りで持つ防寒着の削っていい所・削ってはいけない所
秋の日帰りで削っていいのは「行動中に着る服の厚み」と「重複している機能」で、削ってはいけないのは「止まったときの保温」と「雨・風への備え」です。
削っていい所
- 行動着の厚み:歩いているときは体が熱を出すので、厚手のシャツや裏起毛のパンツは要りません。中厚手の長袖+裏地なしのパンツで足ります
- ウインドシェルとレインの重複:天気が安定した10月の1,000m前後の日帰りなら、レインウェア1着を風よけと兼用してウインドシェルを置いていけます(パターンA)
- ミドルレイヤーと防寒着の重複:10月の日帰りなら、ポリゴンULのような薄い中わたを1枚にして、フリースと防寒着の2枚を1枚にまとめられます
- 防寒着の厚さ:10月の日帰りなら、200g台の化繊ジャケットで足ります。384gの防水表地のダウンが必要になるのは、11月の2,000m前後や山頂で長く過ごす日です
削ってはいけない所
- 防寒着そのもの:「日帰りだから」「晴れ予報だから」で置いていくのが、秋の最大の失敗です。道迷いやけがで止まったとき、日が傾いたあとの寒さを防げるのは防寒着だけです。パターンBで229gの化繊ジャケットは、日帰り装備5kgの約4.6%にすぎません
- レインウェア:秋の雨は気温が低く、濡れたまま風に当たると体温が急に下がります。ウインドシェルだけで済ませるのは、天気が安定した日の低山まで
- 手袋と帽子:合わせても162g(ニット 2way キャップ+ウール トレールグローブ)。11月や1,500m以上では必ず持ちます
- ヘッドライト:服ではありませんが、秋は暗くなるのが早く、下山の遅れがそのまま夜の行動になります
軽くしすぎると危ない場面
- 11月の1,500m以上:朝晩が0℃前後になり、凍結や初雪が始まります。10月の装備のまま行かず、防寒着・手袋・帽子を1段暖かいものにします
- 秋雨前線や台風のあと:雨が長く続く日、雨上がりで風が強まる日は、レインウェアと化繊の防寒着の組み合わせにします
- 森林限界を超える稜線:風をさえぎるものがなく、晴れていても体感温度が一けた台まで下がります。風を止める1枚を必ず持ちます
- 日の短い時期の長い行程:11月は日の入りが16時半前後です。予定より1時間遅れるだけで、暗さと寒さが同時に来ます
なお筆者(峰 一歩・山歩き15年)は、軽量化を考えるときでも、山ではホイッスルを必ず持っています。熊鈴は効果に半信半疑ですが、一応持っていきます。ホイッスルは数gの道具で、けがなどで動けなくなったときに居場所を知らせる手段になります。日が短く、人の少なくなる晩秋の山ほど大事な道具です。
作り手の目線|お店で確かめたい6つの所
山旅旅はベトナムや中国の工場で自社の登山用品を作っています。作る側から見ると、秋のウェアは商品タグとサイズ表、縫い目を見ると、カタログの言葉だけではわからない違いが見えてきます。ここでは一般的な見方として、お店で確かめたい所をまとめます。
- 重さは「どのサイズの」数字か:今回の45点でも、モンベルは「平均重量」、ザ・ノース・フェイスは「Lサイズ」、マウンテンハードウェアは「Mサイズ」、C3fitは「サイズ3」と、基準がばらばらです。数十gの差を比べるときは、基準をそろえて見ます
- EUROサイズ表記かどうか:ミレーやマムートのように、ヨーロッパのサイズ表記で売られているブランドがあります。ミレーの公式では、Sサイズが日本のMサイズにあたると案内されています。いつものサイズで選ぶと1サイズ大きくなるので、必ず試着するか、製品寸法を見比べます
- 混率は「どの部分の」数字か:メッシュや布地を部分的に使った服は、本体と切り替え部分で素材や混率が違います(山旅のバックメッシュ・アクティブメリノやバーサマイクロの肩がその例)。品質表示のタグで部位ごとに確かめます
- 肩と腰の縫い目:ザックのショルダーベルトが当たる肩の上や、腰ベルトが当たる位置に太い縫い目があると、長時間で擦れて痛くなります。縫い代が平らな「フラットシーマー」か、縫い目が肩から少しずらしてあるかを見ます
- ジッパーの開け方:レインウェアは、ジッパーが上下どちらからも開けられるか、脇の下にベンチレーション(ピットジップ)があるかで、着たまま歩くときの蒸れ方が変わります。グローブをはめたまま引き手をつまめるかも、お店で試しておきたい所です
- 撥水は「加工」で、洗濯で落ちる:はっ水加工や耐久撥水加工は、洗濯や摩擦で少しずつ弱まります。防寒着やウインドシェルも、撥水が落ちると表面が濡れて冷えやすくなるので、洗濯と熱による手入れの方法をタグで確かめておきます
サイズ表は、体の寸法(ヌード寸法)を示すものと、服そのものの寸法(製品寸法)を示すものがあります。ベースレイヤーとドライレイヤーは体に沿うほど汗を早く外へ渡せるので、迷ったら小さめ。防寒着はレインウェアの上からも羽織れるよう、少しゆとりのあるサイズを選びます。
日帰りの実用目線|この組み合わせで足りる人・足りない人
パターンAの「長袖1枚+薄手のミドルレイヤー+レインウェア+帽子・手袋」(約1.0kg)で足りるかどうかは、次の条件で決まります。
パターンAで足りる人
- 10月の、標高1,000m前後までの山を日中だけ歩く
- 天気予報が安定していて、稜線の風が強くない
- 山頂での休憩が30分以内で、下山完了を日の入りの1時間前に設定している
パターンAでは足りない人(パターンB・Cへ)
- 11月に入っている、または標高1,500m以上へ行く
- 山頂で長く過ごす、紅葉の撮影で止まる時間が長い
- 朝の早い出発で、日の出前後の冷え込んだ時間帯に歩く
- 汗をかきやすく、休憩のたびに背中が冷える(ドライレイヤーを足す)
- はじめての山で、道迷いや遅れの可能性を見込んでおきたい
迷ったら、1つ上のパターンの防寒着だけを足してください。増えるのは200〜400g前後で、それが「止まったときの安全」になります。
安全面|秋の服装と合わせて気をつけたいこと
秋の事故は、天気の急変と日没、そして寒さによる判断力の低下が重なって起きやすくなります。服装の準備とあわせて、次のことを決めてから出かけましょう。
- 下山の締め切り時刻:日の入りの1時間前を下山完了の目安にし、そこから山頂を出る時刻を逆算します
- 引き返す条件:雨が強くなったら、風で体が冷え始めたら、予定の時刻に山頂に着けなかったら引き返す、と先に決めておきます
- 濡れた服を着続けない:汗や雨で濡れたベースレイヤーは、止まるとすぐ体を冷やします。小屋泊や長い行程では、防水の袋に入れた乾いた着替えを1枚残しておきます
- 凍結への備え:11月の1,500m以上や北向きの斜面では、朝の登山道が凍っていることがあります。チェーンスパイクを持ち、凍った岩の上では無理をしません
- 持ち物の確認:服以外は登山の持ち物チェックリストで確かめてください
後継モデル・新製品と、掲載を見送った商品(2026年11月6日時点)
競合記事で紹介されている商品のうち、名前が変わったもの・後継があるもの・今回は紹介を見送ったものをまとめます。
- ミレー ティフォン50000 ストレッチ ジャケット:現行の公式ストアでは「ティフォン ストレッチ ジャケット」(300g・36,300円・耐水圧30,000mm)として紹介しています
- パタゴニア キャプリーン・クール・メリノ・シャツ:現行の公式ストアでは「キャプリーン・クール・メリノ・ブレンド・シャツ」です
- アイスブレーカー メリノ150 ロングスリーブ ティー:現行の公式ストアでは「U 150 メリノライト LS ティー」の名前です
- ミレー K ライトグリット ジャケット:現行の公式ストアで同名品が見つからなかったため、現行の「ウビック ライトグリッド ジャケット」を紹介しています
- コロンビア ウィメンズライトキャニオンソフトシェルジャケット:公式で販売終了と表示されていたため、現行のメンズ(2026年春夏)を紹介しています。公式には「ウィメンズライトキャニオンソフトシェルIIジャケット」(15,950円)、2026年秋冬の新作「ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェルジャケット」(17,600円・422g〈Mサイズ〉)もあります
- マムート マクン 2.0 ソフトシェル フーデッド ジャケット:公式オンラインストアで販売終了と表示されていたため、掲載を見送りました
- ホグロフス ロック ダウン フード:現行の公式オンラインストアに同名品がありません。同じシリーズの現行品「ロック フラッシュ ダウン フード」(46,200円)は、700フィルのダウンを103g(Lサイズ)入れた冬山寄りのモデルで、服全体の重さの公式記載がないため、秋の記事では紹介を見送りました
- ミレー ティフォン ウォーム ネクスト ストレッチ ジャケット(ウィメンズ):公式で438gと、裏地付きで重く冬寄りのため、秋の記事では見送りました。秋のレインウェアは300g前後までのモデルを中心にしています
- ノローナ ピュアウール ロングスリーブ、ピークパフォーマンス ヘリウム ハイブリッド ダウン ジャケット:日本の公式サイト・正規代理店の公式サイトで価格と重さを確かめられなかったため、掲載を見送りました
- カリマー ネックウォーマー:競合記事の商品が現行のどのモデルにあたるか、公式で特定できなかったため見送りました
- 登山靴・ザック(コロンビア セイバー シックス ミッド アウトドライ、カリマー クリーブ 30、グレゴリー スタウト35):服装の記事の範囲外のため、登山靴の選び方などの記事で扱います
よくある質問

10月・11月の登山にダウンジャケットは必要ですか?
登る山の標高で決まります。1,000m前後の低山を10月の日中に往復するなら不要なことが多く、フリースとレインウェアで足ります。1,500m以上なら持っていくことをおすすめします。2,000m以上、または11月に入ってからなら必須と考えてください。濡れる可能性がある日は、ダウンより化繊の中綿のほうが安心です(登山用ダウンジャケットの選び方)。
ユニクロやワークマンの服で登れますか?
山と条件を選べば、登れます。1,000m前後の低山、10月の日中、天気が安定している日なら、手持ちの化繊の服や軽いダウンで組み立てることはできます。ただし標高が上がる、風が強い、11月に入る、となると登山メーカーの服との差が出ます。そして綿の服だけは避けてください。進め方は、レインウェアと靴だけ登山用をそろえて、残りは手持ちで始めるのが失敗しにくいです(登山靴の選び方/レインウェアの選び方)。モンベルとユニクロ・ワークマンを組み合わせる例は秋冬の登山の服装はモンベルで揃えるにまとめています。
雨の日はどうすればいいですか?
上下セットのレインウェアを着て、その下は濡れても冷えない素材にします。秋の雨は気温が低いので、濡れたまま風にあたると体温が急激に下がります。パンツが濡れると太ももから体温が抜けるので上下そろえる。そして着替えを1セット、防水袋に入れて持っていく。秋は日が短いので、無理に登らない判断も含めて考えてみてください。
秋の登山の服は、全部でどのくらいの重さになりますか?
この記事の計算では、10月・1,000m前後の日帰りで着る服とザックに入れる服を合わせて約1.0kg、10月・2,000m前後や11月・1,500m前後で約1.5kg、11月・2,000m前後で約1.6kgです。同じ役割でも重いモデルを選ぶと、ザックに入れる服だけで500g以上変わります。
春の登山も、同じ考え方でいいですか?
基本は同じです。3枚+防寒1枚、標高差で計算する。ただ、春には秋にない要素が3つ加わります。残雪(高い山では5月でも雪が残り、足元から冷える)、泥(雪解けで登山道がぬかるみ、ゲイターの出番が増える)、気温の振れ幅(日によって10℃以上違うので、直前の予報確認がより重要)。組み立て方そのものは秋と同じです。
まとめ
秋の登山の服装は、「上半身3枚+防寒着1枚」を、標高と月で組み直すのが基本です。10月から11月に1か月進むと、同じ山の気温は標高を約1,000m上げたのと同じくらい下がります。10月の低山なら長袖のベースレイヤー+薄手のミドルレイヤー+レインウェアで服の合計は約1.0kg、11月の2,000m前後なら防寒着と小物を足して約1.6kgが目安です。
軽くするなら、ミドルレイヤーと防寒着、ウインドシェルの選び方で数百g変わります。削ってはいけないのは、止まったときの防寒着とレインウェア、手袋と帽子、そしてヘッドライト。日の入りの1時間前に下山を終える計画を立てて、秋の山を楽しんでください。
※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(2026年11月6日確認)と照合しています。
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