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富士山登山の持ち物40選!リストで確認できる初心者に必要な装備&あると便利なもの

富士山登山の持ち物40選!リストで確認できる初心者に必要な装備&あると便利なもの


「日本一の山、富士山に登ってみたい!」

この記事では、登山自体が初めての方や、低山日帰りハイクの経験はあっても本格的な登山は初めての方に向けて、1泊2日の富士山登山に必要な装備と、あると便利な持ち物を紹介します。併せて富士山登山に最適な服装について解説します。
夏の登山シーズン(7月~9月)に向けて、富士山登山を計画している初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

富士山登山で初心者が注意したいポイント

富士山は、街とは全く異なる環境のため、次のような注意点に対する備えや準備が必要です。

①高山病に注意

高山病は通常、標高2500mくらいから発症する可能性があり、標高3776mの富士山では十分注意が必要です。登山初心者が、弾丸登山と呼ばれる0泊2日の登山や日帰り登山を行うと、短時間で高度を上げてしまうため、高山病発症の確率が極めて高くなります。

高山病にならないためには、体を少しずつ高所に順応させていくことが大事です。登山口に着いたらすぐに登り出さず1~2時間休憩したり、登り始めはゆっくりと登ったり、こまめに水分補給をしたり、山小屋に宿泊して体を休めたりすることなどで、高山病を防ぐことができます。
また、必要に応じて薬を服用したり、酸素ボンベを携行したりするのもいいでしょう。

②急な天候の変化や寒さに注意

富士山は標高が高い上、周囲に山々が連なっていない独立峰のため、天気の急変が多く、気象条件が厳しいのが特徴です。

登山前には気象情報を確認し、好天が予想されていても、必ず悪天候に対する備えを準備しておいてください。

また、富士山は気温差が大きく、山頂は平地より20℃程度気温が下がります。麓の街は真夏でも、山頂は真冬の寒さのため、防寒対策は必須です。

③山頂直下は岩場の急斜面!砂走りも

富士山には危険な箇所がなく、高度な登山スキルは必要ありません。しかし、山頂直下は急な岩場であったり、下山ルートは砂走りであったりと、転倒しやすいところがあるため、タンクトップにタウン用スニーカーなどの軽装や、レジャー気分の無計画な登山は大変危険です。

登山靴などしっかりとした装備を準備し、計画的な登山を心がけましょう。また、富士山登山に向けて筋トレや山登りの練習を重ねるなど、体力をつけておくことも必要です。

富士山登山に必要な装備・持ち物

初めて富士山登山にチャレンジする初心者の方に必要な装備と持ち物を紹介します。


登山靴

「富士山に登山靴はいらない」という意見もありますが、安全に登るには、登山靴が必要です。登山靴はタウン用のスニーカーに比べてソールが硬く、グリップ力が強いので、富士山の凸凹した登山道から足を守り、岩場やぬかるみ、砂の斜面でも滑りにくいのがメリットです。また、防水性があるので、雨が降っても濡れません。

タウン用のスニーカーで歩くと、靴底に穴が開いたり、足の爪がダメージを受けたりして、歩けなくなる危険があります。

ハイカット(またはミドルカット)を選ぶ

出典:シリオ

富士山登山には、登山靴の中でも、足首まで覆うハイカットのトレッキングシューズがおすすめです。足首をホールドすることでゴツゴツした路面から足を保護し、砂が靴の中へ入り込むことを防いでくれます。

ハイカットだと歩きづらいという方は、ミドルカットでもいいでしょう。

ハイカットでもミドルカットでも、古いトレッキングシューズの場合、富士山登山の途中で靴底がはがれてしまう可能性があるので、登山前に必ず靴の状態を確認し、必要に応じて新しい靴を準備しておきましょう。

富士山登山のために初めて登山靴を購入する方は、登山靴の選び方の記事↓を参考にした上で、お店のスタッフさんと相談しながら、必ず試着をして選んでください。
また、登山は今回限りというのであれば、レンタルを利用するのもおすすめです。

ゲイター

富士山は砂の斜面を下るコースがあるため、砂利が靴の中に入り込みやすいです。ゲイターを装着すれば砂の侵入が防げるだけでなく、雨天の時は水の侵入も防いでくれます。

また、トレッキングパンツの裾を泥はねで汚さずに済むため、山小屋で寝る時に布団を汚す心配がありません。

ザック

山小屋泊が必要な富士山登山では、レインウェアや防寒着、水や行動食、インナーシーツや着替えなど持ち物が多いため、30~40L程度のザックがおすすめです。

登山用のザックは街用のリュクと異なり、登山の疲労度を軽減する設計がなされており、快適な登山をサポートするさまざまな機能が備わっています。
こちらの記事↓を参考にしてください。

自分に合ったサイズを選ぶ

同じ容量のザックでも、自分に合ったサイズのモデルを選ぶと、登山中の快適度が大幅にアップします。サイズ選びに関しては、こちらの記事↓が参考になります。

信頼できるメーカーのものを選ぶ

容量やサイズのほかに、荷物の出し入れのしやすさ、背負った時のフィット感などもザック選びの大事なポイントです。オスプレー、グレゴリー、ドイター、カリマー、ミステリーランチ、ザ・ノース・フェイス、モンベルなどのザックは、こうした点でハイカーから高く評価されています。

パッキングを工夫する

登山をする際に必要な道具をザックに詰め込む作業をパッキングといいます。登山の疲労度は、パッキングに大きく左右され、上手なパッキングは快適な登山につながります。
コツをつかめば初心者の方でも上手にパッキングできるので、こちらの記事↓を参考に、準備を進めましょう。

レインウェア

レインウェアは、登山靴、ザックと並んで登山の「三種の神器」に数えられる、最低限必要なアイテムの1つです。特に富士山は天気が変わりやすく、登山中に急な降雨に見舞われることがあるため、レインウェアは必須です。

登山用のレインウェアは、防水だけでなく、冷たい風から体を守ってくれる防寒着の役目も果たすため、雨が降ってなくても寒さを感じる時に、アウターレイヤー(いちばん外側に着る服)として着用します。
こちらの記事↓が詳しく解説しているので参考にしてください。

登山用の上下セットを選ぶ

富士山は風が強いため、ビニールのレインコートやレインポンチョでは、風にあおられて破けたり飛んで行ってしまったりして役に立ちません。耐久性に優れた登山用のレインウェアがおすすめです。

登山用のレインウェアは、防水性と透湿性を両立させているので、一般のレインウェアより高価ですが、富士山へは登山用レインジャケットとレインパンツの両方を持っていきましょう。それぞれ単品で販売されているモデルと、上下セットで販売されているモデルがあり、どちらでも構いませんが、金額的には上下セットの方がお得です。

こちらの記事↓では、各メーカーのレインウェアの素材を比較し、おすすめモデルを紹介しています。

また、こちらの記事↓では、初心者向けのお手頃なレインウェアを紹介していますので、参考にしてください。

トレッキングポール(ストック)

トレッキングポールは、登りでは推進力が得られ、下りでは膝への負担を軽減してくれ、ガレ場を歩く時にはバランスがとりやすくなるので、富士山登山にはぜひ持参したいアイテムです。

トレッキングポールを使った歩き方は、こちらの記事↓がとても参考になります。

トレッキングポールの選び方やおすすめモデルについては、こちらの記事↓を参考にしてください。

帽子

登山に帽子は必須アイテムです。強い陽ざしや紫外線から顔や頭を守るだけでなく、多少の雨ならレインフードをかぶらなくても顔や頭が濡れません。また、暑さ、寒さをやわらげ、頭の怪我を防止し、汗が顔に流れ落ちるのを食い止めてくれます。

登山用の帽子にはキャップ、ハットがあり、好みを選んで構いませんが、風で飛ばされないよう、あご紐付きのモデルを選ぶか、帽子とウェアをつなぐストラップをつけるといいでしょう。

『山旅』7Elements スタンダードキャップは、登山でもタウンでも使えておすすめ

通気性が高く、超軽量な『山旅』7Elements スタンダードキャップは、深くかぶることができ、さまざまな頭の大きさにフィットするキャップです。

キャップの上からレインフードやヘルメットがかぶれるので、富士山登山におすすめです。シンプルなデザインなのでタウンコーデにもなじみ、下山後もそのまま着用できます。

防寒着(フリース・ダウン)

山の気温は、標高が1000m上がるごとに6℃下がります。富士山は標高3776mですので、海抜0mの地点の気温から22~23℃低いことになります。街の気温が30℃なら、山頂の気温は7~8℃です。真夏から一気に真冬の気温となるので、防寒着は必ず持参しましょう。

軽量でコンパクトにまとまるフリースやダウンがおすすめです。ご来光を拝むときは、ダウンパンツもあるといいでしょう。


グローブ

登山におけるグローブは、手の保温、手の保護、手の防水、という3つの役割を担っています。急な降雨が起きがちな富士山では、防水性のあるグローブがおすすめです。冷たい雨から手を守ってくれます。また、グローブは岩場登りにも有効で、手や爪を保護してくれます。

ニット帽

昼間と異なり、夜や早朝の富士山は、真冬の寒さです。特に、冷え込みが厳しいご来光を待つ間は、ニット帽があると助かります。

ネックウォーマー

早朝、夜間は気温が低く、特にご来光を待つ間などは、寒さが身に沁みます。ネックウォーマーで首元を覆って防寒しましょう。


地図とコンパス

登山のマストアイテムです。地図アプリを使用する場合でも、紙地図とコンパスは持参しましょう。地図は、距離やコースタイムなど詳細情報が記載されている登山地図がおすすめです。

コンパスの使い方は、こちらの記事↓を参考にしてください。

スマートフォンとモバイルバッテリー

スマートフォンは、使わない時は電源をオフにしたり、機内モードにしたりすると、バッテリーの消費を抑えられます。

しかし、念のため、モバイルバッテリーを持参することをおすすめします。

ヘッドライトと予備電池

ご来光を拝むには、深夜に山小屋を出発するため、ヘッドライトは必須アイテムです。
夜間に行動する予定がなくても、体調不良や登山道の渋滞などにより、下山が予定より大幅に遅れる場合があります。山には電気が通ってないため日没後は暗闇です。ヘッドライトは必ず持参してください。

赤色ライトが点灯できるモデルがおすすめです。山小屋で皆が寝静まっている時にトイレに行く際、赤色の光は散乱しづらく、目に優しいため、寝ている人に眩しい思いをさせずに視界を確保することができます。

また、ヘッドライトと共に、予備の電池も持参することをおすすめします。

現金

山ではクレジットカートが使えないことが多く、山小屋の宿泊費の支払いや、飲料水などの買い物には現金が必要です。

また、富士山のトイレはすべてバイオトイレで、トイレを利用する際は、100円から300円程度の協力金(トイレによって金額が異なります)を払わなくてはなりません。トイレ用に100円玉をたくさん持っていくことをおすすめします。

水、水筒

登山に水分補給は欠かせません。こめまな水分補給は高山病を防ぐためにも非常に大切です。好みのスポーツドリンクなどでもいいですが、水は必ず持参してください。山に水道はないので、飲料水としてだけでなく、怪我をした時の洗浄用としても使えるからです。

1~2L以上必要とされていますが、重いので体力を考慮して必要な分だけ持参し、不足分は山小屋で購入してもいいでしょう。ただし、街で購入するより値段は高いです。

また、山頂付近は気温が低く、特にご来光を待つ間などは冷え込みが厳しいため、温かい飲み物があると救われます。保温性のある水筒にお湯などを入れておくと、体が内側から温まりおすすめです。

なお、空になったペットボトルは山小屋に放置せず、必ず持ち帰りましょう。

行動食

行動食とは、立ったままや歩きながらでも口にできる、携帯性の高い食料のことで、登山中こまめに口にすることで栄養を補給し、バテを防止します。カロリーの高いチョコレートやカロリーメイトなどが行動食の代表で、いざという時には非常食にもなります

初心者の方は、好みの行動食のほかに、梅干しなど酸味のある食材や、ゼリー飲料の携行をおすすめします。思った以上に疲れてしまって山小屋で食欲がわかない時のバックアップになります。

サングラス

富士山は樹林帯を抜けると遮る物が無くなり、強い紫外線に長時間さらされます。紫外線は、日焼けだけでなく、疲労の原因にもなるため、富士山登山では目が疲れます。紫外線カット機能が付いたサングラスを用意しましょう。

日焼け止め

富士山は標高が高いため、紫外線が強いです。紫外線による日焼けは疲労の原因にもなるため、日焼け止めをこまめに塗って対策しましょう。

タオルまたは手ぬぐい

汗を拭いたり、首に巻いて日焼けを防止したり、就寝時のアイマスクにしたり、緊急時には包帯や三角巾の代用になったりなど、多用途に使えます。薄手の手ぬぐいでもOKです。

トイレットペーパー

富士山のトイレは有料なのでトイレットペーパーが備え付けられていますが、万が一、切れていたりした時や、鼻をかんだり、ちょっとした汚れを拭いたり、濡れたものを拭いたりする時などに便利です。

ポケットティッシュは、文字通りポケットに入れて携帯しやすいのですが、落としやすく、また、ペーパー1枚の大きさが小さいです。トイレットペーパーの方が使いやすくておすすめです。

ジップロックやドライバッグなど、防水性のある袋に入れておきましょう。


ゴミ袋(レジ袋・ジッパー付きビニール袋)

ゴミはすべて持ち帰るのが山のルールです。山小屋にゴミを放置せず、レジ袋やジッパー付きビニール袋などに入れて持ち帰りましょう。

レジ袋は、ゴミ袋として使うほかに、急な降雨でレインパンツを履く際、レジ袋で登山靴を包むと、登山靴を履いたままでレインパンツを汚さずに履くことができて重宝します。また、濡れた衣類を入れたりするのにも便利です。

ジップロックなどのジッパー付きビニール袋は、ニオイが気になる汚物を入れるのに役立ちます。また、チョコレートや柿の種など行動食を入れておいたり、濡らしたくない小物類を入れる防水バッグとして活用したりなどさまざまな使い方ができます。

ファーストエイドキット

絆創膏や目薬、持病薬など必要なものを用意しておきます。

高山病に対しては、予防薬としてダイアモックスが知られていますが、残念ながら市販されておらず、受診の必要があり、保険が適用されません。

高山病は初期症状として頭痛の症状が多く見られますので、バファリンやロキソニンなど市販の頭痛薬を用意しておくといいでしょう。

しかし、高山病の最も良い治療法は、下山です。体調がすぐれない時は、決して無理をしないようにしましょう。

ファーストエイドキットは『山旅』X-PAC製ファーストエイドポーチに収納がおすすめ

耐久性に優れたX-PAC製のキューブ型ファーストエイドポーチ、救急セットバッグです。赤いポーチがザックの中で目立つので、いざという時、自分以外の人でも見つけ出しやすいのが特徴です。

使用頻度の高い絆創膏は、ポーチ外側の白十字型ポケットに収納できるので、すぐに取り出すことができます

ファーストエイドキットだけでなく、スキンケアグッズや日焼け止め、リップクリームなどもまとめて収納したい方は、一回り大きい『山旅』X-PAC製ファーストエイドバッグがおすすめです。

内部がメッシュポケットで仕切られているので、中身の整理がしやすく、必要なものがすぐに取り出せます

健康保険証のコピー

万が一の時、健康保険証(コピーでOK)があると病院での対応に便利です。

エマージェンシーシート

エマージェンシーシートは、山中で遭難してビバークする(泊まる)ことになった場合に使用するアルミニウムの保温シートで、寒い時や災害時にも使えます。万が一の時のために、ザックに入れてお守りとしましょう。

着替え

山小屋では原則、男女相部屋で山小屋の布団または寝袋に雑魚寝します。

一部の山小屋は個室を設けていたり、更衣室を用意していたりしますが、そうでない場合は男女同室の中で着替えなければならないため、布団をかぶって着替えるなど、特に女性登山者は工夫が必要です。(山小屋によって異なるため、自分が泊まる山小屋について事前に確認しておきましょう)。

雨や泥で汚れた場合は別として、速乾性に優れた化繊素材のウェアなら汗は乾くため、そのまま寝るのが一般的です。

ただし、雨や泥で濡れて乾かない場合を考え、予備として着替え1セットは用意しておくと安心です。靴下、肌着、軽量でコンパクトにまとまるトップスとボトムスのセットがおすすめです。山小屋でのパジャマ代わりにしたり、下山後の温泉の後に着たりできます。
濡れないよう、大き目のジッパー付きビニール袋や防水のスタッフバッグに入れておきましょう。

『山旅』ポーラテックアルファダイレクト90ULジャケットポーラテックアルファダイレクト90ULタイツはおすすめ

軽量でシンプルなデザインの『山旅』ポーラテックアルファダイレクト90ULジャケット『山旅』ポーラテックアルファダイレクト90ULタイツは、上下セットで山小屋でのリラックス着におすすめです。

また、ミドルレイヤー(中間着)としてレイヤリング(重ね着)しやすいため、行動着(登山の行動中に着るウェア)としても活用できます。多用途に使える汎用性の高い便利なモデルのため、1つ持っておくと重宝します。

『山旅』ダイニーマ製ドライバッグは濡らしたくないものを入れるのに便利

着替えセットや、ダウン・ニット帽・ネックウォーマーなどの防寒アイテムなど、濡れては困るものを収納するのに役立つのが、『山旅』ダイニーマ製ドライバッグです。

ジップロックは小物類の収納には便利ですが、衣類などを入れる大きめのジッパー付きビニール袋となると、なかなか売っていないことがあります。

『山旅』ダイニーマ製ドライバッグは、3つのサイズが用意されており、Sサイズは着替え、もしくは300gのダウンウェアが収まり、Mサイズはミドルレイヤーと着替え、もしくはダウンウェアが2着収まり、Lサイズはダウンウェアとダウンシュラフが収まる大きさですので、収納物に応じてサイズを選べます

防水性能と軽量性を備えているので、富士山に限らず、どんな登山にもおすすめのアイテムです。

富士山登山にあると便利な持ち物

富士山は標高が高いため、1泊2日で山小屋(注)に泊まり、早朝、山頂でご来光を拝んでから下山するというスタイルが一般的です。富士山が初めての山登りという方はもちろん、日帰り登山を中心に普段から山登りをしている方も、「富士山ならではの困りごと」に直面することがあるかもしれません。
そんな時に役立つ便利な持ち物を紹介します。

(注)富士山ではテント泊が禁止されているため、宿泊は山小屋となります。

インナーシーツ

出典:モンベル

山小屋には布団がありますが、清潔感を重視したい方、マナーとして布団を汚したくない方におすすめのアイテムです。

ウエットティッシュ

山では水が大変貴重です。山小屋にはお風呂も洗面台もありません。汚れても水で洗うことができないので、ウエットティッシュを持っていると便利です。

清拭タオルまたはボディーシート

山小屋ではお風呂に入ることができないため、登山の汗によるベタつきやニオイが気になる方は、清拭タオルやボディーシートで体を拭くといいでしょう。

おすすめは『山旅』サッパリタオル

出典:山旅

水にぬらして拭くだけで、古い角質や体の脂分が驚くほどスッキリ落ち、洗い心地がとてもサッパリする清拭タオルです。綿100%の天然素材でお肌に優しく、乾燥肌の方も安心して使えます。

耳栓

山小屋での周囲の音が気になって眠れない方には、耳栓がおすすめです。音に敏感だと思う方は持参するといいでしょう。

アイマスク

山小屋で眠れない方には、アイマスクもおすすめです。なくてもタオルで代用できます。

カイロ

山頂でご来光を待っている間は、寒さが身に沁みます。夏でも平均気温5℃程度です。ダウンやネックウォーマー、ニット帽など防寒着を身に着けていてもまだ寒い時は、使い捨てカイロが役立ちます。

マスク

混雑した山小屋での感染症対策だけでなく、砂ぼこりの多い下山道でとても役立ちます。個舗装されたものを1つ、用意しておくといいでしょう。

携帯トイレ

2025年7月1日から7月9日までは、全ての山頂トイレが使えません。また、夏の登山シーズンは、時間帯によってはトイレが混むため、万が一に備えて携帯トイレを持っておくと安心です。

登山用腕時計

登山用の時計は、ただ時間を知るためだけでなく、高度計、気圧計、方位磁針(コンパス)、温度計などの機能を搭載しているため、登山中の天気の変化を予知したり、位置や方向を確認したり、高度の変化を把握したりすることができます。

いずれも登山中の判断をサポートしてくれる機能のため、安全安心な登山に役立ちます。

サコッシュ

山小屋の食事や売店に立ち寄ったりする際、防犯上、財布や鍵、スマートフォンなど貴重品を入れて身に着けておくと安心です。

行動中も地図やスマートフォン、行動食など頻繁に出し入れするものをサコッシュに入れて身に着けておけば、体の前で必要なものがすぐに取り出せ、いちいちザックを降ろして荷物を探し出す手間が省けます。

『山旅』ダイニーマ製ULサコッシュなら山小屋でも行動中でも快適に使える

サコッシュは肩から斜め掛けするため、行動中はブラブラして邪魔という意見があります。しかし、『山旅』ダイニーマ製ULサコッシュは、ストラップから本体を取り外してザックのチェストベルトに装着することができるため、ブラブラせず、ザックの前面で必要なものがすぐに取り出せます。

また、山小屋では貴重品類を入れて持ち歩くことで、盗難防止対策になります。
登山だけでなく、キャンプやフェス、旅行など日常生活のさまざまなシーンで使えるサコッシュです。

富士山登山の服装

登山は、山を登っている時は発汗するほど暑いのに、止まったり休んだりすると急速に寒さを感じるのが特徴です。そのため、登山の服装は、暑ければ脱ぐ、寒ければ着ることができるよう、レイヤリング(重ね着)をするのが基本です。

富士山登山では、上半身は汗冷えを防ぐメッシュのアンダーウェア+速乾性に優れた化繊のベースレイヤー、下半身は化繊の動きやすいトレッキングパンツ+登山用ソックスを基本に、寒ければ登山シャツ、ウィンドブレーカーやレインジャケット、フリースなどを着用します。
できるだけ汗をかかない、または汗をかいてもすぐに乾き、肌が常にドライな状態であることがポイントです。

綿100%のジーンズやTシャツは、汗や雨で濡れると乾きにくいため、登山では着用しないようにしましょう。

富士山登山の持ち物リスト

富士山登山に必要な持ち物をリストにしました。◎は必須の持ち物、〇は必要に応じて持参する持ち物です。忘れ物がないか確認のためご利用ください。

チェック装備名重要度
ザック
ザックカバー
登山靴
ゲイター
トレッキングポール
レインウェア上下
タオル(手ぬぐい)
スマートフォン
モバイルバッテリー
地図(アプリ、紙地図)
コンパス
トイレットペーパー
ゴミ袋(レジ袋、ジップロック)
現金
水筒
行動食
サングラス
帽子
グローブ
防寒着(フリース・ダウン)
ニット帽
ネックウォーマー
日焼け止め

ヘッドライト
予備電池
ファーストエイドキット
健康保険証のコピー
エマージェンシーシート
着替え
インナーシーツ
マスク
ウェットティッシュ
清拭タオルまたはボディシート
耳栓
アイマスク
カイロ
携帯トイレ
登山用腕時計
サコッシュ

しっかりと準備して安全安心な富士山登山を

富士山登頂の成功の決め手は、天候と準備によるところが大きいといわれています。当日の天候はどうにもできませんが、登頂に向けての準備はいくらでもできます。体力作り、情報収集、登山計画とあわせて持ち物の準備をしっかりと整え、安心安全な登山を実現させましょう。

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