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冬山登山向けアウターの選び方とおすすめハードシェル12選

冬山登山向けアウターの選び方とおすすめハードシェル12選

本格的な冬山シーズンを迎え、今年こそは雪山登山にチャレンジしようと思っている方も多いのではないでしょうか。

これまで無雪期用のウェアしか持っていなかった方は、雪や冷たい強風といった厳しい環境に直に接して体を守る冬用のアウターを用意する必要があります。

この記事では、本格的な冬山登山向けアウターの選び方を解説すると共に、モンベルやパタゴニアといった信頼できるメーカーからおすすめのモデルを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

登山におけるアウターとは?

アウターは、登山のレイヤリングにおいて最も外側に着るウェアです。アウターとして着用するウェアにはさまざまな種類があり、行く山の環境やウェアの持つ機能によって最適なアイテムを選ぶことが大切です。

ダウンジャケット、化繊ジャケット

停滞中に着用するアウターとして、ダウンジャケットや化繊ジャケットがあります。これらは止まっている時に着用する保温着としてのアウターです。

ソフトシェル、ハードシェル(アウターシェル)

保温着を除くアウターは、総称してアウターシェルと呼ばれ、シェル(=殻)によって風や雨や雪から身を守ることを目的としています。

アウターシェルは、ソフトシェルとハードシェルに分けられ、それぞれ次のような特徴を備えています。

ソフトシェル

透湿性、ストレッチ性に優れて動きやすく、蒸れにくいウェアです。撥水性と防風性があるので、春から秋の登山ではアウターとして着用しますが、冬の登山では保温性を高めるためミドルレイヤーとして着用し、アウターとして着ることはほとんどありません

ハードシェル

冷たい風や雪、雨から身を守るためのウェアです。防雪性、防水性、防風性、耐久性に優れ、冬のアウターとして雪山登山では必須のアイテムに位置付けられています。

レインジャケット

ハードシェルの中でも雨から身を守ることに特化したアウターです。防風性があるので雨が降っていなくても風から身を守る防寒着として着用することもあります。

冬山登山のアウター

冬山登山のアウターには、積雪や冷たい強風といった厳しい気象環境から身を守るため、防雪や、防風、防雨の機能が求められます。こうした機能を備えたアウターに、ハードシェルとレインジャケットがあります。

ハードシェルとレインジャケットの違い

レインジャケットは、雨に特化したハードシェルと考えられ、雨が降っていない時はザックに入れて持ち歩くため、軽量性、収納性に優れています。また、暑い季節でも着用するので、生地は薄く、透湿性が高いのが特徴です。

一方、レインジャケットを除くハードシェル(以下「ハードシェル」)も防水透湿性のある生地を使用していますが、より冷たい風や雪に対する機能を強化しています。

例えば、雪面でも滑りにくい加工が施されていたり、雪が付着しない素材を使用したりするなど雪山登山での安全性を確保しています。

また、冷気の侵入を防ぐため、生地は厚みがあり、襟は口元から鼻まで覆うほど高くしたりと、レインジャケットとは明らかに異なる点が多いです。

さらに、ピッケルやアイゼンといった鋭利な装備や氷との接触でもダメージを受けないよう強度があり、耐久性に優れているのもハードシェルの特徴です。

ハードシェルとレインジャケットの違いをまとめると下表のようになります。

ハードシェルとレインジャケットの違い一覧

   ハードシェル  レインジャケット
防水性

     ◎

     ◎
防雪性     ◎     △
防風性     ◎     ○
透湿性     ○     ◎
耐久性     ◎     △
軽量性     △     ◎
コンパクト性     △     ◎
生地の厚み     厚い     薄い
生地の質感    ザラザラ    ツルツル
着用シーン     雪山

・降雨時

・春夏秋の肌寒さを感じる時

・冬の低山ハイク   

  • レインジャケット=雨と風から身を守るアウター:春夏秋の3シーズンと冬の低山ハイク向け
  • ハードシェル=雪と冷たい風から身を守るためのアウター:雪山登山向け、標高2,000m以上を目安に

雪山登山ならハードシェルが必要

冬のアウターは、行く山の環境に適した機能を備えているかどうかを踏まえて選びます。ポイントとなるのは、標高、気温、風の強さ、積雪の有無と積雪量です。

標高2,000m以内の山であれば、樹林帯を歩くシーンが多くなるため、強い風に当たる可能性が低く、体感温度は安定していることが多いです。

標高が森林限界を超える2,500m~3,000m級の山になると、強く冷たい風に体が叩かれる可能性が高くなります。風速1mで体感温度は1度下がり、実際の気温よりも寒く感じられるため、より防風性が高く、雪への対策を備えたアウターが求められます。

一般的に、積雪のある山、いわゆる雪山登山をするなら、アウターはハードシェルを着用します。これまでアウターとしてレインウェアしか持っていなかった方も、雪山登山をするならハードシェルが必要です。冬のアウターとしてレインジャケットを着用するなら、中低山ハイクで使うようにしましょう。

冬のアウターの選び方のポイント

ここでは冬のアウターとして、特に雪山登山で欠かせないハードシェルの選び方のポイントを解説します。

①防水透湿性素材をチェック

ハードシェルには、厳しい風雪雨を遮断しつつ、ウェア内部にこもった湿気を排出する、防水透湿性に優れた素材が使われます。

代表的な防水透湿性素材ゴアテックス

優れた防水透湿性素材として有名なのがゴアテックスです。ゴアテックスには、ゴアテックスをシート状の薄い膜にしたゴアテックスメンブレンに表生地と裏生地を貼った「3層構造(3レイヤー)」、表生地とゴアテックスメンブレンのみの「2層構造」、裏生地の代わりにコーティングを施した「2.5層構造」があります。

3層構造イメージ
2.5層構造イメージ
それぞれの層構造には次のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

デメリット
2層構造

・軽量コンパクト

・価格が比較的安い

・耐久性が低い

・透湿性が低い

2.5層構造

・軽量コンパクト

・透湿性、耐久性が向上

・3層構造に比べると耐久性や透湿性が低い
3層構造

・防水性、透湿性、耐久性に最も優れている

・ハードシェルの素材に最適

・やや重い

・少しゴワゴワしている

ハードシェルの素材としておすすめなのは3層構造です。2.5層のゴアテックスはレインジャケットなどに使用されることが多いです。

登山向けのゴアテックスは主に5種類あります。

テクノロジー名構造特徴
ゴアテックスファブリクス3層構造

・比較的価格抑えめ

・耐水性と耐久性を備えたスタンダード

ゴアテックスプロ3層構造

・非常に優れた耐久性と耐候性

・冬山登山など過酷な環境向け

ゴアテックスパフォーマンス3層構造

・ハードなアクティビティでも持続する透湿性

・耐久防水性、透湿性、防風性のバラン                  スに優れる

ゴアテックスパックライト2.5層構造

・軽量で持ち運びしやすい

・しなやか

ゴアテックスパックライトプラス2.5層構造

・軽量で持ち運びしやすい

・ゴアテックスパックライトに耐摩耗性と耐久性がプラス

ゴアテックスはいずれも登山用アウターの素材として高い機能性を備えていますが、ハードシェルに最も信頼性が高いのがゴアテックスプロです。高い耐久性と防水透湿性、防風性を実現しているため、過酷な環境の登山に適しています。

ゴアテックス以外の防水透湿性素材

出典:モンベル「スーパードライテック」

ゴアテックス以外の防水透湿素材には、各メーカーが独自に開発したオリジナル素材があります。ゴアテックスを使用したハードシェルは価格が高いため、少しでも価格の安いハードシェルを望む方は、メーカーオリジナル素材のハードシェルを選ぶのがおすすめです。

メーカーオリジナル素材には、価格を抑え、ゴアテックスとの差別化を図るため透湿性を重視したり、ストレッチ性をもたせたりしているものが多いです。

防水性(耐水圧)、透湿性(透湿度)の目安

ハードシェルに使われている防水透湿性素材の品質を調べるには、素材の持つ「防水性」と「透湿性」をそれぞれ数値化したものを確認するといいでしょう。

防水性は、生地がどれくらいの水圧に耐えられるかを示した数値である「耐水圧」で判断します。耐水圧300㎜が小雨、2,000㎜が中雨、10,000㎜が大雨、20,000㎜が嵐に耐えられる耐水圧といわれています。本格的な登山のアウターに求められる耐水圧の目安は20,000㎜以上です。命にかかわるため、できるだけ耐水圧の高いハードシェルをおすすめします。

透湿性は、生地が1平方メートルあたり24時間で何グラム水分を外に放出できるかを示した数値である「透湿度」(g/平方メートル/24h)で判断します。

一般的に、日常生活や軽作業で蒸れにくさを体感できるのが5,000~8,000g/㎡/24hといわれています。アウトドアや登山など汗をかく運動では10,000g/㎡以上、激しく汗をかくアクティビティでは20,000g/㎡以上が推奨されています。汗をかきやすい方なら透湿度の高いモデルを選ぶといいでしょう。

  • 耐水圧(防水性)の目安:20,000㎜以上
  • 透湿度(透湿性)の目安:10,000g/㎡以上

主要な防水透湿性素材の比較一覧

出典:パタゴニア「H2No」

ゴアテックスを含め、レインウェアやハードシェルに使われている主要メーカーの独自開発防水透湿性素材を比較しました。耐水圧、透湿度のいずれも目安となる基準値(耐水圧:20,000㎜以上、透湿度:10,000g/㎡以上)をクリアしていることがわかります。

防水透湿素材

   ゴアテックス3レイヤー

  ゴアテックス2レイヤー

      H2No

  スーパードライテック

    エバーブレス

メーカー

       -

       -

     パタゴニア

     モンベル

    ファイントラック

構造

      3層構造

      2層構造

      3層構造

     3層構造

      3層構造

耐水圧

     45,000mm以上

     30,000mm以上

     20,000mm

    20,000mm以上

      20,000mm

透湿度(/㎡・24hrs)

     13,500g以上

      15,000g      非公開    20,000~60,000g      10,000g

②デニール数で強度をチェック

デニール数(D)とは、生地に使われている繊維の太さ、厚さを示す単位です。デニール数が大きいほど繊維が太く、生地が厚く、丈夫で耐久性が高くなり、デニール数が小さいほど軽量で薄くなります。

冬山登山におけるハードシェルは、冷たく強い風に叩かれても、しっかりと体を冷えから守る役割があるため、デニール数の大きい生地厚のモデルを選ぶのがおすすめです。しかし、生地が厚くなるとその分、重量が重くなるため、例えば11月から12月の冬山であれば、1月から2月に比べてハードシェルのデニール数を落として軽量化を図るなどを考慮します。

下記は、バックカントリースキーで着用するハードシェルのデニール数の目安です。登山もほぼ同様と考えていいでしょう。

  • 厳冬期:80デニール(耐久性と防風性重視)
  • 3~4月:50デニール(透湿性と軽量バランス)
  • 5~6月:20デニール(軽快さ・透湿性重視)

厳冬期の登山では高い防風性と耐久性が求められるため、70デニール以上のモデルを選ぶことをおすすめします。

③ピットジップ(脇のベンチレーション)の有無

ピットジップとは、ウェア内にこもった蒸れを素早く放出するため、脇の下から脇腹にかけて設けられたベンチレーション(通気口)をいいます。

防水透湿性に優れた生地を使用していても運動すれば体が温まり、熱気や湿気がウェア内こもります。ピットジップがあればウェアを脱がなくても脇のジッパーを開けることで熱を一挙に放出できるため、体温調節に役立ち、ウェア内をドライに保つことができます。

ハードシェルにはピットジップのあるモデルを選び、ジッパーに関して次の2点をチェックするといいでしょう。

  • グローブをしたままでもピットジップの開閉がしやすいか
  • ダブルジッパーで上からも下からも開閉できるようになっているか

④ヘルメット対応のフード


冬山登山では、登山道が雪に覆われていたり凍っていたりするため転倒する可能性が高く、ヘルメットは必須装備といえます。

激しい雪や風から身を守るため、ハードシェルはヘルメットを着用したままフードをかぶります

ヘルメット着用に対応したフードかどうか、次のような点をチェックしましょう。

  • ヘルメットをした状態でフードをかぶりやすいか
  • かぶった後、フードの中に冷たい風が入らないようフィットさせる機構が備わっているか
  • フィットさせるためのドローコードがある場合、グローブをしたままストラップを握ることができるか

⑤メイングローブが収納できる内側の大型ポケット

冬山登山ではグローブの着用が必須ですが、登山口から頂上に向かう山の中は樹林帯で汗をかきやすいため、インナーグローブのみで行動することが多いです。

この時、メインのグローブをザックに収納しておくとグローブそのものが冷たくなってしまい、メインのグローブをはめた時、かえって手を冷やしてしまう結果となります。

そんな時に役立つのがハードシェルの内側に施された大型ポケットです。この大型ポケットにメインのグローブを収納しておけば、体の熱でグローブを温めることができ、使う時には温かなグローブを手にはめることができます。

⑥サイズ感

ハードシェル購入の際、お店で試着すると、大きく感じられるかもしれません。これは、ゆとりを持たすことでミドルレイヤーとの間に空間を生じさせて、ハードシェルの外側の雪や風の冷気が体に伝わらないようにするためです。

また、内側のポケットにグローブなどを収納しておくことを考えると、体にジャストフィットするよりも、ある程度ゆとりがあった方が動きやすいといえます。

ハードシェルのサイズを選ぶ時は、実際に着用するベースレイヤーとミドルレイヤーを着用した状態でハードシェルを試着し、内ポケットにモノを収納して体が動きやすいかなどを確認すると、より適切なサイズが選べるでしょう。

冬山登山のアウターにおすすめのモデル

冬山登山のアウターにおすすめのモデルを、モンベルなど信頼性の高いメーカーから紹介します。なお、(メンズのみ)(レディースのみ)(ユニセックス)と表記されていないモデルはすべて、メンズとレディースの両方を展開しています。画像上段がメンズ、下段がレディースです。

【パタゴニア】トリオレット・ジャケット | オールマイティに使える冬山登山の強い味方

出典:パタゴニア

価格

62,700円
重量510g
素材3層構造のゴアテックス・パフォーマンス・ファブリクス[表:75デニール・リサイクル・ポリエステル100%]
ピットジップ
ヘルメット対応フード

内側の大型ポケット

出典:パタゴニア

価格62,700円
重量500g
素材3層構造のゴアテックス・パフォーマンス・ファブリクス[表:75デニール・リサイクル・ポリエステル100%]
ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

ハードなコンディションから身を守ってくれる信頼性の高いハードシェルです。防水性、防風性、透湿性、耐久性のバランスに優れた3層構造のゴアテックス・パフォーマンス・ファブリクスを採用し、表地には75デニールと強度の高いリサイクル・ポリエステル100%素材を使用。吹雪や豪雨など厳しい環境下で活躍する安心感の高い一着です。

ピットジップ、ヘルメット着用に対応するフード、ポケットの配置、手首のベルクロテープ、裾のドローコードなど冬山に必要な機能を満たし、雪山登山からバックカントリースキーまで冬のあらゆるアクティビティに対応可能です。レイヤリング次第で秋から春まで着られます。

本格的な雪山登山デビューする方の初めてのハードシェルにおすすめです。

【ザ・ノース・フェイス】マウンテンジャケット | THE NORTH FACEを代表するハードシェルのロングセラー

出典:ゴールドウィン

価格

66,000円
重量810g
素材

表地:150D GORE-TEX Plain Woven(2層)(表側:ナイロン100%、裏側:ePE)

裏地:Embossed Taffeta(ナイロン100%)

ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

出典:ゴールドウィン

価格

66,000円
重量725g
素材

表地:150D GORE-TEX Plain Woven(2層)(表側:ナイロン100%、裏側:ePE)

裏地:Embossed Taffeta(ナイロン100%)

ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

1985年の登場以来、THE NORTH FACEを代表する山岳用アウターシェルとしてロングセラーを続けているモデルです。表地には150デニールと非常に堅固なリップストップナイロンが使われ、高い強度を誇る一方、2層構造のゴアテックス素材でしなやかな着心地を生み出しています。

出典:ゴールドウィン

ピットジップ、片手でフィット感の調整ができるフード、左内側のファスナー付きポケット、取り外し可能なスノーカフなどを備え、冬山登山からスノースポーツまで対応可能です。

内側の専用ファスナーでインナーを連結できるZIP IN ZIPシステムシステムを採用し、フリースなどミドルレイヤーと合わせて動きやすい仕様となっています。

【モンベル】ディナリパーカ | 軽量性と強度を両立した高機能モデル

出典:モンベル

価格42,900円
重量375g
素材ゴアテックスファブリクス3レイヤー[表:70デニール・アンチグリース・バリスティックナイロン・タフタ]
ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

出典:モンベル

価格41,800円
重量345g
素材ゴアテックスファブリクス3レイヤー[表:70デニール・アンチグリース・バリスティックナイロン・タフタ]
ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

ゴアテックス ファブリクス3レイヤーを採用し、表地は70デニールのオリジナル素材バリスティックナイロンを使用した、雪山登山に適した高強度モデルです。

モンベルのアルパインウェアは雪面で滑りにくく、高い耐久性と優れた防水透湿性を備えたシェル素材を採用し、体温調節しやすいピットジップ、ハーネス着用時に干渉しないフロントのダブルジッパー、ヘルメット着用時でも顔の動きに追随するフード、高めの襟元、冷気の侵入を防ぐウィンドスカートなど雪山登山をサポートする多彩な機能を備えています。

ディナリパーカは、モンベル独自のカットパターン「K-Mono カット」を採用したモデルで、防水性、軽量性、耐久性の向上と、動きやすさを実現しています。強度がありながらモンベルのアルパインジャケットでは最軽量です。

女性用モデルは、襟内側の直接肌に触れる口元のパーツが取り外しできるため、口紅やファンデーションがついても手軽に洗濯できます。

出典:モンベル

冬山縦走やアイスクライミングなどに信頼度の高い一着です。コンパクトにまとまるスタッフバッグ付き。

【モンベル】ダイナアクションパーカ(メンズのみ)| 軽量で動きやすいハードシェル

出典:モンベル

価格

36,300円
重量385g
素材

(身頃・袖・フード)スーパードライテック3レイヤー[表:30デニール・アンチグリース・バリスティックナイロン・リップストップ]

(脇・背中)スーパードライテック3レイヤー[表:15デニール・アンチグリース・ナイロン・リップストップ]

ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

高い防水透湿性を備えたオリジナル素材スーパードライテックを使用した、軽量で動きやすいモデルです。

出典:モンベル

ダイナアクションパーカはしなやかでストレッチ性が高く、ダイナミックな動きに追随します。冬季登山、アイスクライミングから無雪期のトレッキングまで寒い季節における汎用性に優れたモデルです。

表素材は30デニールのバリスティックナイロンで厳冬期登山では少し頼りなさを感じるため、2月終わりから3月にかけての残雪期や、厳冬期における低山登山などで装備の軽量化にインパクトを及ぼすハードシェルといえます。軽量コンパクトに持ち運びができるスタッフバッグ付き。

【モンベル】フレネイパーカ | お手頃価格のシンプルなエントリーモデル

出典:モンベル

価格29,700円
重量461g
素材スーパードライテック3レイヤー[表:40デニール・アンチグリース・ナイロン・タフタ]
ピットジップ×
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

出典:モンベル

価格28,400円
重量410g
素材スーパードライテック3レイヤー[表:40デニール・アンチグリース・ナイロン・タフタ]
ピットジップ×
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

30,000円を切る手頃な価格が魅力のエントリーモデルです。

オリジナル防水透湿性素材スーパードライテック3レイヤーを採用した、ストレッチ性に優れて動きやすいンプルなハードシェルで、ピットジップはありませんが、ハーネス着用時に干渉しないフロントのダブルジッパー、ヘルメット着用時でも顔の動きに追随するフード、高めの襟元、裾のフィット感の調節ができるドローコード、内側の大型ポケットなどを備え、ハードシェルが初めての方でも使いやすいです。

寒い時期の森林限界を超えない中低山登山に向いています。

【アークテリクス】ベータARジャケット | オールラウンドに使える万能ハードシェル

出典:アークテリクス

価格111,000円
重量460g
素材

3層構造のゴアテックスプロ、80デニール 平織りリサイクルナイロン(ヨーク及び上腕部は100デニール平織りリサイクルナイロン)

裏地:ナイロン100%

ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

出典:アークテリクス

価格111,000円
重量395g
素材

3層構造のゴアテックスプロ、80デニール/100デニール 平織りリサイクルナイロン

裏地:ナイロン100%

ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

季節やアクティビティを問わず、多用途に使うことを目指したハードシェルジャケットです。

「べータ」シリーズは、さまざまなアクティビティやコンデイションに対応する汎用性の高いモデルであり、着丈がヒップの中ほどまであります。

シリーズ名の後に続くサブカテゴリー名「AR」は「オールラウンド」を表し、高い耐候性を備えています。

ベータARジャケットは、積雪期にはハードシェル、無雪期にはレインジャケットとして徴用できます。これ一着あればアウターとしてオールシーズン使えるため、コスパに優れたモデルといえます。

信頼性の最も高いゴアテックスプロを使用し、表地は80デニール、一部には100デニールが使われ耐久性は抜群です。

出典:アークテリクス

アークテリクスらしい立体裁断で動きやすく、ヘルメット対応のフードやピットジップなど必要な機能は全て備えており、トレッキングからアイスクライミングまで幅広く対応します。

【アークテリクス】アルファSVジャケット | 圧倒的な安心感のある雪山登山向けハードシェル

出典:アークテリクス

価格151,800円
重量492g
素材

3層構造のゴアテックス プロ ePE 100デニール ビーム染色 リサイクルナイロン 平織り

裏地:ナイロン100%

ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

出典:アークテリクス

価格151,800円
重量420g
素材

3層構造のゴアテックス プロ ePE 100デニール ビーム染色 リサイクルナイロン 平織り

裏地:ナイロン100%

ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

アークテリクスのハードシェルの中でも厳しいアルパイン条件向けに開発された高性能なハードシェルジャケットです。

「アルファ」シリーズは、高所での使用を想定したモデルであり、軽量で高山環境から身を守る性能を備えており、ハーネスと干渉しないよう着丈が短めとなっています。

シリーズ名の後に続くサブカテゴリー名「SV」は、「シビア」を表し、悪天候など厳しいコンディションに長時間耐えられる、非常に耐候性の高い素材を用いたアイテムであることを表しています。

アルファSVジャケットは、厳冬期の最も過酷な状況下での使用を想定したモデルであり、丈夫な100デニール GORE-TEX PRO ePE素材を採用しています。耐候性、透湿性、軽量性、耐久性を備え、ハーネスに対応した胸ポケットはクライミング中でも物の出し入れがしやすいです。

出典:アークテリクス

グローブを収納できる内側のポケットやピットジップなど必要な機能は全て備えているので、厳しいコンディションでも安心して着用できます。

【マウンテンハードウェア】スノーストームジャケット(ユニセックス) | スキーから雪山までカバーするオールマウンテンジャケット

出典:マウンテンハードウェア

価格57,200円
重量616g
素材65D×40Dナイロンタスランプレーンウィーブ3L(ナイロン100%)
ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

マウンテンハードウェア独自の防水透湿素材「DRY Q」を使用した、運動性と保温性を両立したジャケットです。肩から腕にかけての立体裁断で動きやすく、軽量でしなやかな作りとなっています。取り外し可能なパウダースカートが付属するほか、アタッチメントループでパンツとの連結も可能です。

出典:マウンテンハードウェア

ピットジップ、ヘルメット対応のフード、内側のドロップポケット、アクセスしやすいチェストポケットなど雪山に必要な機能が備わっています。雪山初心者にも最適な、冬のアクティビティ全般で活躍する一着です。

【ティートンブロス】TBジャケット | ティートンブロスが誇る冬山シェルのフラッグシップモデル

出典:ティートンブロス
価格69,300円
重量590g
素材50デニール×2 タズマ(表地:ナイロン 100%、裏地:ポリエステル100%)
ピットジップ☆(胸元から脇腹にかけてのベンチレーション)
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット
出典:ティートンブロス
価格68,200円
重量530g
素材50デニール×2 タズマ(表地:ナイロン 100%、裏地:ポリエステル100%)
ピットジップ☆(胸元から脇腹にかけてのベンチレーション)
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

TBジャケットは、秋冬用軽量アウター「ツルギジャケット」でお馴染みの国内ブランド「ティートンブロス」が誇る冬用シェルのフラッグシップモデルです。東レと共同開発した次世代通気防水素材「タズマ」を採用し、完全防水と通気性を高度なレベルで両立させています。

50デニールと強度がありながらも透湿性、軽量性とのバランスがとれた生地で、しなやかで動きやすく、運動量の多いバックカントリースキーに最適です。

特徴的なのは、胸元から脇腹にかけてのベンチレーション。脇下のピットジップは、自分では案外と開閉しにくく、操作性にやや難点があります。しかし、胸元から脇腹の位置なら片手でスムーズに開閉できる上、シェルを開けなくてもベンチレーションからミドルレイヤーのポケットに直接アクセスできる利点があります。

出典:ティートンブロス

TBジャケットは、ヘルメット対応できるフードなど冬用シェルにほしい機能は全て備えている上、左腕にはリフト券が収まるポケットまであります。

ティートンブロスらしく、おしゃれで日本人に合うカラー展開も魅力です。

【ファイントラック】エバーブレス スノーラインジャケット | 雪山をマルチに楽しみたい方におすすめの快適ハードシェル

出典:ファイントラック
価格70,510円
重量570g
素材

中間層:メンブレン・エバーブレス

表:50デニール4Wayストレッチナイロンリップストップ

裏:20デニールポリエステルニット

ピットジップ☆(胸元から脇腹にかけてのベンチレーション)
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット△(グローブは胸ポケットに収納可能)
出典:ファイントラック
価格70,510円
重量495g
素材

中間層:メンブレン・エバーブレス

表:50デニール4Wayストレッチナイロンリップストップ

裏:20デニールポリエステルニット

ピットジップ☆(胸元から脇腹にかけてのベンチレーション)
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット△(グローブは胸の大型ポケットに収納可能)

バックカントリースキーなど「滑り」に軸足を置きつつも、雪山登山やアイスクライミングなど雪山でのアクティビティにマルチに対応するジャケットです。ストレッチ性に優れ、大きな動きにもストレスなく追従する独自のカッティング技術で激しい運動でも快適に行動できます。

ファイントラックが独自に開発した防水透湿性素材「エバープレス」を採用。アクティブな動きによる汗蒸れを軽減します。また、生地表面にはアンチグリースを施し、雪面での滑落を防止します。

出典:ファイントラック
グローブをしたまま片手でスムーズに開閉できる胸元から脇腹にかけてのベンチレーション、雪の浸入を防ぐパウダースカート、ヘルメット対応のフード、リフト券を収納できる左腕のポケットなど雪山に必要な機能が備わっています。雪山でのさまざまなアクティビティに一着でこたえられるマルチシェルです。

【ノローナ】ロフォテン ゴアテックス プロ ジャケット | 過酷な環境で使いやすいデザインが活きる雪山登山のフラッグシップモデル

出典:フルマークス
価格116,600円
重量698g
素材Gore-Tex Pro Most Breathable 3-layer, 70D recycled nylon
ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット
出典:フルマークス
価格116,600円
重量606g
素材GORE-TEX PRO most breathable 3-layer 70D recycled nylon
ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット

ノローナは、ハードシェルに強いブランドとして知られており、ロフォテン ゴアテックス プロ ジャケットは、ノローナの雪山用ハードシェルのフラッグシップモデルです。

素材は進化したゴアテックス プロから、高い透湿性を追求したモストブリーザブルテクノロジーを採用。高い防風性と防水透湿性に加え、高い撥水性も完備。リサイクルナイロン100%の表地は70デニールと厳冬期の雪山登山に必要な強度を備えています。

出典:フルマークス
チェストポケットの横に配置されたベンチレーション兼素早くビーコンを取り出せるアクセスホールや、開きやすいよう斜めにセットされた脇下のベンチレーション、大型インナーメッシュポケットや片手で調整できるヘルメット対応フードなど、ノローナらしく過酷な環境でも使いやすいディテールが詰まっています。

バックカントリースキーから雪山登山まで、リスクヘッジに優れた機能性を備えたデザインが特徴のモデルです。

【パタゴニア】トレントシェル 3L・ジャケット | 肌寒い時期の低山ハイクにおすすめのレインウェア

出典:パタゴニア
価格27,500円
重量400g
素材3層構造のH2Noパフォーマンス・スタンダード、50デニール・エコニール・リサイクル・ナイロン100%
ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット×
出典:パタゴニア
価格27,500円
重量352g
素材3層構造のH2Noパフォーマンス・スタンダード、50デニール・エコニール・リサイクル・ナイロン100%
ピットジップ
ヘルメット対応フード
内側の大型ポケット×


パタゴニアのオリジナルメンブレンH2NOを使用した透湿性に優れたレインジャケットです。抜群の防水性と透湿性機能を発揮し、耐久性が持続します。2つのハンドウォーマーポケットとピットジップを備え、共布のテープ留め付き袖口とドローコード付きの裾で雨を遮断し、保温性を高めます。

雪山登山にはおすすめできませんが、50デニールと厚みがあり、耐候性に優れているため肌寒い時期の低山ハイクのアウターにおすすめです。着用しない時は左のハンドウォーマーポケットにコンパクトに収納できます。

出典:パタゴニア

シンプルなデザインと使いやすいカラー展開で普段使いができるのも魅力です。

ハードシェルで雪山アクティビティを楽しもう

ハードシェルは雪山には欠かすことのできない、まさに冬のアウターです。冬しか着る機会がないため、わざわざ買う必要はないという方もいますが、雪山に行くなら命を守るためにも必要なアイテムです。
本記事を参考に、お気に入りのアウターで冬のアクティビティを楽しんでくださいね。

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