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【2026年版】登山の救急セットの中身と選び方|ファーストエイドキットとおすすめポーチ
ファーストエイド
(2026.11.03 更新)

【2026年版】登山の救急セットの中身と選び方|ファーストエイドキットとおすすめポーチ

この記事の結論:初心者が最初にそろえる救急セットは、市販の基本セットに「絆創膏・テーピング・止血用パッド・使い捨て手袋・常備薬」を足し、赤くて防水の小さなポーチにまとめるのが基本です。選ぶ基準は「ケガ(切り傷・靴ずれ・捻挫)、体調不良、虫さされの3つに備えられるか」「日帰りでもザックの雨蓋に入る大きさか」「他の人が見てもすぐ救急セットと分かるか」の3つ。中身は自分の持病や山行に合わせて足し引きしましょう。

(2026年11月2日更新:救急セットの選び方とよくある失敗、ポーチの比較表、よくある質問を加え、メーカー公式で確認できなかった商品を外しました)

山での「もしも」に備え、登山ではファーストエイドキットを携行することが大事と分かっていても、使用する機会が滅多にないため、何を持って行けばいいのか、最低限必要なキットは何かなど、中身に悩む方は多いのではないでしょうか。

また、ファーストエイドキットを入れておくポーチなど収納バッグについても気になりますよね。

この記事では、登山のファーストエイドに必要な中身の選び方や、実際に役立つ自作のキットなどについて解説しています。併せておすすめのファーストエイドキットポーチを紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

(なお、本記事では応急処置に必要な救急セットについてのみ取り上げ、遭難などの非常事態に備えるエマージェンシーキットは省いています)

登山におけるファーストエイドキットとは?

登山でもハイキングでもいったん山に入ったらどんどん街から離れ、アクシデントが発生してもすぐに街に戻ったり、病院へ行ったりすることができません。

自然の中、救助隊が到着するまで、あるいは病院を受診するまでなんとか耐えなくてはならず、症状の悪化を防ぐため最低限の応急処置、すなわちファーストエイドを施す必要があります。

登山用ファーストエイドキットは、その応急処置に必要な道具であり、どういったシーンでどんなアイテムが役に立つのかあらかじめ知識を身に着け、実際に使えるようにしておくことが大切です。

ファーストエイドキットは中身を自分で選んで揃える

登山のファーストエイドキットは人によって中身が異なり、これが正解!というのはありません。山で起こりうる不測の事態に全て対応しようとすると、キットの中身は膨大となり、重くなってしまいます。

怪我や体調不良など山で起きることをある程度想定して必要なキットを選び、花粉症などパーソナルな持病に備える薬を加えて、自分流にカスタマイズしたファーストエイドキットを持ち歩くようにしましょう。

登山の救急セット(ファーストエイドキット)の選び方

登山経験の少ない初心者の方は、ファーストエイドキットに何を持って行けばいいか迷ってしまいますよね。ここでは中身の選び方のポイントとなる点を紹介します。

①怪我(外傷、捻挫・骨折)、体調不良、虫さされに備える

登山用ファーストエイドキットの中身を選ぶ際、次の4点を軸に考えるといいでしょう。

  • 外傷に備える:絆創膏やパッド
  • 捻挫や骨折に備える:テーピングテープや簡単な固定具
  • パーソナルな経口薬:常備薬や鎮痛剤など体の内側からケアする
  • 虫よけ・虫刺され対策:夏に必要(山域によっては春~秋に必要)

登山では木の根や泥濘など不整地を歩くため、街より怪我をするリスクが高くなります。怪我は、転んで擦り傷や切り傷などを負ってしまう外傷のほか、捻ったり挫いたり、場合によっては骨折することもあります。

山での怪我は大きな傷になることが多く、流血してなかなか血が止まらなかったりすることもあるので、大きめの絆創膏や止血のためのキットがあると役立ちます。

外傷を負った際は一般的に、水で患部の汚れを落としてから止血を行い、傷口を保護します。患部の汚れを落とすために、山では貴重な水を無駄なく効率よく使えるよう、ペットボトルを活用した簡易シャワーのような自作キットがあると便利です。

足を挫いたりした場合は、患部を冷やして炎症を抑えてから太めのテーピングで患部を固定するのが一般的ですが、テーピングは使い慣れていないと貼り方がわからないため、初心者の方はあらかじめ膝用、足首用にカットされた、説明書付きのテーピングを持って行った方が無難です。

また、長時間の歩行で靴擦れを起こしたり、疲労で足がつったり痙攣したり、指先にトゲが刺さったりすることがあります。

痛みで動けなければ救助要請が要りますが、軽症であればファーストエイドを施した上で、自力で歩いて下山しなくてはならず、ある程度の備えは必要です。

特に、経口薬はむやみに他人に譲渡できないため、花粉症や胃腸が弱いなど個々人が備えている常備薬がある場合は、自分で用意しておきましょう。

怪我による痛みが強い時などは内服薬で対処することもできます。心配な方は市販の鎮痛剤などを用意しておいてもいいでしょう。

また、山行が暑い時期なら、虫刺され・虫除け用のキットが必要です。虫よけスプレーや虫にさされたところに塗るかゆみ止めの薬、状況に応じてマダニや蜂などの毒を除去するキットなどを用意しておくといいでしょう。ヒルが多発する山域へ行く場合は、ヒルよけスプレーの持参がおすすめです。

②多用途に使えるアイテムや収納の工夫で軽量化を図る

例えば三角巾は、骨折した腕を吊るすだけでなく、添え木や捻挫したところの固定に使ったり、出血を抑えるための止血に使ったりなどさまざまな使い方ができます。

テーピングテープも膝やアキレス腱などのテーピングのほか、捻挫したところを固定するのに使ったり、あらかじめ踵の後ろに貼っておくことで靴擦れを防止したり、足の指に貼っておくことでマメを防いだりできます。

ワセリンは皮膚から水分が失われるのを防いで乾燥を防ぐため、リップクリームやハンドクリームとして使うだけでなく、怪我をした傷口を保護するのにも使えます。

このように多用途に使えるアイテムを持っておくとファーストエイドキットの中身を減らすことができて装備の軽量化に貢献します。

さらに、ジップロックや100均の小分け用ジッパー付きビニール袋などをうまく使ってカテゴライズするとスッキリと収納でき、いざという時に素早く取り出せます。

また、ワセリンや軟膏タイプの薬はそのままだとかさばるので、小さなケースに詰め替えて蓋にネームシールを付けておけばコンパクトにまとまり、使い勝手がよくなります。

③意外に役立つアイテムも要チェック

例えばペットボトルの蓋に穴を開けたものを持っておき、水を入れたペットボトルやプラティパスの蓋と取り換えれば、外傷で汚れた傷口にシャワーのように水をかけて汚れを落とすことができます。

また、ビクトリノックスのクラシックは、はさみ、爪楊枝、ピンセットなどさまざまな道具が1つに収まっているため、テープを切ったりトゲを抜いたりなど、さまざまな用途に使えて便利です。

このように、一見すると救急用品とは無関係でありながらファーストエイドに非常に有用なアイテムがあるため、本記事や山仲間の意見を参考に、キットに取り入れると良いでしょう。

よくある失敗

  • 買ったセットを開けずにザックへ入れ、いざというとき中身も使い方も分からない
  • 絆創膏が小さいものばかりで、山でできる大きめの擦り傷や切り傷に足りない
  • 何年も入れっぱなしで、薬の使用期限が切れていたり、テープの粘着が落ちていたりする
  • ポーチが黒やザックと同じ色で、ケガをした本人以外がザックの中から見つけられない
  • ポーチが防水でなく、雨や汗で絆創膏やガーゼが濡れて使えなくなる

登山に必要なファーストエイドキット

これだけは持っておきたい登山用ファーストエイドキットを紹介します。

絆創膏

絆創膏は登山で最もよく使われるファーストエイドキットの1つです。各サイズ、防水タイプ、湿潤治療向けタイプなどを用意しておきます。登山の傷は大きいことが多いため、大判サイズは必ず入れておきましょう。

テーピングテープ

膝などの疲労を防ぐことが目的で普段から使っている方も多いテーピングテープは、足首を捻挫した際の関節の固定に使ったり、骨折の添え木の固定に使ったりできます。

また、マメや靴擦れができそうなところにあらかじめ貼っておくことで予防したり、外傷を負った際の包帯などを留めるテープとして使ったりなど、出番の多いキットです。

さらに、ファーストエイドではありませんが、登山靴が破けた時やソールがはがれた時などにぐるぐる巻きにして履き続けられるようにするのにも活躍します。

テーピングテープは膝用、指用など太さがいろいろありますが、ある程度太い方が汎用性があります。また、伸縮性と非伸縮性とがあり、運動用には伸縮性を、捻挫などの固定用には非伸縮性を使うのが一般的です。

テーピングの使い方がよくわからない方は、あらかじめ膝用や足首用にカットされたプレカットタイプのテーピングを持っておくことをおすすめします。貼り方の知識がなくても使えるようになっているため、特に初心者の方にはおすすめです。

止血用の吸収パッド

ヘモスタパッドは、たくさん血を吸ってくれる止血用パッドです。傷の大きさに切って使うことができるため、大きな傷に役立ちます。

防水性サージカルフィルム

ヘモスタパッドで止血し、その上から防水フィルムを貼って水や細菌の侵入を防ぎ、傷を保護します。また、足のマメに貼ったテーピングの上から貼ることもできます。

ハイドロコロイド包帯

ハイドロコロイド包帯は、傷の大きさに合わせて切って使える、湿潤治療用の包帯です。1枚のシートになっているので、ビクトリノックスのクラシックについているハサミなどで切って使います。

ハイドロコロイド包帯自体が吸収パッドになっているので、これだけで止血できますが、大きな傷を負った時はヘモスタパッドの上からハイドロコロイド包帯を貼った方が安心です。フィルムドレッシング材で密閉する必要がなくなり、移動時もとれにくいです。

三角巾

三角巾は、腕を吊ったり、捻挫を固定したり、外傷の止血の当て布として使ったり、保冷剤や添え木を固定したりと、さまざまな用途に使えます。2枚あると安心です。

マルチツール「ビクトリノックスのクラシック」

ビクトリノックスのクラシックは、ハサミ、ナイフ、ヤスリ、マイナスドライバー、ピンセットなどがコンパクトにまとめられたマルチツールです。

登山のファーストエイドでは、ピンセットをトゲ抜きに使ったり、ハサミをテーピングテープや止血用パッド、防水フィルムなどを切ったりするのに使います。

また、山ごはんの食材を切るのにナイフを使ったり、爪が伸びた時にヤスリを使ったりと、これ1つでさまざまな用途に使えるため非常に重宝します。また、各道具を個別に持って行くよりも装備の軽量化に貢献します。

【自作】小さな穴を開けたペットボトルの蓋

ペットボトルの蓋の真ん中に穴をあけたものを自作して持参します。これを、水を入れたプラティパスの蓋として取り付け、怪我をしたところに勢いよく水を当てると傷口についた汚れを落とすことができます。水を入れる容器はペットボトルでも構いません。

簡単に自作できる上、水道のない山の中では非常に役立つアイテムですので、ファーストエイドキットの1つに加えることをおすすめします。

プラティパス

水を入れるソフトボトルです。

穴を開けたペットボトルの蓋を取り付け、怪我をしたところに水を当てることで、指や手を使わずに傷口を洗うことができます。

ワセリン

お肌や唇の乾燥を防ぐだけでなく、外傷の傷口に塗ることで乾燥を防ぐ湿潤療法に使えます。

小さなケースに詰め替えて蓋にネームシールを付けておけば、コンパクトにまとまり軽量化できます。

使い捨て手袋

山の中では手を水で洗うことできないため、衛生対策と感染予防対策として、使い捨ての手袋をつけて傷の手当てをします。もったいなくても1度使ったら廃棄するようにしてください。

鎮痛剤

怪我などの痛みが強かったりする時のために、市販の鎮痛剤を用意しておくといいでしょう。

登山で役立つおすすめのファーストエイドキット

万が一のリスクに備え、持っていると役に立つおすすめのアイテムを紹介します。必要に応じてご自身のファーストエイドキットに加えてください。

常備薬(内服薬)

お腹を下しやすい、胃が弱い、花粉症がひどいなど、人によって必要となる内服薬をファーストエイドキットに加えます。

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

こむら返り(足がつる症状)が出た時に頓服として使われることが多い人気の漢方薬です。医療機関で処方されるほか、市販薬もあります。

サムスプリント

出典:山旅骨折した時は病院を受診しますが、受診するまでの間のアウトドアに特化した応急処置として添え木代わりになります。下山後は必ず医療機関を受診してください。

使い捨てカイロ

寒くてつらい時に役立ちます。

急性冷却パック

氷や水のない山中で、熱中症や炎症を冷やすのに役立ちます。

ポイズンリムーバー

ハチやブヨなどにさされた時の毒を吸い上げるキットです。症状を緩和させる効果はないといわれていますので、下山後は医療機関を受診した方がいいでしょう。

マダニ取り「ティックツイスター」

マダニは、口器を肌にしっかり突き刺して吸血するため、無理に引き抜くとマダニの一部が皮膚内に残ってしまい、感染症を引き起こす恐れがあるため、病院を受診する必要があります。

しかし、病院をすぐに受診できない山の中では、素早く応急処置を行います。

マダニが肌を刺しているのを見つけたら、マダニと肌の間にティックツイスターを差し込み、ねじりながら引いていくと、体内にマダニの一部を残すことなく除去できます。

山旅ショップでも、マダニ取りのティックツイスターを扱っています。軽くて小さいので、春から秋の山行では救急セットに1つ入れておくと安心です。

ムヒアルファEX、ステロイド軟膏

虫にさされた後のかゆみ対策に、市販の虫刺され薬やステロイド薬があります。使用上の注意をよく読んでから使うようにしてください。下山後もしつこくかゆみが残るなら、皮膚科を受診しましょう。

虫よけスプレー

夏はもちろん、山域によっては春から秋まで虫よけが必要です。

虫よけスプレーは主に蚊、ブヨ、アブ、マダニなどの吸血害虫に効果があり、ディートやイカリジンなど含有成分によって効く虫の種類が異なります。

一般的にディートは蚊、ブユ、アブ、マダニ、ノミなど広範囲の吸血害虫に有効ですが、濃度により子供への使用制限があるため、子供連れの方は製品の注意書きを確認してください。

一方、イカリジンは蚊やマダニなどに有効で、ディートより肌に優しいため、子供から大人まで使えます。

また、虫が嫌う香りであるハッカ油など天然成分の製品もありますが、効果時間が短いため、こまめな塗り直しが必要です。

虫よけスプレーは、成分表示や効く虫の種類を確認して選ぶといいでしょう。

ビニール袋

絆創膏を貼った時などのゴミ袋として使ったり、手袋の代わりになったりと何かと重宝するので、ファーストエイドキットに加えることをおすすめします。

【自作】虫よけスプレーの作り方

暖かな時期になると、ファーストエイドに虫よけキットが必要になります。市販の虫よけスプレーでもいいですが、虫よけスプレーを手作りしてみたい方のために、自作の虫よけの作り方を紹介します。

【材料】

  • ハッカ油
  • シトロネラオイル
  • 消毒用エタノール
  • イカリジン

【配合】

  • ハッカ油1:シトロネラオイル2:消毒用エタノール20:イカリジン20

この虫よけスプレーは、ハッカ油とシトロネラオイルが虫の嫌がるニオイを発しているため、虫を寄せ付けません。また、シトロネラには汗のニオイや体臭を防ぐ効果もあります。

この虫よけは、ハッカ油を多めに配合すると強力になりますが、多すぎると肌への刺激が強くなるので注意してください。

出来上がった虫よけスプレーは大きめの瓶などに保存し、無印良品の「詰替えセット」を使って「小分けボトルスプレータイプ」に移し替え、持参するといいでしょう。

初心者におすすめ!ファーストエイドキットのセット

出典:Amazon

ファーストエイドキットは何から揃えればいいかわからない、今まで説明したものを全部買い揃えるのは面倒という方は、最低限必要なものがセットになったファーストエイド キットが販売されていますので、手始めに市販のセット商品を使ってみてはいかがでしょうか。

市販のセット商品は、それぞれ中身が異なりますから、購入したら必ず中身を確認し、使い方をチェックしておきましょう。

また、市販品をそのまま持参するのもいいですが、例えば花粉症の薬や止血用のパッドなどを加えたりするなど、自分流にアレンジしてみるのもおすすめです。

おすすめのファーストエイドキットのセット商品

ここでは、おすすめのファーストエイドキットのセットを紹介します。中身がそれぞれ異なるので確認した上で、必要なアイテムを加えたり、不要なアイテムを削ったりとカスタマイズしてみてください。

山旅 ファーストエイドキットBasicキット

出典:山旅ドラッグストアなどで購入が難しい、だけどあると大変便利なファーストエイド下記6種類をセットにした製品です。
  • フィルム付きバンド:38x38mm ×10個
  • 防水フィルム:80x80mm ×5個
  • 指先用防水バンドエイド:45x45mm ×5個
  • ミニ防水バンドエイド:直径22mm ×10個
  • ハイドロコロイドヒールステッカー ×4個
  • ハイドロコロイド指ステッカー ×4個
出典:山旅大きめの傷に対応できる上、カットしても使える防水フィルムや、靴ずれなどの湿潤治療に対応できるステッカーなど、ドラッグストアにありそうでないものがまとめてセットになっているため、あちらこちら探す手間が省けます。出典:山旅山旅のX-PAC製ファーストエイドポーチに入れておけば、誰から見ても一目でファーストエイドキットとわかってもらえ、安心です。必要最低限のキットが欲しい方におすすめします。

登山用ファーストエイドポーチの選び方

ファーストエイドキットはこまごまとしたものが多いため、どこに何が入っているか、いざという時にすぐに見つけて取り出せる、使い勝手の良い入れ物に収納する必要があります。

ここでは、ファーストエイドキットを収納するポーチの選び方について解説します。

①視認性がある

ファーストエイドキットを使用するシーンは、負傷して自分でキットを取り出せないことも考えられます。他人に助けを求めて手当てをしてもらう場合、ザックからファーストエイドキットポーチをすぐに取り出してもらえるよう、誰が見てもファーストエイドキットが入っているポーチだとわかってもらえることが必要です。

ファーストエイドキットポーチはザックからすぐに見つけてもらえるよう視認性の高い赤色で、白い十字マークがついていれば救急用品だとすぐにわかってもらえます。

②防水性がある

雨が降っていると、レインカバーをしていても背中からの汗や雨で濡れたり、ザック内の荷物の出し入れの際にザック内部が濡れてしまったりすることがあります。

大切なファーストエイドキットの中身を濡らさないよう、ファーストエイドキットのポーチは、防水性のものがおすすめです。

③開口部が大きく広がる

ポーチの開口部が狭いと中身を取り出しにくく、処置をするまで時間が長くかかってしまいます。必要な中身がすぐに取り出せるよう、口元が大きく開くポーチがおすすめです。

ポーチ内部は、外傷を負った際のケア用品、虫さされ対策用品など用途別に収納でき、なおかつ必要なものがすぐに取り出せるよう見やすい設計となっているかどうかがポイントです。中身の視認性に優れ、必要なものが取り出しやすい伸縮性のあるメッシュ素材であったり多彩なポケット構成であったりすると便利です。

④適度なサイズ感

登山に必要なファーストエイドキットが無理なく収納できるポーチは、ザックの雨蓋に収納することができる、大きすぎず小さすぎないサイズがおすすめです。下記の寸法を目安にしてください。

  • 縦:8~13cm
  • 横:16~19cm
  • 奥行き:約6cm

おすすめのファーストエイドキットポーチ3選|重さ・サイズの比較

  • 【山旅】X-PAC製ファーストエイドポーチ:重さ 27g / サイズ 9×17.5×5cm / 素材 X-Pac VX21 / 特長 赤×白十字、止水ダブルジッパー、外付けループ / 価格(税込) 山旅ショップで確認
  • 【山旅】X-PAC製ファーストエイドバッグ:重さ 77g / サイズ 11×17.5×6cm / 素材 X-Pac VX21 / 特長 内側メッシュポケット、引手にホイッスル / 価格(税込) 山旅ショップで確認
  • 【パーゴワークス】W-FACE ポーチ1:重さ 25g / サイズ 14×6×12cm(1L) / 素材 ナイロン・ポリエステル / 特長 2ルーム構造、カラーが豊富 / 価格(税込) 2,530円

おすすめの登山用ファーストエイドポーチを紹介します。

【山旅】X-PAC製ファーストエイドポーチ

出典:山旅非常に軽量で使い勝手の良いポーチです。ザックの中で視認性の高い赤色で、自ら手当てできなくても他人がザックからポーチを取り出して素早いケアにつなげることができます。

外側にX-PAC製の白十字型のポケットを配置し、最も使用頻度の高い絆創膏を収納できます。デザイン性と利便性を両立した作りで、ジッパーの引き手にはホイッスルが付き、助けを呼ぶことができます。

出典:山旅

開口部は大きいので中身を取り出しやすく、止水のダブルジッパーで中が濡れづらいのも魅力です。

また、両端にループがついているので、バックパックに外付けができます。ザックの雨蓋に収納できるサイズです。

  • 重量:山旅ショップで確認 27g
  • サイズ:山旅ショップで確認 9×17.5×5cm
  • 素材:山旅ショップで確認 Dimension-Polyant X-Pac VX21

【山旅】X-PAC製ファーストエイドバッグ

出典:山旅

軽量で視認性と利便性の高いファーストエイドバッグです。X-PAC210デニールナイロンを使用しているため耐久性があり、止水ダブルジッパーで防水性があります。手頃なサイズ感でザックの雨蓋に収納可能です。

大きな開口部で中身を取り出しやすい上、内側にはジッパー付きメッシュポケットやストレッチバンドポケットが配置されているため、絆創膏から小型ツールまで、使う順番に整然と収納でき、中身の整理整頓と緊急時の視認性を両立させています。

出典:山旅

ジッパーの引手にはホイッスルが付属されており、助けを呼ぶことが可能です。

出典:山旅

登山用ファーストエイドバッグとして使うほか、耳栓、ヘッドライト、アイマスクなどを収納して山小屋泊の夜用セットとして使ったり、歯みがきやメイク用品などを入れてトラベルバッグとして使ったりすることができます。持ち手が付いているので移動時に便利です。

  • 重量:山旅ショップで確認 77g
  • サイズ:山旅ショップで確認 11×17.5×6cm
  • 素材:山旅ショップで確認 Dimension-Polyant X-Pac VX21

【パーゴワークス】W-FACEポーチ1

非常に軽量で登山から旅行、普段使いまでできるフレキシブルなスタッフバッグです。独自の2ルーム構造で、水に強く、パッキングしやすいナイロンとメッシュを採用。2つの気室を隔てる仕切りは可動式のため、自分流にカスタマイズできます。

出典:パーゴワークス

カラー展開が豊富なので、ご自身が持っていないカラーを選んで目立たせることができます。

  • 価格:2,530円(公式)
  • 重量:25g
  • サイズ:14×6×12cm(容量1L)
  • 素材:40Dナイロン、ポリエステル

よくある質問

日帰り登山でも救急セットは必要ですか?

必要です。低山の日帰りでも、転んですり傷を負ったり、靴ずれや足のつりが起きたりすることはよくあります。絆創膏・テーピング・常備薬・使い捨て手袋など最低限のものを小さなポーチにまとめ、いつものザックに入れっぱなしにしておきましょう。

市販の救急セットと自作、どちらがいいですか?

初めての人は、市販のセットを土台にするのがおすすめです。そのうえで、この記事で紹介した止血用パッドや大きめの絆創膏、自分の常備薬を足し、使わないものを減らしていくと、自分に合った軽いセットになります。

救急セットの重さはどれくらいが目安ですか?

中身の量で大きく変わるので決まった重さはありません。日帰りなら雨蓋や小さなポケットに入るサイズ、小屋泊・テント泊なら日数と人数に合わせて少し多めにします。ポーチ自体は30g前後の軽いものもあるので、入れ物で重くしないのがコツです。

中身はどれくらいの頻度で見直せばいいですか?

シーズンの始めと、使ったあとには必ず中身を確認しましょう。薬の使用期限、絆創膏やテープの劣化、電池を使う道具の残量をチェックし、足りないものを補充します。

薬は何を入れればいいですか?

普段飲んでいる常備薬と、痛み止めなど自分が使い慣れた市販薬が基本です。飲み合わせや持病が心配な人は、出かける前に医師や薬剤師に相談してください。経口薬は他人に渡さないようにしましょう。

救急セットと一緒にそろえたい持ち物は登山の持ち物チェックリスト、初めての山の準備は登山初心者の始め方で紹介しています。

ファーストエイドキットの中身は自分流にカスタマイズしよう

ファーストエイドキットは出番が少ないため、何を持って行くべきか悩みますが、先輩の意見を聞いたり経験を重ねたり、本記事を参考にしたりすることで、自分流にカスタマイズしたキットを持参するのがベストです。

ファーストエイドキットをザックに入れっぱなしの方は、今一度中身を確認し、新しいものと交換したり、必要なものを追加したりするといいでしょう。

出典:PAAGO WORKS「W-FACE POUCH 1」(2026年11月2日確認)

※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。

山旅のポップアップストア

出店します

登山道具ブランド「山旅」が各地のイベントに出店します。会場には季節に合わせたおすすめのアイテムを持っていく予定で、実際に手に取って試せます(在庫などの都合で、お持ちできない商品もあります)。

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