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【2026年版】登山初心者の始め方|最初にそろえる道具と最初の山・服装・持ち物
装備の選び方
(2026.11.02 更新)

【2026年版】登山初心者の始め方|最初にそろえる道具と最初の山・服装・持ち物

この記事の結論:登山初心者は、①ケーブルカーやバスで途中から下りられる人の多い低山を選び、②「登山靴・ザック・レインウェア」の三種の神器から先にそろえ、③ヘッドライト・地図アプリ・ファーストエイドなど「経験不足を補う道具」を必ず持つ。軽さや値段より、汎用性と信頼性で選ぶのが失敗しないコツです。

(2026年11月2日更新:始め方の手順・最初の山の選び方・11月の日の短さと冬の入口の注意・登山計画書の出し方を加え、紹介商品をメーカー公式の値で確かめ直しました)

山を始めようと思った時、まず悩むのが道具選びです。最近は軽量なものや多機能なものが溢れていますが、大切なのは「今の自分に何が必要か」を正しく判断することです。

この記事では、登山初心者が最初の1回を安全に楽しむための手順を、道具・山選び・季節・計画の順に整理します。道具ごとの詳しい選び方は、それぞれの専門記事にリンクしているので、気になるところから読み進めてください。

登山初心者の始め方|最初の1回までの5ステップ

いきなり道具を全部買う必要はありません。次の順番で進めると、むだな出費と危ない思いを減らせます。

  1. 行きたい山を決める:まずは整備された登山道と下山の選択肢(ケーブルカー・バス・並走する道)がある低山を選びます。山が決まると、必要な道具も決まります。
  2. 三種の神器をそろえる:登山靴・ザック・レインウェアの3つは、普段使いの物で代わりにしにくい道具です。ここから先にそろえます。
  3. 服装を「重ね着」で考える:綿の服を避け、汗を逃がす肌着・保温する中間着・風雨を防ぐ上着の3層で組み立てます。
  4. 持ち物をチェックリストで確認する:ヘッドライト・地図アプリとモバイルバッテリー・ファーストエイド・水と行動食など、日帰りでも必須の物をそろえます。
  5. 計画を立てて共有する:コースと時間、下山の目安時刻を決め、家族に伝え、登山計画書(登山届)を出します。日没の時刻も必ず確認します。

はじめての山行は、経験のある友人やガイドツアーと一緒に行くと、歩き方や休憩の取り方を実地で覚えられます。ひとりで行く場合は、とくに人の多い山・人の多い時間帯を選びましょう。

初心者と上級者の違いを理解する

なぜ初心者の装備は、上級者と同じでなくて良いのか。あるいは、なぜ初心者にこそしっかりとした装備が必要なのかを整理してみました。

登山を始める初心者

  • 登山の目的:初心者の視点 無事に帰ることと「楽しむこと」 / 上級者の視点 目的の完遂とプロセスの最適化(例:難しいルートの攻略、今まで行ったことがないプラン)
  • 装備の選び方:初心者の視点 汎用性・信頼性・使いやすさ / 上級者の視点 軽量化・特化型・バックアップの保持
  • リスクへの対応:初心者の視点 知識不足を装備のスペックで補う / 上級者の視点 経験に基づき、状況に応じた装備の引き算
  • 歩行スタイル:初心者の視点 指示通りのコースタイムを維持する / 上級者の視点 天候や体調に合わせ、ペースを自在に操る

登山道を歩く登山者

私が初心者に「これだけは持ってほしい」と勧める道具は、すべて「経験や体力の不足をカバーするためのもの」です。上級者は経験でリスクを回避できますが、初心者は道具の機能に頼ることで安全を確保します。ここを履き違えて形から軽量化などを進めてしまうと、トラブルに対処できなくなるため注意が必要です。

登山初心者の道具の選び方|最初にそろえる三種の神器

登山の「三種の神器」と呼ばれるのが、登山靴・ザック(リュック)・レインウェアです。どれも山の安全に直結し、スニーカーや通勤用リュック、コンビニの傘では代わりになりません。選ぶときの基準は次の5つです。

  • 季節:いつ・どの山に行くか。11月以降の低山は、夏と同じ装備では寒さに対応できません。
  • サイズ:靴は足の長さだけでなく幅と甲の高さ、ザックは背中の長さで合わせます。必ず試着・試し背負いを。
  • 素材:汗で冷えない化繊やウール。綿(コットン)は乾きにくく体を冷やします。
  • 重さ:初心者は「最軽量」より、しっかりした作りと扱いやすさを優先します。
  • 価格の目安:三種の神器にはお金をかけ、ほかの小物は手持ちの物や手頃な物で始めるのが現実的です。

よくある失敗

  • 見た目で靴を選び、下りでつま先が当たって爪を痛める。
  • 大きすぎるザックを買って荷物が揺れ、かえって疲れる。
  • レインウェアの代わりにウィンドブレーカーやポンチョで済ませ、雨と風で体が冷える。
  • 綿のTシャツとジーンズで登り、汗冷えで休憩中に震える。

登山靴:最初に買うならミッドカットの防水タイプ

初心者の1足目は、足首まわりを支えるミッドカットで、防水透湿の素材を使ったトレッキングシューズが扱いやすいです。舗装路用のスニーカーは靴底が滑りやすく、ぬかるみや落ち葉の積もった11月の登山道では足首をひねりやすくなります。試着は夕方、登山用の厚手の靴下を履いて行い、つま先に指1本ぶんほどの余裕があるかを確かめましょう。

メーカー別の特徴と1足目のおすすめは登山靴の選び方とおすすめで詳しく比べています。靴と同じくらい大事な靴下は登山用靴下の選び方を参考にしてください。

ザック:日帰りなら20〜30L

日帰りの低山なら20〜30Lが目安です(詳しくは後半の「ザックの選び方と収納」で解説します)。背中に当たる面がしっかりしていて、胸と腰のベルトで体に固定できる物を選びます。容量別・用途別の比較は登山リュック・ザックの選び方とおすすめへ。

はじめての1つとして、山旅ショップでは雑誌ランドネとのコラボ名を冠した日帰り用ザックも扱っています。日帰りの容量帯で、最初の1つを探している方は候補に入れてみてください。

レインウェア:上下セパレートで防水透湿のもの

登山用レインウェア

レインウェア(上下)は、雨が降らなくても必ず持ちます。風を遮る力が強いため、休憩中の冷えを防ぐ「防風着」として最も信頼できる道具です。上下に分かれたセパレートタイプで、防水透湿素材を使ったものを選びます。傘やポンチョは、風の強い稜線や岩場で両手が使えず危険です。

素材や価格帯ごとの違いは登山用レインウェアの選び方とおすすめ、パンツ単体ならレインパンツの選び方で解説しています。

服装:3層の重ね着で考える

登山の服装は「ベースレイヤー(肌着)」「ミドルレイヤー(中間着)」「アウター(上着)」の3層を、暑さ寒さに合わせて脱ぎ着するのが基本です。気温別の組み合わせは登山の服装(気温別)に、冬の低山は冬の登山の服装にまとめています。肌着はベースレイヤー・インナーの選び方、ズボンは登山パンツ・ズボンの選び方も参考にしてください。

ウィンドブレーカー

ウィンドブレーカー: レインウェアはメンブレンが入っているのでウェア内が蒸れて汗をかきやすい状況が生まれてしまいます。行動中に防寒するためのアイテムとしてウィンドブレーカーは持っていくことをお勧めします。この時レインジャケット兼ウィンドブレーカーとするのではなく、レインジャケットはエマージェンシーアイテムとしても考えるべきなので、耐候性が高いものを選ぶというように分けて考えるようにしてください。詳しくはウインドブレーカーの選び方へ。

ミドルレイヤー

ミドルレイヤー:ウィンドブレーカーやレインジャケットと組み合わせて高い保温力を作り出すことができるアルファダイレクトやオクタのジャケットが1つあると便利です。これらの素材を使ったジャケットは、単体で通気性が高いので、行動着としても使えます。脱ぎ着ができるようにフルジップタイプを選ぶようにしましょう。中間着の比べ方はミドルレイヤーの選び方で解説しています。

日帰り登山に必須の持ち物リストと「なぜ必要か」

着用するもの(靴や服)以外で、ザックに入れておくべき道具を網羅します。印刷して使えるチェックリストは登山の持ち物チェックリストにまとめています。

ナビゲーションと照明

登山地図アプリの画面

スマートフォンと登山地図アプリ: 現在地を正確に知るための最も身近な道具です。出発前に地図をダウンロードしておけば、電波の届かない場所でも現在地を確認できます。アプリの比べ方は登山アプリ・地図の選び方へ。

モバイルバッテリー

モバイルバッテリー:必ずスマホ1回分以上の容量を持ってください。寒い時期はバッテリーの減りが早くなるので、体に近いポケットや保温ケースに入れておくと安心です。登山向きの選び方は登山用モバイルバッテリーの選び方で詳しく紹介しています。

スマホやバッテリー、防寒着など濡らしたくない物は、防水のドライバッグにまとめておくと雨の日も安心です。

ヘッドランプ

ヘッドランプ(予備電池含む): 日帰りであっても必須です。道に迷ったり怪我をしたりして下山が数時間遅れるだけで、山は真っ暗になります。スマホのライトは片手が塞がり、電池もすぐ切れるため、必ず頭に付けるランプを用意してください。出かける日の日没時間も確認しておきましょう。明るさや電池の種類の比べ方は登山用ヘッドライトの選び方とおすすめへ。

紙の地図とコンパス

紙の地図とコンパス: デジタル機器の故障や電池切れに備えるためのバックアップです。

安全と健康を守る道具

ファーストエイドキット

ファーストエイドキット: 絆創膏、消毒液、包帯、テーピング、鎮痛剤などをセットにします。山では自分で処置をするのが基本です。中身の考え方は登山の救急セットで紹介しています。山旅ショップでは、中身をまとめたキットと、自分で中身をそろえる人向けのポーチを扱っています。

ホイッスル: 動けなくなった時に、声よりも少ない力で遠くまで音を届けられます。ザックのショルダーベルトなど、すぐ手が届く場所に付けておきましょう。

サングラスと日焼け止め

日焼け止め・サングラス: 山の紫外線は強く、目や肌へのダメージは著しく体力を削ります。サングラスの選び方は登山用サングラスの選び方へ。

虫除けスプレー

虫除けスプレー: 4月から夏にかけてはアブやブヨ、ハチが活動します。イカリジンやハッカ油などの虫除けスプレーを準備しましょう。市販のものでも構いません。おすすめは以前紹介した、簡単に自作が可能な登山にお勧めの虫除けスプレーです。

携帯トイレとゴミ袋

携帯トイレ・ゴミ袋: 環境を守るマナーであると同時に、近くにトイレがない状況での「万が一」に備えます。

ツェルト

軽量ツェルト: 日帰りであっても、不測の事態で一晩を明かす可能性を考慮します。単なる緊急用シートではなく、設営して「空間」を作れるツェルトは、防風・防雨性能において圧倒的な優位性があります。特に登山者が少なく初めていく山の場合は装備に加えることを考慮しましょう。

手袋・帽子・タオル

トレッキンググローブ

トレッキンググローブ・レイングローブ: 岩や木を掴む際の保護だけでなく、雨で手が濡れて冷えるのを防ぐためのレイングローブも重要です。素材や季節ごとの選び方は登山用手袋・グローブの選び方へ。山旅ショップでは、PUROMONTE(プロモンテ)のトレッキンググローブを扱っています。

登山用の帽子

キャップやハット(帽子): 日差しを遮り、頭部を保護します。紫外線が頭皮にあたるだけでも体力は奪われます。また首の日焼けを守るサンシェードもおすすめです。帽子全体の選び方は登山の帽子の選び方で紹介しています。

タオル

タオル: 汗を拭うだけでなく、首に巻いて保温したり、怪我の際の包帯代わりにもなります。

水分と食事の道具

登山用の水筒

水筒(ボトル):登山中に水が補給することができるかにもよりますし、汗っかきであるかなどにもよるので、水の量は時と場合、そして人それぞれになりますが、おおよそ日帰り登山であれば 1.5L〜2Lを目安にします。予備の水を持ち歩くためのソフトボトル、水を口に運ぶための水筒を持っていきましょう。寒いことが想定できる時は保温ボトルにお湯を入れて持っていくと、体を温めることができます。保温ボトルを含む選び方は登山用水筒・ボトルの選び方へ。

ガスストーブ・クッカー・ライター

ガスストーブとクッカー

山で温かいものを食べると、疲労回復が早まります。バーナーの電子着火は高所で壊れやすいため、必ず予備のライター(電子式でないもの)を持ってください。固形燃料やアルコールストーブなどもありますが、初心者の方はガスストーブが扱いやすいです。上級者になってもガスストーブは使うことになると思います。道具の選び方は登山用バーナーの選び方と登山クッカーの選び方で紹介しています。

行動食

行動食(エネルギー補給): チョコレート、ナッツなど。お腹が空く前に少しずつ食べるのが、バテないコツです。糖類はエネルギーにすぐに変化してくれ、脂質はじわじわエネルギーに変わって体力を維持してくれるのでスタミナ切れを防ぐのに糖質と脂質を効率よく摂取すると良いです。おすすめは登山の行動食で紹介しています。

あると楽になる道具:トレッキングポール(ストック)

下りでひざが痛くなりやすい人は、トレッキングポール(ストック)があると足への負担を分散できます。長さの合わせ方や使い方はトレッキングポール・ストックの選び方で解説しています。山旅ショップではカーボン製の軽いポールを扱っています。

初心者におすすめの道具|メーカー公式の値で比較

この記事で紹介している道具のうち、メーカー公式サイトで仕様を確かめられたものと、山旅ショップで扱っているザックを並べました。重さと価格はメーカー公式の表記です(2026年11月2日確認)。山旅ショップの商品の価格・重さは、各商品ページで最新の値を確かめてください。

  • NITECORE NU25 MCT UL:種類 ヘッドランプ / 重さ 47g(バンド・ブラケット込み) / 価格(税込) 販売店で確認 / 特長・初心者に向く理由 最大400ルーメン、700mAhの電池を内蔵しUSB-Cで充電、IP66の防水・防塵。軽く、日帰りの「お守り」として持ちやすい
  • Anker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector):種類 モバイルバッテリー / 重さ 約102g / 価格(税込) 3,990円 / 特長・初心者に向く理由 5,000mAh。USB-C端子が本体と一体なのでケーブルを忘れにくい
  • Rab Veil XP 20:種類 ザック(20L) / 重さ 商品ページで確認 / 価格(税込) 商品ページで確認 / 特長・初心者に向く理由 グリーンシーズンの日帰りに合う容量
  • Rab Syclon XP 30/XP 28ND:種類 ザック(30L/28L) / 重さ 商品ページで確認 / 価格(税込) 商品ページで確認 / 特長・初心者に向く理由 防寒着が増える寒い季節の日帰りに合う容量。28NDは女性向けのモデル
  • 山旅×ランドネ story 25:種類 ザック(日帰り用) / 重さ 商品ページで確認 / 価格(税込) 商品ページで確認 / 特長・初心者に向く理由 日帰り登山向けに作られたザック

ヘッドランプは、明るさよりも「いつもザックに入っていること」が大切です。軽くて充電式のものなら、持っていくのを忘れたり、電池切れに気づかなかったりする失敗を減らせます。充電式でも、予備のバッテリーや予備電池は持ちましょう。

ザックの選び方と収納(パッキング)

これらすべての道具を運ぶのがザックの役割です。

初心者に適した容量:20L〜30L

日帰り登山用ザックの容量

初心者のうちはパッキングが上手くいかなかったり、心配で荷物が増えたりしがちです。だから30Lぐらいあれば・・・と思いがちですが、30Lは寒い季節の日帰り登山で防寒着やエマージェンシーアイテム、雪山の道具を収納する容量で、グリーンシーズンの日帰り登山であれば20〜25Lぐらいがちょうど良いです。しっかりとコンプレッションができ、ザックの中に隙間ができないようにしましょう。荷物がザックの中で揺れてしまうと歩きづらくなってしまいます。

これから冬に向けて始める方は、防寒着が増えるぶん28〜30Lクラスを選ぶと余裕があります。

選び方のポイント

容量やザックのモデルにもよりますが、多くの日帰り登山用のザックの「ウエストベルト(腰ベルト)」は、ザックが体から離れないように使うためのもので腰荷重のために使うものではありません、なので容量が少ないザックは背面長調整が必要ありません。

ザックを選ぶ時は容量が適切であること、しっかりコンプレッションができる事を抑えて、後は個々の好みで、ポケットの位置や素材をチェックしましょう。

パッキングのコツ

  • 軽いものは下、重いものは背中側: 重いものを背中の中心に近い位置に入れると、重心が安定して軽く感じます。
  • すぐに使うものは上やポケットへ: レインウェア、地図、行動食、水などは、ザックを全部開けなくても取り出せる位置に配置します。
  • 防水対策: ザックカバーだけでなく、中身をそれぞれビニール袋や防水のスタッフバッグに入れると、雨が降っても安心です。ドライバックは濡れては困る防寒着などを収納しておくと安心です。上級者になった時もドライバックは使用します。

最初の山の選び方|初心者向けの低山

装備を整える前に、まずは「初心者が安全に歩ける山」の条件を知っておきましょう。

初心者向けの低山

低山の登山道

山頂からの景色

  • エスケープルートがあること: 途中で体調が悪くなったり、天気が崩れたりした時に、すぐに下山できるルート(ケーブルカーやバス、整備された並走路)がある山を選んでください。
  • 具体例: 関東なら高尾山や筑波山、関西なら金剛山や摩耶山などが、道が分かりやすく、万が一の際の撤退路も確保されているため安心です。
  • 登山客が多いこと:ある程度人が多いと、もし何かあったときに救助を要請することができたり、道迷いのリスクも軽減できます。
  • 余裕のあるプランを作成ができること:日帰り登山で無理のない時間帯で帰ってこれるルートがあること。

関東で最初に登りたい山

  • 高尾山:ケーブルカーとリフトがあり、舗装された道から自然の道まで、複数のコースから体力に合わせて選べます。運行状況は高尾登山電鉄の公式発表で確かめてから出かけましょう。
  • 筑波山:ケーブルカーとロープウェイがあり、登りか下りの片方だけ歩く計画も立てられます。山頂付近には岩の多い道もあるので、登山靴で。
  • 日和田山:駅から歩いて登山口に行ける埼玉の低山。短い時間で山頂まで行けるので、最初の1回や装備の試しに向いています。
  • 高尾山に慣れたら、隣の景信山や陣馬山、ケーブルカーのある御岳山、ケーブルカーで途中まで上がれる丹沢の大山へステップアップできます。

関西で最初に登りたい山

  • 金剛山:登山者が多く、道標の整った道が多い山です。冬は山頂付近が凍ることもあるので、季節に合った装備で。
  • 六甲山(摩耶山を含む):街から近く、ケーブルカーやロープウェイなど下山の選択肢があるエリアです。

どの山も、コースごとの所要時間やアクセス、最新の運行情報はそれぞれの山の記事で詳しく紹介しています。地図アプリで計画したコースタイムに、休憩の時間を足して計画を立てましょう。

11月から始める人へ|日の短さと冬の入口の注意

紅葉の低山は登山を始めるのにぴったりの季節ですが、11月は1年でも日が短くなっていく時期です。国立天文台の暦計算室によると、2026年11月の東京の日の入りは次のとおりです。

  • 11月1日:日の出 6:02 / 日の入り 16:46
  • 11月15日:日の出 6:16 / 日の入り 16:35
  • 11月30日:日の出 6:31 / 日の入り 16:28

出典:国立天文台暦計算室「日の出入り@東京 令和8年11月」。山の中は木や尾根の陰になるため、日の入りより早く暗くなります。

  • 早く出て、早く下りる:遅くとも午後の早い時間には下山を終える計画にします。ケーブルカーやバスの最終の時刻も事前に確認しましょう。
  • ヘッドランプは必ず:「日帰りだから」と置いていかないこと。ヘッドライトの選び方も参考に。
  • 防寒着を1枚多く:歩いている時は暑くても、山頂や休憩中は一気に冷えます。登山用ダウンジャケットやフリース、手袋・ニット帽を持ちましょう。
  • 凍結に注意:冬に向かうと、日陰の登山道や北側の斜面が朝夕に凍ることがあります。凍結が予想される山ではチェーンスパイク・軽アイゼンが必要になります。初心者は凍結や積雪のある山を避け、山の最新情報を確認してから出かけましょう。
  • 温かい飲み物:保温ボトルにお湯や温かいお茶を入れていくと、休憩中の冷えを防げます。

寒い季節の頭の保温には、薄手でかさばらないニット帽が1つあると便利です。ニット帽・ビーニーの選び方も参考にしてください。

登山計画書(登山届)と保険

登山計画書は、いつ・誰が・どのコースを歩き、いつ下山する予定かを書いたものです。万が一の時に、捜索の範囲を絞る手がかりになります。家族にも同じ内容を伝えておきましょう。

  • 紙で出す:たとえば警視庁は、管轄の警察署のホームページから用紙を印刷して記入し、警察署へ郵送するか、入山前に交番・駐在所・駅・バス停などにある登山届ポストに入れる方法を案内しています(高尾山系は高尾署の管轄)。
  • オンラインで出す:日本山岳ガイド協会が運営する「山と自然ネットワーク コンパス」で登録できます。下山や中止のときは、登録の解除(下山の連絡)を忘れないようにしましょう。
  • 県によって出し方が違う:山梨県警察のように、コンパスのほかメールやファクスで受け付けている県もあります。登る山のある都道府県警察のページで確かめてください。

出典:警視庁「登山届」/山梨県警察「コンパス、登山計画書の提出方法」

山岳保険は、遭難時の捜索・救助の費用やけがの治療費に備えるものです。ふだん入っている傷害保険が登山中のけがや捜索費用を対象にしているかは商品によって違うので、契約内容を確かめ、足りなければ登山向けの保険を検討しましょう。

よくある質問

登山初心者は何から始めればいいですか?

まず行きたい低山を決め、その山に合わせて登山靴・ザック・レインウェアの三種の神器をそろえるのがおすすめです。はじめは経験者と一緒か、人の多い山・人の多い時間帯を選び、短めのコースから始めましょう。

最初にそろえる道具は何ですか?予算はどれくらい?

最優先は登山靴・ザック・レインウェアです。次にヘッドランプ、モバイルバッテリー、ファーストエイドキット、水筒をそろえます。服は綿を避ければ、手持ちのスポーツウェアから始めても構いません。三種の神器にお金をかけ、ほかは少しずつ買い足すのが無理のない進め方です。

スニーカーで登山してもいいですか?

舗装された道が中心のコースなら歩けることもありますが、土や岩、落ち葉のある道では滑りやすく、足首を支える力も足りません。最初から山を歩くつもりなら、登山靴を用意しましょう。詳しくは登山靴の選び方で解説しています。

初心者がひとりで登山しても大丈夫ですか?

整備された人の多い低山なら、ひとりで歩く人もいます。その場合は、登山計画書を出す・家族に行き先と下山時刻を伝える・ヘッドランプと地図アプリを持つ・明るいうちに下山する、の4つを必ず守ってください。

冬(11月〜)に登山を始めても大丈夫ですか?

凍結や積雪のない低山なら始められます。ただし日が短く、休憩中は冷えるので、早出・早下山と防寒着、ヘッドランプが必須です。凍結や積雪がある山は、チェーンスパイクなどの装備と経験が必要なので、最初の山には選ばないようにしましょう。

まとめ:道具は「山を楽しむための準備」

登山道具を揃えるのは大変かもしれませんが、一つひとつの道具には「安全に、不快な思いをせずに歩く」という明確な理由があります。

初心者のうちは、無理に軽いものや高価なものを探す必要はありません。まずは今回挙げたリストを確認し、自分が歩こうとしている山で、万が一のことがあっても対処できる準備を整えてください。

道具への信頼が深まれば、山歩きはもっと自由で楽しいものになります。紅葉の残る低山や、空気の澄んだ冬晴れの山は、登山を始めるのにぴったりです。日の短さにだけ気をつけて、自分に合った装備をザックに詰め、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

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【前編】

山旅旅チャンネル 登山初心者の道具 前編

【後編】

山旅旅チャンネル 登山初心者の道具 後編

※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。

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出店します

登山道具ブランド「山旅」が各地のイベントに出店します。会場には季節に合わせたおすすめのアイテムを持っていく予定で、実際に手に取って試せます(在庫などの都合で、お持ちできない商品もあります)。

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