この記事の結論:登山用のメリノウールのベースレイヤーは「ウールの混率」と「目付(生地の厚さ)」の2つで選べば外しません。汗を多くかく夏や日帰りはウール30〜50%前後の混紡の薄手、春秋と小屋泊は80%以上の薄手、冬の低山は中厚手、雪山や停滞の長い山行は厚手が目安です。迷ったら「ウール80%台の薄手の長袖」を1枚目にすると、季節をまたいで使い回せます。
(2026年11月6日更新:検索上位の記事と見比べて紹介点数を10点から32点に増やし、すべての価格・重さ・混率をメーカーの日本の公式サイトか日本の正規の販売元の公式ストアで確かめ直しました。メリノの基礎(混率・目付・コアスパン・臭いにくさ・乾き・洗濯・虫食い)を厚くし、10項目の比較、首の形の選び方、ドライレイヤーとの重ね方、外した商品の理由を加えています)
メリノウールは、化繊にはない「臭いにくい」「濡れても冷たく感じにくい」という強みを持つ素材です。一方で、乾きの遅さ、破れやすさ、虫食い、価格の高さといった弱点もあります。強みと弱点の両方を知ってから選ぶと、1枚目から失敗しにくくなります。
この記事では、メリノの仕組みと品質表示の読み方を先に整理し、そのうえで32点を混率の高い順に紹介して、最後に全点を同じ10項目で比べます。化繊やドライレイヤーまで含めてインナー全体から選びたい方は、登山インナー(ベースレイヤー)おすすめ40選もあわせてどうぞ。季節・シーン別の考え方は登山のベースレイヤー完全まとめでまとめています。
メリノウールとは?登山のベースレイヤーに向く4つの理由
メリノウールは、メリノ種の羊からとれる細い羊毛です。登山で選ばれる理由は「臭いにくい」「濡れても冷たく感じにくい」「暑さ寒さの振れ幅をならす」「細いのでチクチクしにくい」の4つです。

理由① 何日か着ても臭いにくい
ウールの繊維は汗のニオイのもとになる成分を取り込みやすく、細菌が増えにくい性質があると言われています。化繊の防臭加工は1日歩き続けると夕方には気になってくることがありますが、メリノは小屋泊や連泊でも着替えを減らしやすいのが大きな差です。各メーカーも「防臭性」「天然の抗菌性」をメリノの特長として挙げています。
理由② 濡れても冷たく感じにくい
ウールは湿気を繊維の内側に取り込み、吸うときにわずかな熱(吸着熱)を出します。モンベルがスーパーメリノウールを「天然の吸湿発熱素材」と説明しているのはこの性質です。汗をかいても肌に触れる面がベタッと冷たくなりにくく、稜線で風に当たったときの汗冷えを和らげます。ただし「冷えない」わけではありません。大量の汗で生地全体が濡れれば、メリノでも体は冷えます。
理由③ 暑い・寒いの振れ幅をならす
ウールには「クリンプ」と呼ばれる細かな縮れがあり、生地の中に空気の層を作ります。湿気を吸ったり放したりする力(調湿)も高いので、樹林帯の登りで蒸れ、稜線で冷えるという登山特有の振れ幅を1枚でならしてくれます。アイスブレーカーやモンベルが「一年を通して使える」と書いているのはこのためです。
理由④ 細いのでチクチクしにくい
セーターのチクチクの正体は繊維の太さです。太さはマイクロン(µm、1000分の1ミリ)で表し、数字が小さいほど細く、肌に刺さりにくくなります。この記事の商品でも、Ridge Merinoが17.5µm、アクシーズクインが18µm、ミレーが18.5µm、フーディニが19.3µmと公表しています。数字を出しているメーカーは、それだけ肌ざわりに気を配っていると考えてよいでしょう。感じ方には個人差があるので、不安な人は店頭で腕の内側に当ててから選ぶと安心です。
メリノの弱点も先に知っておく|乾き・耐久性・縮み・虫食い・価格
メリノは万能ではありません。弱点は「乾きが化繊より遅い」「薄手は破れやすい」「乾燥機で縮む」「虫に食われる」「高い」の5つで、混率や糸の作りはこの弱点を補うために工夫されています。
- 乾きが遅い:水分を繊維の中に抱え込むので、汗の量が多いと化繊より乾くのに時間がかかります。夏の高発汗には混紡やメッシュ構造が向きます。
- 薄手は破れやすい:ファイントラックは「軽量化のため生地は繊細なニット素材」で、摩擦や引っかけ、硬い物との接触で傷みやすいと案内しています。ザックのショルダーや岩との擦れには注意が必要です。
- 縮む:多くのメリノ製品はタンブル乾燥(乾燥機)が不可です。ファイントラックは「タンブラー乾燥は大きく縮む」と注意しています。
- 虫食い:山と道はメリノウールが虫食いや摩耗で穴があきやすいとして、定期的な洗濯と防虫対策を勧めています。モンベルも保管時に防虫剤を入れるよう案内しています。
- 価格:今回の32点は6,600円〜23,100円で、同じ厚さの化繊より高めです。
混率で性格が変わる|ウール100%から30%台まで5つのタイプ
同じメリノでも、ウールが何%入っているかで別物になります。ウールが多いほど消臭と保温と調湿が強くなり、少ないほど乾きの速さと丈夫さが上がります。

- ウール100%:消臭・保温・調湿がいちばん強いタイプ。乾きは遅めで、薄手は生地が傷みやすい。冬、停滞の多い山行、連泊に。
- ウール80〜92%:ウールらしさを残しつつ、ナイロンやポリエステルで丈夫さを足したタイプ。春秋の日帰りから小屋泊、冬のいちばん内側まで守備範囲が広い。
- ウール60〜79%:乾きと消臭の中間。ワッフル編みやグリッド構造など、編み方で性格を作り込んだ製品が多いゾーン。
- ウール50%前後:消臭はしっかり残しつつ、化繊の速乾が効いてくるタイプ。汗をよくかく人の夏〜3シーズンに。
- ウール30%台:動きはほぼ化繊で、ウールは消臭と肌ざわりの味付け役。夏の高発汗、冬に動き続ける山行の1枚目に。
混ぜる相手でも変わる|ナイロン・ポリエステル・リヨセル・ポリプロピレン
混率と同じくらい大事なのが「何と混ぜているか」です。ナイロンは主に丈夫さ(破れにくさ)、ポリエステルは主に速乾、リヨセル(テンセル)は木材由来の再生繊維で、しっとりした肌ざわりと吸放湿性が特長です。ティートンブロスのMOBウールのように、肌側に水をはじくポリプロピレンを編み込んで汗を肌から遠ざける作りもあります。同じ「ウール50%」でも、マムートのツリーウール(相手はリヨセル)と山旅のアクティブメリノ(相手はポリエステル)では着心地がかなり違います。
目付(g/m²)と重さの読み方|「150」「200」「260」の意味
メリノ製品の「150」「200」「260」といった数字は、多くの場合「目付(めつけ)」=生地1平方メートルあたりの重さで、そのまま厚さの目安になります。
目付の目安は150前後が薄手、200前後が中厚手、250以上が厚手
150前後(アイスブレーカー150、スマートウールのクラシックオールシーズン、山と道のLight Merino)は、夏の行動着か、冬のいちばん内側の1枚目。200前後(アイスブレーカーの200オアシス、ウールパワーの200)は単体でも重ね着でも使える中厚手。250以上(スマートウールのクラシックサーマル250、アイスブレーカーの260)は動かない時間が長い冬の山行向けです。アクシーズクインの120g/m²のように、150より軽い生地もあります。
目付と「製品の重さ」は別物
目付は生地の重さ、製品の重さ(g)は袖丈や身幅を含めた1着の重さです。同じ目付でも、半袖か長袖か、ジップがあるか、サイズはどれかで重さは大きく変わります。たとえば山と道の100% Light Merino Long Sleeveは、XSが148g、XLが212gで、同じ製品でも約43%の差があります(計算値)。メーカーによって「平均重量」(モンベル)、「Mサイズ」(スマートウール・ティートンブロス・STATIC)、サイズを書かない表記(ファイントラック・マムートなど)と基準がそろっていないので、比べるときはどのサイズの重さかを確かめてください。
コアスパン・ラップ糸とは|メリノの「破れやすさ」を補う糸の作り
メリノの弱点である破れやすさを補うために、各社は糸の段階で化繊を組み込んでいます。品質表示の混率だけでなく「どう組み合わせているか」を見ると、丈夫さの見当がつきます。
- コアスパン(芯入り糸):ナイロンなどの化繊を芯にして、その周りをメリノで覆った糸です。肌に触れるのはウール、強さを受け持つのは芯という分担になります。スマートウールは「コアスパンテクノロジーにより31%耐久性が向上」と説明し、Ridge Merinoも「ナイロンコア」の糸を使っています。
- ウールで包む・巻く:STATICのバーブ グリッドは「ポリエステル糸をウール繊維で包んだ」NIKKE AXIOという素材、フォージ ウールはウール糸の周りに極細ナイロン糸を巻く「Titan Spun」という糸を使っています。
- 糸の紡ぎ方を変える:アクシーズクインが使うNUYARNは、一般的なリングスパン糸の生地と比べて耐摩耗性が8.8倍などとメーカーが公表している糸です。
- 化繊と混ぜて編む:ファイントラックのメリノスピン、モンベルのメリノウールプラスのように、ウールとポリエステルを混ぜたり、肌側にポリエステルを配した2層の編み地にしたりする方法もあります。
ウール100%は肌ざわりと消臭が最大になる代わりに、こうした補強がありません。ザックの擦れが多い縦走や、岩場の多いルートで長く使いたいなら、芯入りや混紡を選ぶほうが生地は長持ちしやすくなります。
臭いにくさと乾きの速さは、どこまで期待していい?
臭いにくさは「ウールの量」と「加工」の両方で決まり、乾きの速さは「化繊の割合」と「編み方」で決まります。両方を最大にすることはできないので、どちらを優先するかで混率を選びます。
臭いについては、ウール100%やウール80%以上がいちばん強く、ウール30%台でもウールが入っている分だけ化繊単体より有利です。ファイントラックのメリノスピンは、ウールの抗菌・消臭機能をさらに強化する加工をして「繰り返し洗濯しても消臭効果が続く」と説明しています。防臭が素材そのものの性質なのか、加工によるものなのかは、商品ページの説明で見分けられます。
乾きについては、化繊の割合が多いほど、またメッシュや凹凸のある編み地ほど速くなります。山旅のバックメッシュは背中と脇だけを乾きの早いメッシュにし、STATICのバーブ グリッドは凹凸面で肌に触れる面積を減らし、ティートンブロスのMOBウールは肌側に水をはじく糸を編み込んでいます。混率だけでなく、構造でも乾きは変わります。
洗濯・乾燥・保管・虫食い対策|長持ちさせる基本
メリノは「洗濯ネット・30℃以下・弱い水流・中性洗剤・漂白剤と柔軟剤は使わない・日陰で干す」が基本です。いちばん縮みやすいのは乾燥機なので、乾燥機が使えるかどうかは買う前に確認してください。

- 洗い方:モンベルのスーパーメリノウールは液温30℃まで、洗濯機の非常に弱いコースで洗えます。ティートンブロスのMOBウールは30℃以下の水で裏返して手洗い、STATICは手洗いか洗濯ネットに入れたおしゃれ着コースと、製品ごとに条件が違います。
- 乾燥機:アイスブレーカーは「乾燥機は縮みの原因になるため使用不可」、モンベルやファイントラックもタンブル乾燥不可です。例外が山と道の100% Light Merino Long Sleeveで、低温コース(上限60℃)なら乾燥機を使えます(低温乾燥で着丈が1〜2cm縮むことがあり、洗って吊り干しすると戻るとされています)。
- 干し方:日陰のつり干しが基本。重みで伸びやすい厚手は、平干しを指定している製品もあります。
- 保管と虫食い:しまう前に一度洗って汗や皮脂を落とし、防虫剤を入れて湿気の少ない場所に。オフシーズンにしまいっぱなしにすると虫食いの穴があきやすくなります。
- 色移り:山と道やモンベルは、濡れた状態で白や淡色の衣類に色移りすることがあると注意しています。
失敗しないメリノベースレイヤーの選び方|混率・厚さ・形・重ね方
選ぶ順番は「季節と汗の量で混率と目付を決める」→「メッシュの有無と首の形を決める」→「ドライレイヤーと重ねるかを決める」の3段階です。
ポイント① 季節と汗の量で、混率と目付を決める

汗かきで夏も歩き続けるなら、ウール30〜50%前後の薄手かメッシュ入り。春から秋まで1枚で通したいなら、ウール80%台の薄手(目付150前後)。冬の低山は中厚手(200前後)、雪山や停滞が長い山行は厚手(250以上)。極端な選び方をすると使える季節が狭くなるので、迷ったら真ん中が安全です。
ポイント② メッシュの「有無」と「場所」を見る

メリノは湿気には強い反面、汗の量が多いと乾きが追いつきません。それを補うのがメッシュです。全面メッシュは涼しさが最大になる分、保温は控えめ。背中と脇だけのメッシュは、ザックでいちばん蒸れる背中だけを処理して、胸やお腹の保温を残すバランス型です。
ポイント③ 首の形で温度調節のしやすさが変わる
- ラウンドネック(クルー):いちばん基本の形。重ね着しやすく、中間着の首元とぶつかりにくい。
- ジップネック(ハーフジップ・1/4ジップ):登りで開けて熱を逃がし、止まったら閉めて首を保温できる。冬の登りで汗をかきやすい人に向く。
- タートルネック:ネックウォーマーなしで首を保温できる代わりに、登りで暑くても開けられない。停滞の多い冬向け。
- フーディ:フードで首の後ろと頭を覆える。夏は日差し、冬は風よけになる。
ポイント④ ドライレイヤーと重ねるかを決める
汗冷えをいちばん減らしたいなら、肌の上に撥水性の薄い「ドライレイヤー」を着て、その上にメリノを重ねる方法があります。肌の汗をドライレイヤーが離し、上のメリノが吸って広げる分担です。ファイントラックはメリノスピンを「ドライレイヤーとの重ね着にも適している」と案内しています。重ねる前提なら、メリノは薄手で十分です。ドライレイヤーの選び方は登山インナーおすすめ40選のドライレイヤーの節で紹介しています。
ポイント⑤ 洗濯のルールを買う前に確かめる
乾燥機が使えるか、手洗い指定か、平干しかは製品ごとに違います。長期の旅や縦走でコインランドリーを使う人には、乾燥機の可否が決定的な差になります。
削っていい所・削ってはいけない所|メリノで考える「安全な軽量化」
メリノの軽量化でいちばん効くのは「着替えの枚数を減らすこと」で、削ってはいけないのは「秋から春の長袖」と「泊まりで着る乾いた1枚」です。
削っていい所:臭いにくいメリノなら、小屋泊1泊2日で替えのTシャツを持たずに済ませる、という軽量化ができます。今回の商品でいえば、替えの1枚は102g(モンベル スーパーメリノウール L.W. Tシャツ)から184g(山と道 100% Light Merino、Mサイズ)なので、その分がそのまま軽くなります(計算値)。夏の日帰りの低山なら、厚手を選ばず薄手か混紡で十分です。
削ってはいけない所:濡れたベースレイヤーで寝ると、メリノでも体は冷えます。テント泊や小屋泊で雨に降られる可能性があるなら、乾いた着替えを1枚、防水袋に入れて持ってください。また、10月〜4月の山で半袖1枚にしてしまうのは危険です。メリノの「冷たく感じにくい」は保温着の代わりにはならないので、季節に合った長袖と防寒着は削らないでください。
軽くしすぎると危ない場面:標高2,000mを超える稜線、秋の雨、晩秋〜早春の低山の日陰と夕方は、薄手1枚では冷えます。ウール30%台の薄手は乾きが速い反面、単体での保温は控えめなので、上に重ねる中間着を必ず持ってください。逆に冬に厚手100%を着て登り続けると、汗をかきすぎて止まったときに冷えます。「厚ければ安全」ではない点に注意してください。
山旅旅の計算値|ウールの正味の量と、1gあたりの価格
公式の重さに混率を掛けると「その1着に入っているウールの量」の目安がわかります。混率が高くても薄手ならウールの量は少なく、混率が低くても重い製品ならウールの量は多くなります(いずれも計算値。重さの基準は製品ごとに違います)。
- ウールがいちばん多い:モンベル スーパーメリノウール EXP.プラス 約236g(256g×92%)、モンベル メリノウールプラスアクション ジップネック 約207g(249g×83%)、山と道 100% Light Merino 184g(Mサイズ、184g×100%)
- 中くらい:ティートンブロス MOB Wool L/S 約163g、スマートウール クラシックオールシーズン 約150g、フーディニ アクティビスト 約145g、モンベル M.W. 約140g
- 少なめ:マムート ツリーウール Tシャツ 約62g、ファイントラック メリノスピンサーモ 約63g、ファイントラック メリノスピンライト 約43g
1gあたりの価格(価格÷重さ)で見ると、モンベルのメリノウールプラスライトT(約45円/g)、スーパーメリノウール EXP.プラス(約47円/g)、M.W.(約53円/g)が安く、アクシーズクイン クレアーレ メリノ LS 120(約122円/g)、マムート ツリーウール Tシャツ(約107円/g)、スマートウール メリノショートスリーブティー(約103円/g)が高めです(計算値)。軽く薄い製品ほど1gあたりは高くなる傾向があり、「1gでも軽く」を求めるほど値段は上がります。
読み方のコツは、ウールの量が多い=暖かい・臭いにくい方向、少ない=乾きやすい・軽い方向、と考えることです。ただし保温力は編み方(ワッフル、グリッド、2層構造)でも大きく変わるので、あくまで目安として使ってください。
日帰りならこの1枚で足りる?|足りる人・足りない人
日帰りが中心なら、「ウール80%台の薄手の長袖」か「ウール50%前後の半袖」の1枚で、ほとんどの季節は回せます。
- 夏の日帰り(〜標高1,500m):ウール30〜50%前後の半袖かメッシュ入り1枚で足りる。汗の量が多い人ほど化繊寄りに。標高2,000m以上の夏山は、朝夕のために長袖か薄手の中間着を足す。
- 春・秋の日帰り:ウール80%台の薄手長袖1枚で足りる人が多い。風が強い日、雨の日、日の短い時期は、中間着を必ず足す。
- 冬の低山の日帰り:中厚手(200前後)1枚で足りるのは、登りが中心で休憩が短い人。山頂で長く休む、写真を撮る、寒がりの人は厚手か、薄手+中間着の組み合わせに。
- 雪山の日帰り:ベースレイヤー1枚で完結させない。ジップ付きの中厚手〜厚手に、中間着とシェルを組み合わせる前提で選ぶ。
1枚で足りないのは、泊まりの山行(着替えか予備が必要)と、汗の量が極端に多い人(ドライレイヤーとの重ね着か、化繊寄りの混紡が向く)です。
作り手の目線|お店とタグで確かめたい6つの所
山旅旅はベトナム・中国の工場で自社の登山用品を作っています。作る側から見て、メリノ製品を選ぶときに確かめてほしいのは次の6つです。
- 混率は「どの部位」の値か:メッシュや脇のパネルに別の生地を使っている製品は、本体と部位で混率が違います。山旅のバックメッシュは本体と背中・脇のメッシュで、ティートンブロスのMOB ハイブリッドは体幹と腕・脇で、それぞれ別の混率が書かれています。
- 重さはどのサイズの値か:先に書いたとおり、平均重量・Mサイズ・表記なしが混在しています。比べるときは基準をそろえてください。
- 輸入サイズかどうか:アイスブレーカーは「日本国内サイズよりも1サイズほど大きめ」、ミレーはEUROサイズ表記(SがJAPANのM相当)、ウールパワーはユニセックスで女性は1サイズ小さめを推奨しています。マムートのツリーウールのように、日本人体型向けのアジアンフィット(AF)を別に用意している製品もあります。
- 縫い目の位置と形:肩の上に縫い目があると、ザックのショルダーが当たって擦れます。アイスブレーカーの260オアシスは肩の縫い目を前後にずらし、スマートウールは肩の頂上と脇の縫い目をなくしています。縫い目が平らなフラットシーマ(フラットロック)かどうかも、肌当たりに効きます。
- 裾の長さ:後ろ身頃が長い「ロングテール」「ドロップテール」は、ザックを背負ったりかがんだりしたときに背中が出にくくなります。
- 防縮加工の有無:ファイントラックのメリノスピンは、あえて縮み防止加工をしていない「未防縮」のメリノを使っています。モンベルのメリノウールプラスは防縮加工済みです。未防縮は風合いを残せる一方で縮みやすいので、洗濯表示をよく読んでください。
登山用メリノウールベースレイヤーおすすめ32選(混率の高い順)
ここからは32点を、ウールの混率が高い順に紹介します。価格(税込)・重さ・混率は2026年11月6日時点のメーカーの日本の公式サイト、または日本の正規の販売元の公式ストア(山旅旅の商品は山旅ショップ)に掲載されている値です。重さの基準(平均重量・Mサイズなど)は製品ごとに書いています。
【ウール100%】消臭と保温をいちばん強く効かせたい人へ(7点)
ウール100%は、臭いにくさ・保温・調湿が最大です。薄手は夏の行動着や冬の1枚目、厚手は冬の停滞向けと、目付で使い分けます。
アイスブレーカー メリノ 150 III ショートスリーブ ティー(メンズ)

ニュージーランドのメリノで知られるアイスブレーカーの、ウール100%の薄手半袖です。公式ではオールシーズン使いやすい薄手生地で、暑いときも寒いときも衣服内を快適に保ち、天然のUVカット効果があると説明しています。以前の同じモデルより身幅が少しゆったりし、オフセットシーム仕様です。
夏でもウール100%の消臭力がほしい人、小屋泊で着替えを減らしたい人に。インポートサイズのため、公式は1サイズダウンをすすめています。
- 素材:ウール100%(メリノウール)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):13,750円(通常価格)
出典:アイスブレーカー公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
アイスブレーカー 150 ショートスリーブ ポケット ティー
同じアイスブレーカーの、目付150g/m²のジャージーで作った半袖です。公式によると襟はメリノのリブ仕様で、胸ポケットにはサングラスを掛けられるグラスホルダーがあります。都市生活からトレッキングまで使える、とされています。
上の150 IIIより日常着寄りの見た目ですが、生地はウール100%・150g/m²と公式で明記されています。ユニセックスで2XS〜XLまであり、XS〜Sは女性向けと案内されています。
- 素材:ウール100%(メリノウール)
- 目付:150g/m²
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):13,750円(通常価格)
出典:アイスブレーカー公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルー(メンズ)
アイスブレーカーの定番、中厚手の長袖クルーネックです。公式では、さまざまなシーズンやシーンで使いやすい中厚手のベースレイヤーで、肌に直接触れてもチクチクしにくいと説明しています。脇下のガセット、フラットシーマー、裾を長くしたドロップテールを備えています。
春秋の小屋泊や冬の低山の1枚目に向く厚さです。このページには目付の数値の記載はありません。
- 素材:ウール100%(メリノウール)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):17,930円
出典:アイスブレーカー公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
アイスブレーカー 260 メリノオアシス LS クルー(メンズ)
ニュージーランド産メリノ100%・目付260g/m²の厚手です。公式によると、スリムなシルエットで保温性を高め、肩の縫い目を前後にずらしてバックパックとの干渉を減らし、ドロップテールで背中の露出を抑えています。
雪山や冷え込みの厳しい冬の山行向け。登り続けると暑くなりやすいので、停滞や休憩が長い山行で真価が出ます。
- 素材:ウール100%(ニュージーランド産メリノウール)
- 目付:260g/m²
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):22,000円
出典:アイスブレーカー公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
アイスブレーカー メリノ 260 テック LS ハーフジップ(メンズ)
ウール100%の厚手に、温度調整しやすいハーフジップを付けたモデルです。公式では、スリムなシルエットで暖かさを保ち、運動に追従するパターンで裾のずり上がりを抑え、素肌の上に1枚で着られると説明しています。秋〜冬、寒い気候向けです。
厚手ほど登りで熱がこもるので、雪山ではジップで首元を開けられる形が扱いやすくなります。洗濯機で洗えますが、乾燥機は使えません。
- 素材:ウール100%(メリノウール)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):23,100円
出典:アイスブレーカー公式ストア(ゴールドウイン)(2026/11/06確認)
山と道 100% Light Merino Long Sleeve

日本のガレージブランド・山と道の、メリノウール100%の薄手長袖です。最大の特長は、乾燥機に対応する寸法安定性を持つ生地を使っていること。低温コース(上限60℃)なら乾燥機にかけられます。メリノ100%でこれは珍しく、長期縦走や旅先でランドリーを使う人には選ぶ理由になります。秋田県で製造されています。
2026年モデルでは、生地にしてから染める「反染め」に染色方法を変えたと公式に書かれています。サイズ別の重さが公開されているのも、比べやすい点です。
- 素材:メリノウール100%
- 目付:150〜160g/m²(公式オンラインショップのページでは145〜155g/m²と表記)
- 重さ:XS 148g/S 168g/M 184g/L 201g/XL 212g
- 価格(税込):15,000円(公式オンラインショップの表示価格)
出典:山と道公式サイト(2026/11/06確認)、山と道公式オンラインショップ(2026/11/06確認)
スマートウール メンズ クラシックサーマルメリノ ベースレイヤークルー

ウール100%・目付250g/m²の厚手です。日本の正規輸入代理店ブルーシープの公式ストアによると、保温性に優れた厚手のメリノ生地を使い、肩の上部の縫い目をなくしてフラットロックシームを採用しています。アウターとしても着られる細かなテクスチャーの生地です。
冬山や雪山、山頂で長く景色を眺める山行など、「止まったときに冷えないこと」を優先する人向け。夏は確実に暑いので、用途を割り切って選ぶ1枚です。
- 素材:ウール100%(メリノウール)
- 目付:250g/m²
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):18,700円
出典:ブルーシープ公式ストア(スマートウール正規輸入代理店)商品一覧(2026/11/06確認)、同 商品ページ(2026/11/06確認)
【ウール80〜92%】ウールらしさと丈夫さを両立させたい人へ(10点)
ウールが主体で、ナイロンやポリエステルを少し混ぜて丈夫さや速乾を足したタイプです。春秋の日帰りから冬のいちばん内側まで、いちばん守備範囲が広いゾーンです。
スマートウール メンズ クラシックオールシーズンメリノベースレイヤー ロングスリーブ
スマートウールの薄手長袖で、一年を通して使えるベースレイヤーです。正規輸入代理店の公式ストアによると、ウール88%・ナイロン12%で、コアスパンテクノロジーにより耐久性が31%向上したとされています。肩の頂上部と脇から縫い目をなくし、ザックのベルト類の当たりを和らげています。
目付150g/m²・170g(Mサイズ)と、3シーズンの1枚目として使いやすい厚さ。「メリノの肌ざわりで、破れにくさもほしい」人に向きます。
- 素材:ウール88%・ナイロン12%(コアスパン)
- 目付:150g/m²
- 重さ:170g(Mサイズ)
- 価格(税込):15,290円
出典:ブルーシープ公式ストア(スマートウール正規輸入代理店)(2026/11/06確認)
スマートウール メンズ メリノショートスリーブティー
同じくコアスパンの糸を使った、スマートウールの薄手半袖です。公式ストアによると、ウール87%・ナイロン13%、重さは133g(Mサイズ)。肩の頂上部と脇に縫い目がない作りは長袖と共通です。
フィットはスリム。夏の小屋泊や、春秋に薄手の長袖シャツと重ねる使い方に向きます。
- 素材:ウール87%・ナイロン13%(コアスパン)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:133g(Mサイズ)
- 価格(税込):13,640円
出典:ブルーシープ公式ストア(スマートウール正規輸入代理店)(2026/11/06確認)
モンベル スーパーメリノウール L.W. Tシャツ Men's

メリノを試すなら、まずここから。ウール85%・ポリエステル15%で6,600円、平均重量102gと、今回の32点でいちばん軽い1枚です。公式では、薄手でも保温性が高く、ストレッチ性があり、一年を通して使えるベースレイヤーと説明しています。
全国のモンベルストアでサイズ感や肌ざわりを確かめてから買えるのも安心材料です。ライトグレーは白いシャツに透けにくいインナーカラーとされています。
- 素材:ウール85%・ポリエステル15%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:102g(平均重量)
- 価格(税込):6,600円
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
モンベル スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツ Men's
上のTシャツと同じ薄手生地の長袖です。公式によると平均重量は128g、価格は7,590円。袖口を斜めに縫って締め付け感を抑える「スパイラル スランテックカフ」を採用しています。
Tシャツとの差は26g・990円(計算値)。春秋の山や冬の1枚目まで使える汎用性を考えると、メリノの1枚目には長袖のこちらがおすすめです。
- 素材:ウール85%・ポリエステル15%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:128g(平均重量)
- 価格(税込):7,590円
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
モンベル スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ Men's

同じ素材の中厚手です。公式によると平均重量は165g、価格は8,800円で、天然の吸湿発熱素材ウールを使い、保温性とストレッチ性に優れるとされています。用途は登山、スノースポーツ、野外観察です。
冬の低山の日帰りに、1枚でちょうどいい厚さ。1gあたり約53円(計算値)と、中厚手のメリノでは手に取りやすい価格です。
- 素材:ウール85%・ポリエステル15%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:165g(平均重量)
- 価格(税込):8,800円
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
モンベル スーパーメリノウール EXP.プラス ラウンドネックシャツ Men's

公式が「モンベルのアンダーウエアの中で最も高い保温性」と説明する極厚手です。ウール92%・ナイロン7%・ポリウレタン1%で、起毛した肌面がデッドエア(動かない空気の層)を保ちます。ロングテール・デザインです。
平均重量256gは今回の32点で最も重く、ウールの正味の量も約236g(計算値)といちばん多い1枚です。行動中は暑すぎることもあるので、テント泊の夜や停滞の多い雪山で真価が出ます。
- 素材:ウール92%・ナイロン7%・ポリウレタン1%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:256g(平均重量)
- 価格(税込):12,100円
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
モンベル メリノウールプラスアクション ジップネック Men's
モンベルのもうひとつのメリノ系統「メリノウールプラス」の、ジップネックの保温タイプです。公式によると、保温性に優れたメリノ生地の肌側に速乾性のポリエステルを加えた2層構造のニット地で、ウールの暖かさを保ちつつ汗を素早く乾かします。あごに当たらないジッパーや、運動時に揺れないスライダーを備えています。
冬はインナーとして、涼しい季節のトレッキングでは1枚で行動着として使えると案内されています。冬の登りで汗をかく人の「温度調節できる1枚」に。
- 素材:ウール83%・ポリエステル17%(2層構造)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:249g(平均重量)
- 価格(税込):12,980円
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
ウールパワー クルーネック ライト
スウェーデンのウールパワーの薄手長袖です。日本の輸入元UPIの公式ストアによると、メリノウール80%・ポリアミド(ナイロン)20%の平織りで、速乾性と消臭効果があり、肌あたりが滑らかです。ラグランスリーブでバックパックと干渉しにくく、後ろ身頃が長めです。
薄手で上着に響きにくく、春秋冬のミドルレイヤーとの組み合わせや夏の高地にも向くとされています。スウェーデン製で、ユニセックス(女性は1サイズ小さめを推奨)です。
- 素材:メリノウール80%・ポリアミド20%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):12,650円
出典:UPI公式オンラインストア(ウールパワー輸入元)(2026/11/06確認)
ティートンブロス MOB Wool L/S
ウール88%・ポリプロピレン12%の「MOB Wool」を使った、厳冬期の汗冷えを防ぐことを重視したベースレイヤーです。公式によると、肌側は水をはじくポリプロピレンのフレーム状の編み地で、汗を素早く肌から遠ざけてウール側に広げます。今季はこのフレームの形をひし形から六角形に変え、保温性と速乾性を高めたとされています。
重さは185g(Mサイズ)。立体裁断とフラットシーマで動きに追従しやすく、ミッドレイヤーやシェルと重ねやすい無地のクルーネックです。2026年秋冬モデル(TB263-68M)も同じ価格で公式に掲載されています。
- 素材:ウール88%・ポリプロピレン12%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:185g(Mサイズ)
- 価格(税込):18,700円
出典:ティートンブロス公式サイト(2026/11/06確認)、同 MOB woolの一覧(2026/11/06確認)
ティートンブロス MOB ハイブリッド L/S

体幹に保温と乾燥を重視したMOB Wool、肩から腕と脇に汗を素早く処理する「Axio 3D」を配置した、部位ごとに素材を変えたベースレイヤーです。公式によると重さは200g(Mサイズ)。単体で着ても熱がこもりにくく、運動強度の高いアクティビティ向けとされています。
体幹の混率はウール88%ですが、腕と脇はウール43%。「どの部位の混率か」を読むと性格がわかる、いい例です。
- 素材:体幹 ウール88%・ポリプロピレン12%/腕・脇 ポリエステル57%・ウール43%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:200g(Mサイズ)
- 価格(税込):18,700円
出典:ティートンブロス公式サイト(2026/11/06確認)
【混率非公表】芯入りの糸で作るミッドウェイト(1点)
混率は公表されていませんが、ナイロンの芯を使った糸の作りが明記されている製品です。
Ridge Merino ナイロンコア・メリノウール・ミッドウェイト・ロングスリーブシャツ
山旅ショップで扱っている他社ブランド、Ridge Merino(リッジメリノ)の中厚手です(山旅旅の自社製品ではありません)。商品ページによると、17.5マイクロンの極細メリノとナイロンの芯(ナイロン・コア)を組み合わせた糸で、シワになりにくく、高い耐久性をねらった作りです。スキー、登山、日常に使える中厚手のベースレイヤーとされています。
コアスパンの考え方で「メリノの肌ざわりと丈夫さ」を両立させたい人に。同じ生地の1/4ジップアップシャツ(18,990円)もあります。
- 素材:メリノウール(17.5マイクロン)×ナイロン・コア(混率は公式記載なし)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):16,990円
出典:山旅ショップ(2026/11/06確認)、山旅ショップ メリノウールベースレイヤー一覧(2026/11/06確認)
【ウール60〜79%】編み方で性格を作り込んだ中間ゾーン(6点)
乾きと消臭の中間で、ワッフル編み、2層構造、テンセルとの混紡など、編み方と相手の素材で個性が出るゾーンです。
モンベル メリノウールプラスライトT Men's
メリノウールにポリエステルを混ぜた薄手のTシャツです。公式によると、ウール78%・ポリエステル22%で、ウールの吸放湿性と防臭性を保ちつつ汗を素早く乾かし、発汗量が多い場面でも肌面をドライに保ちます。防縮加工済みで自宅で洗え、紫外線遮へい率90%以上のUVカットです。
夏の山岳地帯や涼しい季節のトレッキングでは1枚で、冬はインナーとして使えるとされています。6,800円・約45円/g(計算値)と、今回の32点で1gあたりがいちばん安い1枚です。
- 素材:ウール78%・ポリエステル22%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:151g(平均重量)
- 価格(税込):6,800円
出典:モンベル公式サイト(2026/11/06確認)
アクシーズクイン クレアーレ メリノ LS 120 Tee

国内ブランド・アクシーズクインの薄手メリノです。公式によると、18µのオーストラリアメリノを使った「NUYARN」という素材で、目付は120g/m²、重さは134g。一般的なリングスパン糸の生地と比べて、ふくらみ・保温性・通気性が各35%増、速乾性5倍、耐摩耗性8.8倍などの性能を公表しています。
ラグランスリーブ、長めの袖先、前後差をつけた裾など、重ね着とザックを意識した形です。秋口・春先の低山は単体で、紅葉期以降や雪山ではシェルや中間着と組み合わせる想定です。
- 素材:ウール70%・ナイロン30%(NUYARN、18µメリノ)
- 目付:120g/m²
- 重さ:134g(サイズ記載なし)
- 価格(税込):16,280円
出典:アクシーズクイン公式オンラインストア(AQ STORE)(2026/11/06確認)
ミレー ワッフル ウール クルー

18.5µのメリノを70%使った、ワッフル編みのベースレイヤーです。公式によると重さは192g、コンピューター編みのシームレス構造で、立体的で柔らかな質感の編み地です。吸汗速乾性、保温性、ウール由来の抗菌効果をうたっています。ラグランスリーブとサイドのストレッチで動きやすく、袖口にはサムホールがあります。
秋から初春まで着られるとされています。サイズはEURO表記(SがJAPANのM相当)なので、サイズ表の確認は必須です。
- 素材:ウール70%・ナイロン26%・ポリウレタン4%(18.5µメリノ)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:192g(サイズ記載なし)
- 価格(税込):17,600円
出典:ミレー公式サイト(2026/11/06確認)
STATIC フォージ ウール ロングスリーブ(ユニセックス)
日本のブランドSTATIC(スタティック)の、秋冬の登山・縦走・クライミング向けのメリノです。公式オンラインストアによると、ウール糸の周りに極細のナイロン糸を巻いた高耐摩耗の「Titan Spun」紡績糸を使い、メリノの着心地を保ちつつ、ザックや岩との擦れに強くしています。重さは190g(Mサイズ)。
クライミングテストや重いザックを使う登山でも目立つダメージやピリングはなかった、としつつ「繰り返し使うと新品同様とはいかない」とも書いています。購入前に期待値をそろえやすい説明です。
- 素材:メリノウール70%・ナイロン30%(Titan Spun)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:190g(Mサイズ)
- 価格(税込):12,100円(公式オンラインストアの表示価格)
出典:STRIDE LAB公式オンラインストア(STATIC)(2026/11/06確認)
ウールパワー ジップタートルネック 200

胸上までの短いジップが付いた、ウールパワーの中厚手です。輸入元UPIの公式ストアによると、生地はループ状の編み構造に空気を含む「ウルフロッテ 200」で、汗や湿気が肌に直接触れにくい作り。縦方向に縫い目のない丸編みで、後ろ丈が少し長めです。
ジップは換気にも、閉めて首元を暖めるのにも使えます。スウェーデン製・ユニセックスで、重さは公式に記載がありません。
- 素材:メリノウール60%・ポリエステル25%・ポリアミド13%・エラステーン2%
- 目付:公式記載なし(品名の「200」は生地名)
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):16,390円
出典:UPI公式オンラインストア(ウールパワー輸入元)(2026/11/06確認)
フーディニ アクティビスト タートルネック(メンズ)

スウェーデンのフーディニの、メリノとテンセル(リヨセル)を組み合わせたタートルネックです。日本の販売元フルマークスの公式ストアによると、重さは242g、19.3µのメリノウール60%・テンセル40%。身体に沿うスリムフィットと、首元を守るハイカラーが特長です。
ウールの保温と天然の防臭性に、テンセルのなめらかな肌ざわりと汗・湿気の管理を組み合わせています。化繊を使わない組み合わせを選びたい人に。
- 素材:メリノウール60%(19.3µ)・テンセル(リヨセル)40%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:242g(サイズ記載なし)
- 価格(税込):22,000円
出典:フルマークス公式ストア(フーディニ販売元)(2026/11/06確認)
【ウール50%前後】汗をかく人の3シーズンに(6点)
消臭はしっかり残しつつ、化繊やリヨセルの乾きやすさが効いてくるタイプです。汗の量が多い人の夏〜3シーズンに向きます。
山旅 バックメッシュ・アクティブメリノ・Tシャツ

山旅旅の自社製品です。本体をメリノウール50%・ポリエステル50%の生地にして、汗がたまりやすい背中全体と脇だけを、より乾きの早いメッシュにした構造です。公式ページでは、メッシュ部分が汗を素早く広げて汗だまりを作りにくく、肌をドライに保つと説明しています。
ザックでいちばん蒸れる背中にメッシュを置き、胸やお腹には生地を残しているので、全面メッシュより保温側。春から秋まで1枚で回したい人向けです。同じ構造でスリーブレス(10,990円)、ロングスリーブシャツ(14,990円)、ジップアップ・Tシャツ(16,990円)、ジップアップ・ロングスリーブシャツ(18,990円)、フーディ(15,990円)もあります。開発の考え方はバックメッシュ・速乾メリノウール・ジップアップ・Tシャツの紹介記事でもまとめています。
- 素材:本体 メリノウール50%・ポリエステル50%/背中・脇のメッシュ メリノウール50%・ポリエステル47%・ポリエチレン3%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):12,990円
出典:山旅ショップ(山旅旅公式)(2026/11/06確認)、山旅ショップ メリノウールベースレイヤー一覧(2026/11/06確認)
山旅 オールメッシュ・アクティブメリノ・Tシャツ

山旅旅の自社製品です。メリノウールとポリエステルの混紡で、前も後ろも袖も全面をメッシュにしたベースレイヤー兼アンダーウェアです。公式ページでは、メッシュなのに透けにくく、暑い季節や汗をかく場面では1枚で、寒い季節はベースレイヤーの下に着るアンダーウェアとして使えると説明しています。
3系統の中でいちばん涼しい作りで、夏の暑がりな人やペースを上げて歩く人向け。混率は公式ページに記載がありません。スリーブレス(11,990円)とロングスリーブシャツ(15,990円)もあります。この構造の考え方はメッシュ構造ベースレイヤーの解説記事で詳しく書いています。
- 素材:メリノウール・ポリエステル混紡(混率は公式記載なし)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):13,990円
出典:山旅ショップ(山旅旅公式)(2026/11/06確認)
山旅 アクティブメリノ SS ティー

山旅旅の自社製品です。同じアクティブメリノのシリーズで、メッシュを持たないベーシックな半袖です。公式ページでは、メリノウールの消臭効果と保温性、ポリエステルの速乾性と耐久性を備え、チクチク感がない着心地を追求したと説明しています。汗だまりができにくく、濡れると素早く広がる素材とされています。
3系統でメッシュがない分、いちばん保温側。9,900円と、シリーズで唯一1万円を切ります。ゆったりめのSS RELAX ティー(11,990円)もあります。混率は公式ページに記載がありません。
- 素材:メリノウール・ポリエステル混紡(混率は公式記載なし)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):9,900円
出典:山旅ショップ(山旅旅公式)(2026/11/06確認)
アクティブメリノの3系統は「メッシュが多いほど涼しく、少ないほど暖かい」の一本の軸で並んでいます。夏が中心ならオールメッシュ、春から秋まで1枚で回すならバックメッシュ、まず1万円以下で試したい・寒い時期の重ね着にも使いたいならSS ティー、と選んでください。素材の考え方は速乾メリノウールTシャツの解説記事にもまとめています。
マムート ツリー ウール ファーストレイヤー Tシャツ

メリノ50%に対して、残り50%をTENCEL(リヨセル)という木材由来の再生繊維にした、化繊を使わない組み合わせの半袖です。公式によると生地は「Tree Wool」(140g/m²)、重さは124g。薄手のウール生地は吸水速乾性に優れ、手入れがしやすく、オールシーズン着られると案内されています。
メリノの比率は山旅のアクティブメリノと同じ50%なので、「同じ50%で、相手が化繊かリヨセルか」を比べられる1枚です。サイズはEURO表記で、日本人体型向けのアジアンフィット(1017-06680)も公式で展開されています。
- 素材:メリノウール50%・TENCEL(リヨセル)50%
- 目付:140g/m²
- 重さ:124g(サイズ記載なし)
- 価格(税込):13,200円
出典:マムート公式オンラインストア(2026/11/06確認)
マムート ツリーウール ファーストレイヤー ロングスリーブ アジアンフィット
上のTシャツと同じTree Wool(140g/m²)の長袖で、日本人体型向けのアジアンフィットです。公式によると重さは152g、抗菌防臭効果のあるウール素材を使い、上に別のアイテムを重ねて体温を調整する使い方を想定しています。脇下のガゼットで動きやすさを高めています。
リヨセル混のしっとりした肌ざわりを、春秋の長袖で使いたい人に。XS〜XXLとサイズ展開が広いのも特長です。
- 素材:メリノウール50%・TENCEL(リヨセル)50%
- 目付:140g/m²
- 重さ:152g(サイズ記載なし)
- 価格(税込):15,400円
出典:マムート公式オンラインストア(2026/11/06確認)
STATIC バーブ グリッド ロングスリーブ シャツ(ユニセックス)

ポリエステル糸をウール繊維で包んだ「NIKKE AXIO」素材を、グリッド構造に編んだ冬用ベースレイヤーです。公式オンラインストアによると重さは250g(Mサイズ)。凹凸のある面が肌に直接触れにくく発汗後の冷えを抑え、肌側から吸い上げた汗をポリエステル側へ広げて乾きを早めます。生地の製造・縫製とも日本です。
ノンミュールジングウールとリサイクル素材を使い、脱落する繊維はウール主体でマイクロプラスチックの削減に寄与するとしています。ベースにもミッドにも使える厚さで、冬の低山〜雪山向けです。
- 素材:ウール48%・ポリエステル52%(NIKKE AXIO)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:250g(Mサイズ)
- 価格(税込):22,000円(公式オンラインストアの表示価格)
出典:STRIDE LAB公式オンラインストア(STATIC)(2026/11/06確認)
【ウール30%台】動きはほぼ化繊、でも臭いにくい(2点)
乾きの速さを最優先しつつ、ウールで消臭を足したタイプです。汗の量が多い人、冬に動き続ける山行の1枚目に向きます。
ファイントラック メリノスピンライト ロングスリーブ

日本のファイントラックの薄手長袖です。公式によると、縮み防止加工をしていない「未防縮」のメリノウールとポリエステルを組み合わせ、ウールの保温性・調湿性にポリエステルの吸汗速乾性を加えています。抗菌・消臭機能を強化する加工で、繰り返し洗濯しても消臭効果が続くとされています。
重さは115g。薄手のフライス編みでストレッチ性があります。冬は上に重ねる前提の1枚目に。日本製です。
- 素材:ポリエステル63%・ウール37%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:115g(サイズ記載なし)
- 価格(税込):9,933円
出典:ファイントラック公式サイト(2026/11/06確認)
ファイントラック メリノスピンサーモ ロングスリーブ
メリノスピンの保温タイプです。公式によると、2層の袋編み構造で層の間に空気の層を作り、厳冬期を含む冬季の登山、アイスクライミング、BCスキーなどに向いています。重さは180g、日本製です。
ウール35%と少なめですが、袋編みで保温を作っているので、「乾きの速さを残したまま冬に使いたい」人の選択肢になります。ドライレイヤーとの重ね着にも適しているとされています。
- 素材:ポリエステル65%・ウール35%
- 目付:公式記載なし
- 重さ:180g(サイズ記載なし)
- 価格(税込):11,088円
出典:ファイントラック公式サイト(2026/11/06確認)
メリノウールベースレイヤー32点のスペック比較(10項目)
全32点を同じ10項目で並べました。「ウールの正味量」と「1gあたりの価格」は公式の重さ・混率・価格から山旅旅が計算した値です。重さの基準は製品ごとに違うため、参考値として見てください。「得意な季節」は目付・構造・公式の用途説明からの目安です。
アイスブレーカー メリノ 150 III ショートスリーブ ティー
- ウール混率:100%
- 混ぜる相手:なし
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):13,750円
- 形:半袖・クルー
- 得意な季節:夏〜3シーズン
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
アイスブレーカー 150 ショートスリーブ ポケット ティー
- ウール混率:100%
- 混ぜる相手:なし
- 目付:150g/m²
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):13,750円
- 形:半袖・クルー・胸ポケット
- 得意な季節:夏〜3シーズン
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ クルー
- ウール混率:100%
- 混ぜる相手:なし
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):17,930円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:春秋〜冬の低山
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
アイスブレーカー 260 メリノオアシス LS クルー
- ウール混率:100%
- 混ぜる相手:なし
- 目付:260g/m²
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):22,000円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:冬山・雪山
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
アイスブレーカー メリノ 260 テック LS ハーフジップ
- ウール混率:100%
- 混ぜる相手:なし
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):23,100円
- 形:長袖・ハーフジップ
- 得意な季節:冬山・雪山
- 乾燥機:不可
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
山と道 100% Light Merino Long Sleeve
- ウール混率:100%
- 混ぜる相手:なし
- 目付:150〜160g/m²
- 重さ:184g(Mサイズ)
- 価格(税込):15,000円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:3シーズン・冬の1枚目
- 乾燥機:可(低温・上限60℃)
- ウールの正味量(計算値):184g
- 1gあたりの価格(計算値):約82円
スマートウール クラシックサーマルメリノ ベースレイヤークルー
- ウール混率:100%
- 混ぜる相手:なし
- 目付:250g/m²
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):18,700円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:冬山・雪山
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
スマートウール クラシックオールシーズンメリノベースレイヤー ロングスリーブ
- ウール混率:88%
- 混ぜる相手:ナイロン(コアスパン)
- 目付:150g/m²
- 重さ:170g(Mサイズ)
- 価格(税込):15,290円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:3シーズン・冬の1枚目
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約150g
- 1gあたりの価格(計算値):約90円
スマートウール メリノショートスリーブティー
- ウール混率:87%
- 混ぜる相手:ナイロン(コアスパン)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:133g(Mサイズ)
- 価格(税込):13,640円
- 形:半袖・クルー
- 得意な季節:夏〜3シーズン
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約116g
- 1gあたりの価格(計算値):約103円
モンベル スーパーメリノウール L.W. Tシャツ
- ウール混率:85%
- 混ぜる相手:ポリエステル
- 目付:公式記載なし
- 重さ:102g(平均重量)
- 価格(税込):6,600円
- 形:半袖・クルー
- 得意な季節:夏〜3シーズン
- 乾燥機:不可
- ウールの正味量(計算値):約87g
- 1gあたりの価格(計算値):約65円
モンベル スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツ
- ウール混率:85%
- 混ぜる相手:ポリエステル
- 目付:公式記載なし
- 重さ:128g(平均重量)
- 価格(税込):7,590円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:3シーズン・冬の1枚目
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約109g
- 1gあたりの価格(計算値):約59円
モンベル スーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ
- ウール混率:85%
- 混ぜる相手:ポリエステル
- 目付:公式記載なし
- 重さ:165g(平均重量)
- 価格(税込):8,800円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:冬の低山
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約140g
- 1gあたりの価格(計算値):約53円
モンベル スーパーメリノウール EXP.プラス ラウンドネックシャツ
- ウール混率:92%
- 混ぜる相手:ナイロン・ポリウレタン
- 目付:公式記載なし
- 重さ:256g(平均重量)
- 価格(税込):12,100円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:雪山・停滞・テント泊
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約236g
- 1gあたりの価格(計算値):約47円
モンベル メリノウールプラスアクション ジップネック
- ウール混率:83%
- 混ぜる相手:ポリエステル(肌側の2層構造)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:249g(平均重量)
- 価格(税込):12,980円
- 形:長袖・ジップネック
- 得意な季節:冬の低山〜雪山
- 乾燥機:不可
- ウールの正味量(計算値):約207g
- 1gあたりの価格(計算値):約52円
ウールパワー クルーネック ライト
- ウール混率:80%
- 混ぜる相手:ポリアミド
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):12,650円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:3シーズン・冬の1枚目
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
ティートンブロス MOB Wool L/S
- ウール混率:88%
- 混ぜる相手:ポリプロピレン(肌側)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:185g(Mサイズ)
- 価格(税込):18,700円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:冬山・雪山(行動中)
- 乾燥機:不可
- ウールの正味量(計算値):約163g
- 1gあたりの価格(計算値):約101円
ティートンブロス MOB ハイブリッド L/S
- ウール混率:体幹88%/腕・脇43%
- 混ぜる相手:ポリプロピレン/ポリエステル
- 目付:公式記載なし
- 重さ:200g(Mサイズ)
- 価格(税込):18,700円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:冬の高強度の行動
- 乾燥機:不可
- ウールの正味量(計算値):算出不可(部位ごとに混率が違う)
- 1gあたりの価格(計算値):約94円
Ridge Merino ナイロンコア・メリノウール・ミッドウェイト・ロングスリーブシャツ
- ウール混率:公式記載なし
- 混ぜる相手:ナイロン(芯)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):16,990円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:秋冬
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
モンベル メリノウールプラスライトT
- ウール混率:78%
- 混ぜる相手:ポリエステル
- 目付:公式記載なし
- 重さ:151g(平均重量)
- 価格(税込):6,800円
- 形:半袖・クルー
- 得意な季節:夏の山岳地帯〜3シーズン
- 乾燥機:不可
- ウールの正味量(計算値):約118g
- 1gあたりの価格(計算値):約45円
アクシーズクイン クレアーレ メリノ LS 120 Tee
- ウール混率:70%
- 混ぜる相手:ナイロン(NUYARN)
- 目付:120g/m²
- 重さ:134g
- 価格(税込):16,280円
- 形:長袖・クルー・ラグラン
- 得意な季節:春秋の低山・冬の1枚目
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約94g
- 1gあたりの価格(計算値):約122円
ミレー ワッフル ウール クルー
- ウール混率:70%
- 混ぜる相手:ナイロン・ポリウレタン
- 目付:公式記載なし
- 重さ:192g
- 価格(税込):17,600円
- 形:長袖・クルー・サムホール
- 得意な季節:秋〜初春
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約134g
- 1gあたりの価格(計算値):約92円
STATIC フォージ ウール ロングスリーブ
- ウール混率:70%
- 混ぜる相手:ナイロン(Titan Spun)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:190g(Mサイズ)
- 価格(税込):12,100円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:秋冬の登山・縦走
- 乾燥機:不可
- ウールの正味量(計算値):約133g
- 1gあたりの価格(計算値):約64円
ウールパワー ジップタートルネック 200
- ウール混率:60%
- 混ぜる相手:ポリエステル・ポリアミド・エラステーン
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):16,390円
- 形:長袖・ジップタートル
- 得意な季節:冬の低山〜雪山
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
フーディニ アクティビスト タートルネック
- ウール混率:60%
- 混ぜる相手:テンセル(リヨセル)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:242g
- 価格(税込):22,000円
- 形:長袖・タートルネック
- 得意な季節:秋冬
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約145g
- 1gあたりの価格(計算値):約91円
山旅 バックメッシュ・アクティブメリノ・Tシャツ
- ウール混率:50%(本体・メッシュとも)
- 混ぜる相手:ポリエステル(メッシュ部はポリエチレン3%も)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):12,990円
- 形:半袖・クルー・背中と脇メッシュ
- 得意な季節:春〜秋
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
山旅 オールメッシュ・アクティブメリノ・Tシャツ
- ウール混率:公式記載なし
- 混ぜる相手:ポリエステル
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):13,990円
- 形:半袖・クルー・全面メッシュ
- 得意な季節:夏(寒い時期はアンダーウェアとして)
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
山旅 アクティブメリノ SS ティー
- ウール混率:公式記載なし
- 混ぜる相手:ポリエステル
- 目付:公式記載なし
- 重さ:公式記載なし
- 価格(税込):9,900円
- 形:半袖・クルー・メッシュなし
- 得意な季節:3シーズン・秋冬の重ね着
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):算出不可
- 1gあたりの価格(計算値):算出不可
マムート ツリー ウール ファーストレイヤー Tシャツ
- ウール混率:50%
- 混ぜる相手:TENCEL(リヨセル)
- 目付:140g/m²
- 重さ:124g
- 価格(税込):13,200円
- 形:半袖・クルー
- 得意な季節:夏〜3シーズン
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約62g
- 1gあたりの価格(計算値):約107円
マムート ツリーウール ファーストレイヤー ロングスリーブ アジアンフィット
- ウール混率:50%
- 混ぜる相手:TENCEL(リヨセル)
- 目付:140g/m²
- 重さ:152g
- 価格(税込):15,400円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:3シーズン
- 乾燥機:公式記載なし
- ウールの正味量(計算値):約76g
- 1gあたりの価格(計算値):約101円
STATIC バーブ グリッド ロングスリーブ シャツ
- ウール混率:48%
- 混ぜる相手:ポリエステル(NIKKE AXIO)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:250g(Mサイズ)
- 価格(税込):22,000円
- 形:長袖・クルー・グリッド
- 得意な季節:冬の低山〜雪山
- 乾燥機:不可
- ウールの正味量(計算値):約120g
- 1gあたりの価格(計算値):約88円
ファイントラック メリノスピンライト ロングスリーブ
- ウール混率:37%
- 混ぜる相手:ポリエステル
- 目付:公式記載なし
- 重さ:115g
- 価格(税込):9,933円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:夏の高発汗・冬の1枚目
- 乾燥機:不可(大きく縮む)
- ウールの正味量(計算値):約43g
- 1gあたりの価格(計算値):約86円
ファイントラック メリノスピンサーモ ロングスリーブ
- ウール混率:35%
- 混ぜる相手:ポリエステル(2層袋編み)
- 目付:公式記載なし
- 重さ:180g
- 価格(税込):11,088円
- 形:長袖・クルー
- 得意な季節:冬山・雪山(行動中)
- 乾燥機:不可
- ウールの正味量(計算値):約63g
- 1gあたりの価格(計算値):約62円
比べてわかること:重さが公式に出ている中でいちばん軽いのはモンベル スーパーメリノウール L.W. Tシャツ(102g)、いちばん重いのはモンベル スーパーメリノウール EXP.プラス(256g)。いちばん安いのも同じL.W. Tシャツ(6,600円)です。乾燥機が公式に使えるのは山と道 100% Light Merino だけでした。
季節・シーン別の選び分け|この記事からの候補
自分の山行に近い行を見てください。

- 夏の低山・日帰り・トレイルランニング(ウール30〜50%・薄手):山旅 オールメッシュ・アクティブメリノ/ファイントラック メリノスピンライト/マムート ツリーウール Tシャツ
- 夏の縦走・小屋泊(着替えを減らしたい、ウール80〜100%・薄手):モンベル L.W. Tシャツ/スマートウール メリノショートスリーブティー/アイスブレーカー 150
- 春・秋の日帰り(ウール50〜88%・薄手長袖):モンベル L.W. ラウンドネック/スマートウール クラシックオールシーズン/山旅 バックメッシュ(長袖)/アクシーズクイン LS 120
- 冬の低山・日帰り(中厚手):モンベル M.W./アイスブレーカー 200 オアシス/ウールパワー ジップタートルネック 200/STATIC フォージ ウール
- 冬山・雪山で動き続ける(汗処理重視):ティートンブロス MOB Wool/MOB ハイブリッド/ファイントラック メリノスピンサーモ/モンベル メリノウールプラスアクション ジップネック
- 冬山・雪山で停滞が長い(厚手):モンベル EXP.プラス/スマートウール クラシックサーマル/アイスブレーカー 260 オアシス/アイスブレーカー 260 テック ハーフジップ
- 連泊・ロングトレイル(洗濯を楽にしたい):山と道 100% Light Merino(乾燥機可)
後継モデル・新製品と、今回外した商品
2026年秋冬の新しい動きと、検索上位の記事にあって今回入れなかった商品の理由をまとめます。
- 新製品・モデルチェンジ:ティートンブロスのMOB Wool L/Sは2026年秋冬モデル(TB263-68M)が公式に掲載され、肌側のフレームをひし形から六角形に変えたと説明しています。山と道の100% Light Merino Long Sleeveは2026年モデルで染色方法を反染めに変更、アイスブレーカーのメリノ 150 IIIは以前のモデルより身幅を少しゆったりさせています。STATICのバーブ グリッドは2025年秋冬の発売です。
- スマートウール:競合記事にあった「メリノ150」「メリノ250」「PhD ウルトラライト」は、正規輸入代理店の現行の一覧に同じ名前の商品がありませんでした。現行の一覧にある、クラシックオールシーズン(目付150g/m²)とクラシックサーマル(250g/m²)、メリノショートスリーブティーを紹介しています。
- パタゴニア キャプリーン・クール・メリノ(ブレンド/グラフィック):以前のこの記事と競合記事で紹介していましたが、パタゴニアの日本の公式オンラインショップで商品ページを見つけられず、価格と重さを確かめられなかったため外しました。
- フーディニ デソリ ライト クルー:日本の販売元フルマークスの現行のメンズ ベースレイヤー一覧に掲載がなかったため外しました。同じブランドからはアクティビスト タートルネックを紹介しています。
- STATIC ロー LW L/S シャツ:公式オンラインストアで見つけられなかったため外し、同じブランドの現行のメリノ、フォージ ウール ロングスリーブを紹介しています。
- アイベックス ウーリーズ プロ テック クルー:日本の正規代理店の公式サイトを確かめられず、販売ページにも重さの記載がなかったため外しました。
- アクリマ ホットウール クルーネック、バーグハウスのメリノ各種:日本の公式サイト・正規代理店のページを見つけられなかったため外しました。
季節ごとの注意と安全面
メリノは「冷たく感じにくい」素材ですが、保温着や雨具の代わりにはなりません。季節ごとの落とし穴を押さえておいてください。
- 夏:ウール100%の中厚手は暑すぎます。夏は薄手か混紡、メッシュ入りを。標高の高い山では、晴れていても朝夕と稜線の風で冷えるので、長袖か薄手の中間着を足してください。
- 梅雨〜秋の雨:雨で全体が濡れると、メリノでも体温は奪われます。レインウェアを早めに着て、ベースレイヤーを濡らさないことが先です。
- 秋(10〜11月):日が短く、日陰と夕方で一気に冷えます。半袖1枚で出かけず、長袖と中間着を持ってください。
- 冬の低山:登りで汗をかきすぎないよう、歩き出す前に1枚脱いでおくのが基本。ジップ付きなら首元で調整できます。
- 雪山:厚手を着て登り続けると、汗で濡れて止まったときに冷えます。行動中は中厚手、停滞や夜は厚手と、分けて考えると安全です。
- 肌トラブル:チクチクやかゆみを感じたら、無理に着続けず、細い繊維(マイクロン値の小さいもの)や混紡を試してください。
よくある質問
メリノ100%と混紡、結局どっちがいいですか?
行く山で決めてください。止まっている時間が長い、連泊する、寒い時期に行く、という条件が多いほど100%が有利です。汗を多くかく人、日帰り中心の人は混紡のほうが快適に感じやすいはずです。1枚目はウール80%台の薄手長袖、2枚目に用途に合わせて100%か混紡を足す買い方が失敗しにくいです。
メリノは何日くらい臭わずに着られますか?
日数はメーカーも公表しておらず、汗の量や気温で大きく変わるので言い切れません。メリノは化繊より着替えを減らしやすい素材ですが、汗の量が多い人や暑い時期は2日目に気になることもあります。最初は替えを1枚持って、自分の汗の量で試してから減らしてください。
洗濯機で洗えますか?乾燥機は?
ほとんどの製品は、洗濯ネットに入れて30℃以下の弱いコースで洗えます(手洗い指定の製品もあります)。乾燥機は多くの製品で不可で、縮みの原因になります。今回の32点で公式に乾燥機が使えるのは、山と道の100% Light Merino Long Sleeve(低温・上限60℃)だけでした。
虫食いを防ぐにはどうすればいいですか?
しまう前に必ず洗って汗や皮脂を落とし、防虫剤を入れて湿気の少ない場所に保管してください。山と道はメリノが虫食いや摩耗で穴があきやすいとして、定期的な洗濯と防虫対策を勧めています。シーズン中も、着たまま長期間放置しないことが大切です。
化繊のベースレイヤーと、何が違うんですか?
大きな違いは「ニオイ」と「濡れたときの感じ方」です。化繊は乾きが速く価格も抑えられますが、長時間の行動ではニオイが出やすい。メリノは乾きは遅めですが、臭いにくく、湿っても冷たく感じにくい性格です。夏に絞って化繊やドライレイヤーまで比べたい人は、登山インナー(ベースレイヤー)おすすめ40選を参考にしてください。
まとめ
メリノウールのベースレイヤーは、混率と目付の2つで性格が決まります。ウールが多いほど臭いにくく暖かく、少ないほど乾きやすく丈夫。目付150前後は薄手、200前後は中厚手、250以上は厚手です。
そのうえで、糸の作り(コアスパンや芯入り)で丈夫さを、メッシュや編み方で乾きを、首の形で温度調節のしやすさを選びます。迷ったら、モンベル スーパーメリノウール L.W. ラウンドネックシャツやスマートウール クラシックオールシーズンのような「ウール80%台の薄手長袖」を1枚目に。汗をよくかく人は、山旅のバックメッシュ・アクティブメリノやファイントラック メリノスピンライトのような混紡から始めると快適です。
メリノは乾燥機と虫食いに弱い素材です。洗濯表示を確かめ、しまう前に洗って防虫剤を入れる。これだけで長く着られます。
※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。





