登山やアウトドアの現場で役立つウェア選びについて、吉野時男さんにお話を伺いました。夏山テント泊を快適に過ごすための汗対策や防風着の重要性について掘り下げます。
登山中のレイヤリングにおけるベースレイヤーの組み合わせ方から、レインウェアとウィンドブレーカーを明確に使い分ける理由まで、実践的なノウハウをご紹介します。
この記事の要点
- 登山での汗冷えを防ぐには、厚手のウェアを重ねず薄手のレイヤリングで汗処理を優先するのが基本です。
- 夏山では汗をかかないことは難しいため、いかに素早く汗を処理するかが重要になります。
- レインウェアとウィンドブレーカーを別々に分けて考えることで、行動中の快適性が大きく向上します。
- ウィンドブレーカーは急な冷風で熱を奪われないよう、空気の通りにくい防風性の高いモデルが役立ちます。
夏山登山での汗対策とベースレイヤーの選び方
夏山登山におけるウェアの組み合わせや、汗冷えを防ぐためのレイヤリングの考え方について伺いました。
吉野
僕の場合は、基本ショートパンツでノースリーブのベースレイヤーを着て、シャツを着る。シャツは比較的長袖であったり七分袖であったりっていう形で、ちょっと日を避けるっていうこともあるので。
夏場って下手するとじっとしてるだけで汗をかく。そういう状況だと汗をかかないって無理だと思うんですよね。どっちかというと汗処理の方だと思うので。
風が吹いてきて寒いからと厚手のものを着てしまうと、その分汗を吸っちゃうので。吸っちゃった後、処理が大変になっちゃうなという風に思うので、できるだけ薄手のものを僕は身につけるようにはしてます。
ウィンドブレーカーとレインウェアを分ける重要性
雨具と防風着を兼用せず、それぞれ分けて携行することのメリットについて語られました。
柳原
レインジャケットとウィンドブレーカーを別で考えるようにして、非常にいいですね。めちゃくちゃ快適になったなと。
ウィンドブレーカーの通気性と防風性のバランス
ウィンドブレーカーを選ぶ際、どのような性能を重視しているのかを伺いました。
吉野
僕はティトンブロスのロックジャケットっていうやつで、フードなしのタイプで強度があるタイプの生地、かつ防風性というか空気の通りがあんまりないものを持ってってます。
パッと着た時に体の熱を奪わないようにする、もしくは冷たい空気を通さないようにするということになるので、着る時と着ない時のオンとオフの差がかなり出るというものだと思います。
夏の場合、冷たい風が急に吹くということが多いので、僕はどちらかというと空気の通りにくいものを選ぶようにしてます。
エマージェンシーとしての雨具に求める性能
レインウェアをエマージェンシー用として携行する場合の注意点について伺いました。
吉野
生地が薄いと、積極的にいっぱい使うとどうしても擦れて破っちゃうというか、中の防水フィルムを傷つける確率が多くなっちゃうので。薄いものは、あと僕のパッキングの方法でもザックのへりに入れて、出す時も全部ガバガバっと出しちゃうので。
よくある質問
夏山登山で汗冷えを防ぐためのレイヤリングはどうすればいいですか?
風が吹いてきて寒いからと厚手のものを着てしまうと、その分汗を吸っちゃうので、吸っちゃった後ちょっと処理が大変になっちゃうなという風に思うので、できるだけ薄手のものを僕は身につけるようにはしてます。
まとめ
夏山登山では汗を完全にかかないようにすることは難しいため、薄手のベースレイヤーを活用して素早く汗を処理することが大切です。また、防風着とレインウェアを分けて使い、状況に応じて適切に着脱することが山での快適性と安全性を高めるポイントとなります。





