八鬼山(やきやま)は三重県尾鷲市の南にある標高647mの山です。熊野古道伊勢路が山を越えており、巡礼者から「西国一の難所」と呼ばれ、かつては山賊や狼も出たといわれます。尾鷲節にもその険しさが歌われています。道には石畳が多く残り、町石を兼ねた地蔵や巡礼墓碑、三宝荒神堂が並びます。山頂の大石は「ゴトゴト石」と呼ばれ、眺めはあまりききませんが、南側のさくらの森広場からは熊野灘を一望できます。
八鬼山越えは三重県立熊野古道センターからJR三木里駅まで約10km、約5時間です。登りも下りも急で、三木里側は江戸道と明治道に分かれます。石畳は雨の後に滑りやすく、尾鷲は雨の多い土地なので天気を確かめ、暑さの和らぐ秋から春に歩くのが向いています。
出典:山と溪谷オンライン「八鬼山」/観光三重「八鬼山越え(熊野古道伊勢路)」(2026年11月1日確認)




